シェル・シルヴァスタイン の名作「おおきな木」が
あの村上春樹さんの翻訳で新しくなっています。
シェル・シルヴァスタインといえば、絵本「ぼくを探しに」でも有名な
作家ですがこっちの方、知ってたっけ?と思い今回手に取りました。
ちゃんと小さい頃に読んでいました。
この本のタイトルが「おおきな木」だったのね・・・という感じ。
改めて今回再会して、うーん、深い内容に考えさせられました。
解釈なんて十人十色だし、その時々で感じ方が変わるから
これは今日のわたしバージョン。
絵本って、子供のものだけにしておくにはもったいないぐらい
メッセージ性の強い世界だと思います。
あっ、だから感受性の豊かな子供向けだと思うのかな。
原題が“The Giving Tree”であるように
彼女は(Sheと表現されています)常に与え続ける存在として
描かれています。
その木は与えて、与えて、与え続ける。
そこに自我とか私欲の入り込む余地がないほどに。。。
ひるがえって、私はどう??
先日の田中秀夫 先生のセミナーで問われた言葉と呼応する。
人間だもの、欲も感情も小憎らしいほどしっかり存在し
時にはその乗り物の主である私を激しく揺さぶったりもする。
己のことばかりを考えるのではなく
もしすべての人に使命と役割があてがわれているならば
今、何をなすべきか、そしてそれを中心に据えられるか。
読者がなんと思おうとも、私はこの木が自分で
HAPPYと感じているなら、そこに真実があるような気がします。
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世界が愛に包まれますように