魂からみた恋愛・結婚 #3・・・ご相談のあり方 | tablaboyの道日記

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祈りによる世界平和運動、祈り研究をライフワークとし、音楽、散歩が趣味です。音楽に関する記事、スピリチュアリティーに関する記事、祈りに関する記事、随時アップしてゆきますので、楽しんでください(^^♪ 世界人類が平和でありますように

永安先生のところには、たくさんの方がご相談にこられます。事業のこと、就職のこと、家庭のこと、恋愛のこと、結婚のこと、病気のこと・・個人指導をはじめて、もう40年近いんじゃないかと思います。その中で、たくさんの経験をされ、その人に一番ふさわしい答えを探されて、応えておられます。その一こまが、こういう形だと思います。

ご相談のありかた

 恋愛、または結婚について、親御さんか、本人が直接来られるにしても、選んだ相手が、結婚に踏み切るには何か問題があるか、或いは相手の人間性に対して、何か不安を感じるものがあるからこそ、ご相談に来られるのだと思います。親御さんが相談に来られる場合は、そのほとんどが母親です。勿論、親として誰しも、子供の希望通りにさせてあげたい、と思うでしょうけれど、親の目から見て、果たしてうちの子にとって、この人でよいのだろうか、という不安や迷いがあるからこそ、ご相談に来られたのでしょう。                
 或いは、一応は賛成なのだが、因縁生的に見て、相性が善いのか悪いのかを確認したくて、来られる方もいます。いずれにしても私は、
「親御さんとしては、この結婚に対してどう思っていらっしゃいますか。」      
と、まずお聴きします。何故なら、私が結婚しようとする二人の、魂的な相生を観て、善し悪しの答を先に出してしまって、もし、私の答えが、親御さんの意に反するものであったら、私の言葉に親御さんは戸惑うでしょうし、因われてしまいます。
また、もし、親御さんの意に反することを、答えとして言わなければならない場合でも、親御さんの気持を先に知っておけば、言葉の遣いようもあるというものです。
 それは、本人が直接相談に来られた場合も同じで、
 「親御さんは、あなたの結婚に賛成なのですか、それとも反対していらっしやるのですか。」と、必ず聴くことにしています。
 なかには、もうすでに結婚の日取りまで決まって結納もかわしているのに、そのことを伏せて、相談される方もいます。
もし私が、         
 「この結婚は因縁的に観て、悪いご縁だからしないほうがよい。」
と言ったとしたら、どうするつもりなのでしょう。
 一応お話の決まっているものに対しては、余程のものでない限り、私は賛成し、祝福をします。そして、できるだけ因縁の浄化を最小限で乗り越え、二人の結婚が幸せであるようお祈りをいたします。

 例2 手鍋提げても

 「私には好きな男性がいます。どうしてもその人と結婚したいと思って、そのことを両親に打ち明け、一度、彼を両親に引き合わせたんです。ところが後で、両親からものすごく反対されました。彼はとても善い人なんです。どうして駄目なんでしょうか。なんとかならないものでしょうか。」
 縋るような気持で、彼女は私のところにやって来たのでしょう。できたら私の賛成を得て、両親に私から説得してもらいたいと思って、やって来たのかもしれません。
 私は、彼女の差し出す彼の写真を見て、ご両親が強く反対する理由がわかりました。確かに善い人には違いないでしょうが、どこか男性としては線が弱いのです。彼女には気の毒ですが、両親の心配の想いを考えると、そのまま賛成するわけにはゆきません。
 今までにも彼女とは幾度が会っていますし、年令は二十五・六、性格は明るく、確りした女性ですので、何故、両親が反対し、私も賛成できないかの理由を説明しました。
 彼女の魂に比較して、男性の魂が幼いこと。二人の因縁生が引きつけ合って、それが恋愛感情となっていること。だから、結婚してからお互いの因縁生が引き出されてきたときに、彼女自身が苦労を背負わねぱならぬであろうことなど、いろいろと話して聞かせました。
 「でも先生。私たちに因縁生があるとするなら、その因縁を避けないで、受けて立ったほうがよいのではないですか。私はこの人となら、どんな苦労をしてもかまいません。それに、私が彼のことを一生懸命祈って応援したら、彼は変ってきませんか。」
 もっともな言葉です。さすがに頭の回転も早く、私 の話から因縁生のなんたるかもわかったとみえて、突込んだ質問をしてきました。
 「そうですよ・・・あなたのおっしゃるとおりです。因縁生かあるなら、それを避けずに真面に受けて立ち、その問題を乗り越え、そこから何かを体験を通して学ぶことができたら、あなたにとっては、その因縁生は卒業だし、あなたの霊性(人間を生かしている本質的なもの)も、それだけ高くなっていくのですよ。
 しかし因縁生の消し合いというものはヽそう簡単なものではないのですよ。今はあなたが彼を好きになったから、それこそ昔の言葉で『手鍋提げても』と、思っているのでしょう。どんな苦労もこの人のためなら厭いません、などと思っているでしょうけど、肝心の亭主は頼りない、わがままで自分勝手な生きかたをし、うだつがあがらない。そんな人を見ていて、『私はあなたを愛しています。愛しています』などと言っていられるでしょうか。
 こんなはずじゃなかった、あんなに好きで愛していますと言っていたのが、今は諦めと憎しみに変って、いっそのこと別れようか、でも、子供がまだ幼い、仕事を探して生きてゆく自信もない。それを考えると別れるにも別れようがない。因縁生の結びつきには、こんなケースが多いのですよ。それに、因縁生の結びつきとわかったのなら、その因縁生に引き摺られ、再び同じ過ちを繰り返さないようにすることが、知恵というものですよ。
 因縁生というものは、その人の過去世に果し得なかったことや、或いは、愛と調和に惇る行為が、因とな って蓄積されていて、それが縁に触れて結果として、今生に現われたものですから、それを再び同じような形で繰り返していたのでは、そのことによって起ってくる苦しみや悩みごとを、再び新しい因として自分の中に取り込んでしまう、ということになるでしょう。
 自分の中に取り込んだ因、つまり、苦悩のエネルギーは、どこかで出して浄化しなければ、その人をますます不幸にしていきますからね。ですから、それらを修正し、浄化するべく、未来に、或いは生れ変った次の生に、様々な問題となって起ってくるのですよ。
 これが輪廻転生といわれ、生れ変りを繰り返していくことになるのです。
 恋愛結婚がすべてそうだと言うわけではないのですけどね。なかには善いご縁の結びつきもありますけど・・・。」
 「私たちの場合はどうなんでしょう。」
 「善い縁とは言えないから反対しているんですよ。善い結びつきというのはね、魂の大きさが釣合いがとれているのです。」
 「私が一生懸命彼のために祈ったら、彼の魂は大きくなりませんか。」
 「うむ・・・それはちょっと無理ですね。例えば今生で三〇の大きさの魂に生れてきたとしますよ。その人のためにあなたが一生懸命祈ったからといって、その人の魂がすぐに五〇に大きくなる、などというものではないのですよ。魂が大きくなるということは、その人がどれだけ今生での体験を、無駄にせず生かしてきたかによるのです。勿論、あなたが彼のために一生懸命祈れば、その愛と祈りのバイブレーションが、相手の霊性に共鳴を起し、早く目覚めてゆくチャンスをつくることにはなります。しかし、体験を生かすかどうかはあくまでも本人の心構えによるものですからね。それよりも、あなたが彼のために一生懸命祈れば、あなた自身の因縁生が浄化され、あなた自身が変るということなのですよ。あなたが変るということは、あなたがその因縁生に支配されなくなり、覚めた目で、彼とのありかたが考えられてきますから、彼とは無理にも結婚しなくともよい、という心境になるかもしれませんよ。」
 「うーむ・・・わかりました。でも辛いな・・・どうしても駄目なんでしょうかね・・・。」
と、まだ未練が断ち切れません。それも当然でしょう。頭では成る程と理解できても、感情ではまだ納得できないのです。
 「ご両親も私も、あなたの結婚にただ反対しているのではないのですよ。あなたには幸せになってほしいのです。
 年輪を重ねた人の、人を見る目というものは、あなた方若い人の見かたよりも、もっと深い見かたをしているものですよ。苦労させたくない、悲しい思いをさせたくない、という親心があるから反対もするのです。あなたの想いが自由にならないからといって、私の幸せを邪魔するもの、といった目で親御さんを見てはいけませんよ。」
 彼に対する想いを断ち切ることが辛いのでしょう。
彼女の目から涙が溢れ出てきました。
 「それでもなお、あなたが彼と結婚したいのであれば、結婚しなさい。ただし、自分に責任を持つことですよ。どんな問題が起ってきても、それを乗り越えてみせる。その覚悟があればそれこそ、因縁生を見事に生かし、あなたは素晴しく、人間的にも成長するでしょう。結婚するもしないも、決めるのはあなた自身ですからね。」
 「よく考えてみます。ありがとうございました。」
そう言って、彼女は帰ってゆきました。