村上春樹の新作『1Q84』
ずっと感想を書こうと思いながら、書けなかったので
今回は私の見た『1Q84』について書こうと思う。
いきなり総評ですが、近年の作品の中では良い作品だと思う。
近年の作品でありがちだった、ブレが少なくテーマがかなり明確である。
何を書きたいのかよく分からなかった近年の作品よりはずっと良い。
そして新しい事にチャレンジした点を評価したいと思う。
と言うのもモチーフや文章がかなり変わった気がする。
うまく言えないんだけど、昔の軽やかさは姿を消し、
断定的な重みを持った文章やアプローチに姿を変えている。
これは意図的に行った事だと思う。
この文章の変化、テーマの明確化によって『1Q84』は
新しい村上春樹の姿を映し出している。
まあ、細かい事を言えば、文章の統一感が無くて、ちぐはぐさや
展開の速度と噛み合わなかったりしているけれど、それ以上に
この革新的な変化はこの作品においても、作家村上春樹においても
大きな意味を持っていると思う。
しかし何よりこの作品で注目すべき点は終わり方にある。
最後になって急にスピードを上げてドタバタ劇の末、
作品は突然幕を閉じる。
いかにも彼らしい終わり方だと思った。
大きな含みを持たせながら、明確な答えを持たない幕切れ。
不完全燃焼ではあるけれど、彼のこれまでの作品の傾向を考えれば
これは妥当な終わり方と言えるだろう。
そういう意味で、ねじまき鳥のように続編は出ないと思った。
しかし先日、某新聞社の取材で、
続編を執筆している事が明らかになった。
正直言って、複雑な気持ちである。
あれはあれでいかにも村上春樹らしい終わり方だと思ったし、
ねじまき鳥の続編は、少なくとも私にとっては余計な文章が多過ぎた。
いずれにしても私は続編を買ってしまうと思うけど、
必要以上の答えは要らないし、あくまで作品として同じテンションを
保ったものであれば、それは望ましいと思う。
しかし発売は来年の夏…。
ふあー。

ずっと感想を書こうと思いながら、書けなかったので
今回は私の見た『1Q84』について書こうと思う。
いきなり総評ですが、近年の作品の中では良い作品だと思う。
近年の作品でありがちだった、ブレが少なくテーマがかなり明確である。
何を書きたいのかよく分からなかった近年の作品よりはずっと良い。
そして新しい事にチャレンジした点を評価したいと思う。
と言うのもモチーフや文章がかなり変わった気がする。
うまく言えないんだけど、昔の軽やかさは姿を消し、
断定的な重みを持った文章やアプローチに姿を変えている。
これは意図的に行った事だと思う。
この文章の変化、テーマの明確化によって『1Q84』は
新しい村上春樹の姿を映し出している。
まあ、細かい事を言えば、文章の統一感が無くて、ちぐはぐさや
展開の速度と噛み合わなかったりしているけれど、それ以上に
この革新的な変化はこの作品においても、作家村上春樹においても
大きな意味を持っていると思う。
しかし何よりこの作品で注目すべき点は終わり方にある。
最後になって急にスピードを上げてドタバタ劇の末、
作品は突然幕を閉じる。
いかにも彼らしい終わり方だと思った。
大きな含みを持たせながら、明確な答えを持たない幕切れ。
不完全燃焼ではあるけれど、彼のこれまでの作品の傾向を考えれば
これは妥当な終わり方と言えるだろう。
そういう意味で、ねじまき鳥のように続編は出ないと思った。
しかし先日、某新聞社の取材で、
続編を執筆している事が明らかになった。
正直言って、複雑な気持ちである。
あれはあれでいかにも村上春樹らしい終わり方だと思ったし、
ねじまき鳥の続編は、少なくとも私にとっては余計な文章が多過ぎた。
いずれにしても私は続編を買ってしまうと思うけど、
必要以上の答えは要らないし、あくまで作品として同じテンションを
保ったものであれば、それは望ましいと思う。
しかし発売は来年の夏…。
ふあー。
