今日は本の話をしてみたいと思います。


世の中には実にたくさんの本があります。

怪しい占いの本もあれば、難しい専門書もあり、

エロ本もあり、何の為か(誰が読むのか)全く分からない本もあります。

本屋でそんな訳の分からない本を読んでみるのも中々楽しいですよ。


エロ本と言えば、微笑ましい話があります。

私は以前古本屋でバイトをしていたのですが、店の一角に中古のエロ本のコーナーがあり、大体はおじさんたちが時間つぶしに立ち読みをしてるんだけど、たまに中学生位の男の子が、周りを気にしながらコソコソと読んでいます。

そして気に入ったらしい本を片手に店を何回も回り、意を決してレジにやってきます。

その時の男の子達はきまって、何でもないような感じを装い、赤くなった顔を横に向けながら、代金丁度の小銭を差し出し、一秒でも早く店を出たいといった雰囲気でとてもかわいらしいです。

私は少しSなのかもしれないのだけれど、そんな時ちょっといじめてやりたいと思ってしまうんです。

その店では、会計時に本のジャンル(例えば少年コミックとか小説だとか)を言いながら金額や、本の点数を読み上げるルールがあって、そんなかわいらしい少年が来た時に、私はわざと『アダルト1点』といつもより大きめな声で読み上げてました。

少年達の顔はますます赤くなり、いよいよたまらんといった感じになります。

今の少年達はネットでいとも簡単に見れるんだから、そんな葛藤は知らないんでしょうね。


話がそれてしまいましたが、私は小説を読むのがとても好きです。

ライフワークの一つですね。

前回書いた、好きな音楽を聴きながら本を読むというのが、

お気に入りの休日の過ごし方です。

本というのはあのわずかなスペースに作家の作り上げた世界が広がっていて、

その世界に入り込めるというのが一番の魅力ですかね。

登場人物を通して、ヴァーチャルではあるけれど彼らの人生を一緒に生きる。

その世界は本でなければ決して経験できるものではないし、

作家が頭を悩ませ吹き込んだ命あるその世界はとても感動的です。


さて、数ある作品の中でも私は特にアメリカ文学が好きです。

書棚にある本の背表紙はアメリカ人の代表的な名前を、ほとんど網羅してます。

アメリカという国自体は、正直言うとあまり好きではないのだけれど、

彼らが生み出した作品(小説はもちろん、映画や音楽、アートなど)は、

実に良くできています。

そしてそんな作品を通してアメリカに興味を持ち、私はNYに渡りました。

この時の話はまたいつかしますが、実にエキサイティングな毎日でした。


アメリカのすごさって、何かを徹底的にやりつくしてしまうところです。

それが良い方に働くと、とてもすごいものが生まれます。

悪い方に働くと、世界は混乱に飲み込まれてしまうのだけれど・・・。


さて、今日のオススメの一冊です。

ジョン・アーヴィングの『熊を放つ』です。

これは彼の処女長編作品です。

彼は他にも名作と呼ばれる作品を多く書いているけれど、

私はこの作品が一番好きです。

何と言うか、作品全体から放たれている気合がビシビシ伝わってきます。

それが処女作ならではの良さなのかと思います。

いわゆる初期衝動というものでしょうか。

ラストシーンは泣けます。

超オススメです。是非読んで下さい!


ではでは