クルーズ客船の旅③ 船上生活のこと | 旅がらす

旅がらす

ご訪問ありがとうございます

自転車や旅行、花鳥風月などを綴ってます
一期一会の人生、楽しい思い出を残そうと生きてます        

クルーズの基本料金に含まれているのは

宿泊費、航海費、食費、メダリオンアプリ、アクティビティーです

 

これにプリンセスプラスというオプションをつけたので

基本サービスにプラスして下記のサービスが受けられました

   

 制限なしの高速Wi-Fi利用

 15ドルまでのグラスワインやアルコール類の利用(1日15杯まで)

 ミネラルウォーターを含むソフトドリンクの制限なしの利用

 プレミアムデザートは1日2個まで無料

 自動精算のチップ(サービスの都度チップを渡す必要がない)

 (※ルームサービス利用などの場合は個人判断で)

 

 

乗船前に入力完了したメダリオンアプリは

コイン型の端末となって横浜港で出国審査を受けた後

乗船する前に受け取りました

 

赤線で囲ったのがメダリオン端末 首から下げるタイプです

 

このコイン型端末がとても便利で

 ルームキーとして部屋に近づいたらドアを解錠してくれる

 自分や友人の船内での居場所を教えてくれる(スマホ連動)

 広い船内の目的の場所までのルートを教えてくれる(スマホ連動)

 自分がいる場所へドリンクなどを届けてくれる(スマホ連動)

 寄港地での乗下船の際に身分証明の代わりになる

といったサービスが付いてました

 

乗下船を管理するスタッフもタブレットタイプの端末を持っていて

メダリオンをセンサーにかざすと顔写真とか氏名などの個人情報が

タブレットに表示されるようでマスクを着けたままだと 

「マスク!」とはずすように促されました

 

ちなみにですが、船内でマスクをつけている人はほぼゼロ

乗下船の時やドリンクサービスやレストランでの注文の際にも

メダリオンに登録した顔写真と照合されるのでマスクをしていると

その度にマスクを外せと言われます

(米国とかではマスクをした人は危ない人と思われるらしいし)

覚悟を決めたというか割り切って自分も着用を止めました

病気に罹らなかったのは運が良かったからなのか、

みんな健康だったからなのか、ウィルスが弱毒化していたから

なのかは分かりません

 

 

 

ここからおおよその1日の過ごし方です 

 

慣れない連続した長い休日

巨大な船といえども逃げ場のない閉ざされた空間

手持無沙汰でやることがなく暇を持て余す

 

などと思ってはいけないそうです

何もしないでゆっくりと贅沢な時間を楽しむのが大切と

旅行会社の人に言われましたが

 

そんな悟りを開いたような人間ではないので

目の前にある御馳走や華やかなお酒には飛びついてしまいます

胃腸がやられるか脂肪を蓄えて太るか時間の問題です

 

 

5時起床(5時前に目が覚める人なのです)

室内のモニターテレビのスイッチを入れてブリッジカメラの

LIVE画像で外の様子ををチェック(窓がない部屋なので)

 

 

チャンネルを切り替えると船の位置も表示してくれます

 

 

普段着に着替えて14階の船首または船尾に行き外の様子を確認し

雨天じゃなければ17階の最上部まで登って航海の様子をぼんやり眺める

 

航跡を眺める時間が大好きです

 

船尾側の最上階にあるバスケットコート

 

続いて中央のプールサイドでラジオ体操してから

 

ホライゾンコートという名のビュッフェで朝食

 

パターン化した朝食のメニューは御飯とみそ汁またはパンかワッフル、

サラダ、ソーセージ、ミックスフルーツのスムージー、 

ブルーベリーソースのヨーグルト(好みのフルーツを入れて)、

牛乳、コーヒー

 

 

部屋に戻り、毎日配られる船内新聞に目を通して

今日1日のイベントとか予定とかドレスコードを確認し1日の過ごし方を決める

 

 

Tシャツと短パンに着替え運動靴を履いてラウンジで太極拳とズンバ

 

続いてフィットネスルームに行き

ストレッチや筋トレやエアロバイクなどで汗を流す

 

 

その後は部屋に戻ってシャワー浴びて普段着に着替えてから

部屋でまったりしたり船内を散策したり

 

プロムナードデッキを2周半すると1マイル(1.6km)だそうです

 

元気に足早に去っていく人、手を繋いでゆっくり歩く老夫婦

いろんな人が歩いてました

 

プールサイドでデッキチェアに寝転んで何か飲んだり

例えばこの場所でスマホのアプリから飲み物や軽食をオーダーすると

メダリオン端末が自分の居場所を表示するので係の人が品物を

運んできてくれます(チップはパッケージに含まれてます)

 

 

夜の営業中は怖くて近づかないカジノを覗いたり

 

 

寄港地では予約が必要な有料のエクスカーションという

バスツアーが用意されていますが利用することはなかった

 

釜山港で乗客を待ち受ける凄い台数の観光バスたち

 

 

 

お昼になってビュッフェでランチ

 

ランチはハンバーガーかピザにワインを1杯~2杯

No Potato! ポテトは要らないと伝えてるつもりだけど

必ずポテトが付いてくる

顔なじみになった職人はピザを2枚も乗せようとしたり(ジョークだけど)

「旨いだろ、たくさん食え」って感じでしょうか

 

たまに食べたラーメンは醤油は美味しかったけどとんこつはイマイチだった

 

アルコールは1日15杯まで無料という上限を意識したけど

夜を併せても1日10杯くらいが適度

それ以上飲むと美味しい料理も楽しい時間も薄っぺらくなる

 

飲み過ぎ食べ過ぎもあって3日目、4日目は胃腸薬(持参)を飲み

クルーズ後半は飲食を自重するようになりました

まだ学習能力は残っていたらしい

 

 

3日に1回は船内のコインランドリーで洗濯

(ランドリーは船内に6ヶ所くらいあるみたいです)

洗濯機も乾燥機もそれぞれ1回3ドル(メダリオンでコインを買います)

洗剤の自販機もありますが自分は持参しました

アイロン台もあり、アイロン使用は無料でした

 

2枚しかもっていかなかったTシャツは部屋の洗面所で手洗いしてから

バスタオルにくるんで脱水して部屋干し、天井も壁も磁石が効くので

マグネットフックとロープを持参して洗濯ものを吊るしました

室温20度前後で乾燥気味の部屋なので翌朝にはすっかり乾いてます

 

 

日本式のお風呂「泉の湯」は5回利用券(75ドル)を購入したので

お風呂の利用日は15時前後に予約を入れて1時間ほどリラックスする

 

空が見える半露天風呂もサウナもありました

もちろん一人ひとり壁で仕切られた洗い場もあります

 

1回あたり日本円で2,000円を越えますが(為替レート150円)

部屋のシャワーブースは70cm四方くらいしかなく狭すぎて体を

よく洗えないので自分としては泉の湯の利用は有りです

 

 

お風呂に入った日も入らない日も

ランチの後は部屋で過ごしますが、ベッドの上で過ごすので

読書するつもりがどうしても寝てしまいます(笑)

(ワイン飲んでるから当たり前と突っ込まないで)

寝ないようにとラウンジに行くとまた飲んでしまい

ビュッフェに行ってコーヒー飲むとケーキに手が出てしまいます

↑この辺りはかなりダメ人間化している(´;ω;`)

 

 

夕食は17時から20時にかけて

5ヶ所ある無料のレストランの中から気分次第で予約

今回の旅に誘って頂いたご夫妻と毎晩ご一緒させて頂きました

 

 

フォーマルナイトのドレスコードは和装にしました

着物は去年の秋に友人のK氏にそそのかされて買ったもの

扇子は10年くらい前に京都でお土産に買ったもの

信玄袋と草履はクルーズのために新調しました

 

和装の男性はあまりいないそうで外国人は珍しがって話しかけてきます

だいたい「oh beautiful!」とかそんな感じのことを言っているので

「thank you」と笑顔で返します

 

大勢に囲まれた時には自分もサービスして

「My  ancestor is  a  samurai」(私の先祖はサムライです)

と手にした扇子を刀のように構えると喜んでもらえます

 

恥かしがってちゃいけません、

楽しまないと何をしに来たんだってことになります

新しい世界に積極的に飛び込んで一皮むけた自分を認識した瞬間でした

 

フォーマルナイトは2回あると聞いていたので

2日目はダークスーツにネクタイと考えていましたが

荷物が増えるので諦めて帯と襦袢と足袋の色を変えることで

2日とも和装で過ごしました

 

 

寿司レストランはセットメニューの利用2回分がプラスパッケージに

含まれているので2回利用しました

 

ホタテの刺身、ウナギとアボカドの巻物、炙り和牛の握り

思っていたより美味しくて満足しました

これだけじゃ足りないのでビュッフェに行って2次会しました(笑)

 

写真はありませんが、日本人の女性スタッフがひとりいて

話もできて緊張感からも解放された寿司レストランでした

 

スペシャルレストランのサバティーニは35ドル支払って1回利用しました

 

 

   

 

他の5つのレストランは場所が違っても同じメニューになりますが

ここではイタリア料理のコースを楽しみました

 

 

ディナーの後はシアターに行ってショーを見たりラウンジで寛いだり

 

 

最終日の前々夜にグランドプラザで行われたバンドの生演奏の

「ABBAで踊ろう」はみんなで一緒に歌ったり踊ったり

最後の  ”ダンシングクイーン” で熱気は頂点に達して一体感を

共有できていい思い出になりました

 

 

船内の各所に配されているラウンジやバーの利用も無料

カクテル等もパッケージ内であれば無料でサービスしてくれます

 

 

お腹一杯でこれ以上何も飲食いできないときに目にとまった誘惑

”プレミアムデザートをお試しください”

 

パッケージに含まれているので毎日2個まで無料だけど

ムリ、食べれなかった

 

ところが左のページの英文には

 

Piece of cake !  (簡単なこととか朝飯前という慣用句らしい)

 

洋の東西を問わず ”甘いものは別腹” なのだろうか

 

 

長くなり過ぎましたが

ダメ人間になる寸前で踏みとどまった1日の過ごし方の紹介でした