二十歳になったばかりの上條正高は、自分が弟のようにかわいがっている武藤信司の命を守るためとはいえ、
兄と思っていた宗篤と、彼の仲間二人を殺した罪を負い、約四十年もの間服役することになります。
実際は“正当防衛”にも値した出来事でしたが正高は剣で犯した殺人だと自らを律し、弁護士の節得にも応じず控訴せず
1審での「無期懲役」の判決に従った。
殺人の罪で無期懲役囚となった居合いの達人・上條正高は、檻の中でも身体を鍛え続け模範囚で39年の収容生活を経て
仮釈放の身となった。
妻と孫との新しい生活が始まろうとしていたが、一度も会うことのなかった娘は
出所直前に轢き逃げ事故にあい他界していた。
娘の死に疑問を感じ真相を調べるうち、正高は驚愕の真実を知ることになる。
自らの罪と向き合い、娘への贖罪を果たすために・・・・。
剣技を磨くことしか知らない男の、不器用だが気高い生き様を描いた現代の剣豪小説。
信司との再会がどうなるのかと期待したが「う~ン」・・・連合赤軍事件などを絡めたり、40年後の娑婆の世界を正高にはタイムスリップしたごとく不思議世界に描いてそれなりに面白かったのだが
著者の主張が読み取れなかったのが残念。
2012年5月中央公論新社刊
新宿鮫シリーズの新宿署刑事鮫島のエピソードを綴った10本の短編集。
新宿署異動直後の鮫島を襲う危機を描いた「区立花園公園」や、腐った刑事や暗殺者との対決「人気コミック「こちら葛飾区亀有公園前派出所」両津勘吉とのエピソード・・・「幼な馴染み」、異色「エンジェル・ハート」冴羽獠が登場する「似たものどうし」、『狼花 新宿鮫9』のサスペンスフルな後日談「霊園の男」など鮫島と関わった10人が語る鮫島のその時々の一面が食いついたら離れない単独捜査で犯罪者には「新宿鮫」と恐れられる男を一編一編に凝縮「鮫」にしかない魅力が一杯の10編。
1篇読んだら次が早く読みたくなり10編があっという間に読めてしまった。
2012年1月 光文社 刊
新宿署異動直後の鮫島を襲う危機を描いた「区立花園公園」や、腐った刑事や暗殺者との対決「人気コミック「こちら葛飾区亀有公園前派出所」両津勘吉とのエピソード・・・「幼な馴染み」、異色「エンジェル・ハート」冴羽獠が登場する「似たものどうし」、『狼花 新宿鮫9』のサスペンスフルな後日談「霊園の男」など鮫島と関わった10人が語る鮫島のその時々の一面が食いついたら離れない単独捜査で犯罪者には「新宿鮫」と恐れられる男を一編一編に凝縮「鮫」にしかない魅力が一杯の10編。
1篇読んだら次が早く読みたくなり10編があっという間に読めてしまった。
2012年1月 光文社 刊
眉唾のような消息の噂を纏う男・・・東大に合格した。NYで個展を開いた。
東京コレックションのランウェイを歩いていた。バンコクでトゥクトゥクの運転手をしていた。
女をたぶらかして風俗に売り飛ばす、たちの悪い女衒をやっている等々―― そんな、大人のようでいて子どものようでもある、ふしぎな魅力を放つ青年・ヒトリ(波田野一人)と関わったOL、女子中学生、主婦.……五人の女性たちと彼との劇的な出会いと別れを、鮮やかに描いた連作短編集。
長いあいだ忘れられずにいた彼が、二十年近くのときを経て再び目の前に現れた。
サンタクロースの姿をして……「デリバリーサンタクロース」他5編。
女にとっては何故かほっとけない存在、『非日常』的な存在のこんな男、いないでしょと思うのだが・・・。
謎の男の正体が、最終章未発表の書き下ろし短編の「屋根裏のピーターパン」で全ての真相が明らかになる展開。
東京ネバーランドとは「ひとり」がその2Fで暮らすライブハウスの名前。
2012年7月実業之日本社刊
東京コレックションのランウェイを歩いていた。バンコクでトゥクトゥクの運転手をしていた。
女をたぶらかして風俗に売り飛ばす、たちの悪い女衒をやっている等々―― そんな、大人のようでいて子どものようでもある、ふしぎな魅力を放つ青年・ヒトリ(波田野一人)と関わったOL、女子中学生、主婦.……五人の女性たちと彼との劇的な出会いと別れを、鮮やかに描いた連作短編集。
長いあいだ忘れられずにいた彼が、二十年近くのときを経て再び目の前に現れた。
サンタクロースの姿をして……「デリバリーサンタクロース」他5編。
女にとっては何故かほっとけない存在、『非日常』的な存在のこんな男、いないでしょと思うのだが・・・。
謎の男の正体が、最終章未発表の書き下ろし短編の「屋根裏のピーターパン」で全ての真相が明らかになる展開。
東京ネバーランドとは「ひとり」がその2Fで暮らすライブハウスの名前。
2012年7月実業之日本社刊