好きになり愛した浮気男を取り戻す為に整形手術を受け外見を変えたり、男の関心を買うために小説家になり賞を取るまで努力する女の心の様を描いた小説。
八年前、突然絶筆し、現在、57歳になった作家・咲良怜花を、26歳の若い編集者・渡部敏明が訪ね、熱心に復活をすすめる。
やがて彼女は、半生を語り始める。なぜ、小説の作風が変わったのか。なぜ、突然、絶筆したのか。
そこで明かされたのは、ある男性木之内徹との出会いと恋愛の顛末であった。
主人公の和子(怜花)は作家として成功、名だたる賞を次々と受賞しながらも突然断筆をしている女。
整形手術して外見を変えてブスから美しくなったのに、まわりの人から疎まれるとか、その虚しさに気がつくシーンなど、スリリングに変わっていく彼女の心理や背景が気になって最後まで一気に読ませてくれた。
整形して復讐する女を描いた百田著「モンスター」のようなサスペンスやミステリーでもない呆気ない突然の終り方に失望感が残る。作中主人公が小説を書く苦労語るのは著者自身の愚痴かも。
整形して昔の顔を捨て新しい顔を手に入れた主人公は家族とその男以外は誰にも気付かれることなく賞を取り有名になるが、・・・・人は外見に惑わされる。その人だけが持っている面白さを見落とす。
「そうか、今日は新月なのか。星はいくつか瞬いているものの、 夜空を照らす月の姿はない。どこかに行ってしまったわけでなく、確かにそこにあるはずなのに、見えない月。まるでわたしのようだと思った」(P470)
2012年4月 文藝春秋刊
日本振興銀行破綻の顛末「日本の中小企業を救う」という大義名分を掲げた新銀行は、なぜ迷走し、破綻に至ったのか。
今世紀初頭に叫ばれた小泉ー竹中平蔵ラインの構造改革・金融再生のかけ声。
その波に乗り、“ミドルリスク・ミドルリターン”という理念を持つ新しい銀行として船出した新日産興銀行(小説での銀行名)。
貸し渋りや貸し剥がしに苦しむ中小企業の救世主として期待されながら、設立当初から低空飛行を続け、開業からわずか6年で破綻した。その原因を金融界の改革者と謳われた経営トップによる銀行の私物化。
野心むき出しのポストへの固執。検察やメディアへのリークの応酬など自らの金銭欲や功名心に駆られて利権に群がる者たちなど・・・。
実際 にあったことをフィクションとして実名に近い名前を用いて描いている為想像して読むのは興味深いが小説としては人物描写が上面で深みが無く無かったことを書けないので盛り上がりにも欠くのは仕方が無いのか。
しかしながら金融庁による日本振興銀行破綻を日本初のペイオフの経済実験として・・・とは、商工ローンや新銀行東京なども描かれていて興味深い。
20112年3月 講談社刊
今世紀初頭に叫ばれた小泉ー竹中平蔵ラインの構造改革・金融再生のかけ声。
その波に乗り、“ミドルリスク・ミドルリターン”という理念を持つ新しい銀行として船出した新日産興銀行(小説での銀行名)。
貸し渋りや貸し剥がしに苦しむ中小企業の救世主として期待されながら、設立当初から低空飛行を続け、開業からわずか6年で破綻した。その原因を金融界の改革者と謳われた経営トップによる銀行の私物化。
野心むき出しのポストへの固執。検察やメディアへのリークの応酬など自らの金銭欲や功名心に駆られて利権に群がる者たちなど・・・。
実際 にあったことをフィクションとして実名に近い名前を用いて描いている為想像して読むのは興味深いが小説としては人物描写が上面で深みが無く無かったことを書けないので盛り上がりにも欠くのは仕方が無いのか。
しかしながら金融庁による日本振興銀行破綻を日本初のペイオフの経済実験として・・・とは、商工ローンや新銀行東京なども描かれていて興味深い。
20112年3月 講談社刊
「アリウープ」とは - バスケットボールのシュートの一つ。
パスを空中でキャッチし、そのままシュートを打つ事。 「アウリープ」とも呼ばれる。武両道の超名門私立高・国分学
園に奇跡的に合格、憧れのバスケ部に入部届を出したジュンペーこと斎藤順平。ところが、3年生が不祥事を起こして1年間対外試合禁止、とばっちりを食った2年生は、「入部は認めるが、何もするな」と1年生に言う。でも、クラスの平均点を下げに下げる「バカ王」ジュンペーには、もうバスケしかない。
1年はバスケ推薦で入学した鶴田とジュンペーの2人だけになるが、練習に加えてもらうため、2年とのワンオンワンの勝負を挑むもコテンパンにやられてしまう。諦めきれないジュンぺーは「勝てば練習参加、負ければ退部」を賭けて2年生に試合を挑むことに。
ジュンペーとツルは、まずメンバーを集めようとしたのだが気の利いた奴はとっくに別の部に属してしまっている…。
高校バスケを舞台にした笑い溢れる爽やか青春小説。
盛り上がりのないありふれたパターンでお約束の結末でした胸キュンの出来事とかもう一捻り欲しかった。
2012年6月 PHP研究所
パスを空中でキャッチし、そのままシュートを打つ事。 「アウリープ」とも呼ばれる。武両道の超名門私立高・国分学
園に奇跡的に合格、憧れのバスケ部に入部届を出したジュンペーこと斎藤順平。ところが、3年生が不祥事を起こして1年間対外試合禁止、とばっちりを食った2年生は、「入部は認めるが、何もするな」と1年生に言う。でも、クラスの平均点を下げに下げる「バカ王」ジュンペーには、もうバスケしかない。
1年はバスケ推薦で入学した鶴田とジュンペーの2人だけになるが、練習に加えてもらうため、2年とのワンオンワンの勝負を挑むもコテンパンにやられてしまう。諦めきれないジュンぺーは「勝てば練習参加、負ければ退部」を賭けて2年生に試合を挑むことに。
ジュンペーとツルは、まずメンバーを集めようとしたのだが気の利いた奴はとっくに別の部に属してしまっている…。
高校バスケを舞台にした笑い溢れる爽やか青春小説。
盛り上がりのないありふれたパターンでお約束の結末でした胸キュンの出来事とかもう一捻り欲しかった。
2012年6月 PHP研究所