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2012年7月 宝島社刊
『チーム・バチスタの栄光』から続く、田口&白鳥シリーズ最終巻!完結編。 「東城大学病院とケルベロスの塔を破壊する」と、東城大学病院に送られてきた脅迫状。高階病院長は、院内の厄介事を一手に引き受ける愚痴外来の田口医師に、犯人を突き止めるよう依頼した。厚生労働省のロジカル・モンスター白鳥の部下、姫宮からのアドバイスによって、調査を開始する田口。警察、医療事故被害者の会、内科学会、法医学会など、様々な人間の思惑が交錯するなか、エーアイセンター設立の日を迎えた。・・・ミステリー部分は少ない犯人も早い段階で予想がつく。また新登場のウルトラスーパーバイザー東堂の個性は強烈です。「螺鈿迷宮」、「ブラックペアン」、「イノセント・ゲリラの祝祭」「極北クレイマー」に登場した人物が再登場それどれが重要な役割を演じていますから、この本だけ読んだ方には楽しめないでしょう。
紅葉で有名な多武峰(奈良県桜井市)の談山神社

最盛期は1週間ほど前でしたが

落ち葉の紅葉も絨毯のようで奇麗でした。
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2004年に『剣と薔薇の夏』で第58回日本推理作家協会賞受賞その後の第1作
不動産の営業マンの石館朋也は鎌倉のトンネルで倒れている男を発見する。男はすでに絶命したいたが、動転して被害者の近くに落ちていたメガネとバックを持ち帰ってしまう。サラ金からの借金返済に困っていた朋也は持ち帰ったバックに入っていた銀行のキャシュカードでお金を引き出すことに成功するが新聞で知った被害者名とは違うカード名に疑問を持った彼は、法律事務所の人間と偽り堂々と被害者宅を訪れ、遺族の歓心を得てしまう。やがて被害者は勤めの傍ら同人雑誌に参加し、目利きの小説読みとして仲間の信頼を贏ち得ていたことを知る。物語は,朋也の舌先三寸で生きる嘘に嘘を塗り重ねる危険な綱渡り人生に、「私の苦心の自信作が、外国作家の作品に酷似している」と同人仲間の創作活動にまつわる謎が奇妙に絡まってゆく。文学同人サークルのメンバーとうそつき青年朋也、二つの世界がつながっていく過程が面白い。バッグを盗んだばかりに、綱渡りを演じる姿に最後まで興味尽きることなく読まされてしまった。法月綸太郎氏推薦文――「重なりあっているけれど、出会いを妨げられた二つの世界/二つの物語。その狭間に見え隠れする「嘘から出たまこと」の知的アクロバットに魅了された。まさしく小説の愉悦。」
2012年9月東京創元社刊