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旅蔵のブログ

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主人公の多崎つくるは、16年前高校時代に仲の良かったアカ・アオ・シロ・クロ(苗字に色の付く字がある)の五人組は、突然「おまえとは縁を切る」と言われ絶交されたことがきっかけで自信もなくし、人間不信になる。
グループに「乱れなく調和する親密な場所」を見いだしていたが、他の4人は地元の大学に進学したのに、つくるだけは上京し、今は東京の鉄道会社で駅を「つくる」仕事に就いている。
東京の大学2年生だったつくるは、名古屋の5人組から突如追放の宣告を受けて以来、トラウマとなったその記憶を封印したまま36歳のエンジニアは、ガールフレンド沙羅の「友達に再会してみたら」という助言を入れ、理不尽な絶交の理由を知るために、5人組の残りの人たちをめぐる〈巡礼〉に出る。
当時の絶交の理由聞いたらシロがつくるにレイプされたというのだ。
つくるには身に覚えのないことだ。精神を病むシロのために、仲間たちはつくるを切らざるをえなかったのだと。
しかもシロの口から真相を聞くことはできない。この音楽大学を出た美しい女性は、6年前に何者かに絞殺されていたのだ、大きな謎と傷をつくるに残したまま。
シロが弾く、リストの曲『巡礼の年』が、遠くフィンランドへ旅立とうとするつくるの心に、少年の日の恋人とふるさとを失った哀切な旋律を奏でる・・・というあらすじ。
灰とか色の付く友人とかとの出会いでの哲学的な話などで村上流な思いが語られるのだがしっくりと心に響かない。
余り感動するストーリーではないし、ミステリーでもなく中途半端で評判倒れ気味でガッカリした。
2013年4月文藝春秋刊
2013年 SFスリラー映画 原題「Oblivion」(忘却)、ジョセフ・コシンスキー監督作品
舞台は西暦2077年。60年前に起きた異星人スカヴとの戦争により地球は荒廃し、人類の大半は、土星の衛星タイタンへの移住を余儀なくされていた。
そんな中、地球にたった二人残った元海兵隊員ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)とヴィクトリア・オルセン(アンドレア・ライズボロー)は、上空から地上を監視する平凡な日々を送っていた。
ある日パトロールの途中で彼は、墜落した宇宙船の残骸から謎の女性ジュリア・ルサコヴァ(オルガ・キュリレンコ)を助け出す。
彼女は何故か会った事も無いジャックの名前を口にする。
60年間も眠っていたジュリアは何者なのか、フライトレコーダー回収に向かったジャックとジュリアは突然何者かに捕えられ、ジャックは連れて来られた先でマルコム・ビーチ(モーガン・フリーマン)と名乗る男と出会う。
自分以外にも地球で生きる者がいた事に驚くジャックに、マルコムは「ある真実」を告げる。
見所はミステリーと共に半分破壊された月が浮かぶ空、廃墟となり砂漠化したNY、優美なデザインで直線的な動きをする小型飛行機と攻撃ロボットなど、無機質でクールなビジュアル映像が楽しめる。
パトロール機や斬新なデザインの住居などもSFぽくっていい。
ジャックに絡むふたりの女性も、対照的な愛の形で考えさせられた。
結末が書けないもどかしさがあるが、映画「猿の惑星」で到着したところが実は他の星ではなくて
破壊された地球だったその後日談みたいな話しで、それなりに楽しめた。
2011年日本映画橋本一監督作品、
探偵映画のシリーズ第一作。
東直己の推理小説シリーズ『ススキノ探偵シリーズ』第2作『バーにかかってきた電話』が原作。
繁華街「すすきの」のバー「ケラーオオハタ」に入り浸る私立探偵(大泉洋)とその助手・高田(松田龍平)が、ある事件に巻き込まれながらもその真相を追っていく、犯罪ミステリー&ハードボイルド作品。
行きつけの札幌・ススキノのバーにいた探偵と相棒の高田は、コンドウキョウコという女からの依頼の電話を受けて早速行動を開始。しかし、カトウ(高嶋政伸)らに連れ去られ、雪に埋められてしまうという事態に。
報復しようと立ち上がった2人の前に、謎の美女・沙織(小雪)と実業家・霧島(西田敏行)という人物、そして四つの殺人事件が浮かび上がる・・・高嶋政伸の悪役ぶりが新鮮に思えたが展開は大ざっぱで高田の存在感が希薄。
原作のイメージと違ってガッカリしたが別作品と思えば娯楽作としていいのかも。