一年の計は… | 黄昏亭ブログ3~明日に効く薬

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言葉の持つ魅力とパワーを信じ、旧黄昏亭とSNOW RAINBOW☆虹雪のブログを併合して再スタートしました。Yahoo!ブログ閉鎖に伴いこちらに引っ越してきました。ヨロシクお願いします。



「一年の計は元旦にあり」とは戦国時代の謀将毛利元就の言葉と言われてますが、何事も最初が肝心と戒めています。


競馬をする者にとっては「一年の計は金杯にあり」とも言われ、年明け最初の重賞レースである中山金杯と京都金杯の両レースを的中させて幸先のよいスタートを切りたいものです。

さて、その金杯でよいスタートを切れず、続くフェアリーステークスでも惨敗し、昨年からの連敗記録を更新するハメに…。




私生活でも昨年はいろいろ波乱のあった大変な年だったし、最後は最悪な締めくくりとなってしまったので、その悪い流れを断ち切って改めて、良い流れで一年を始めたかった。なので何でもいいので勢いがつくいい兆しが欲しかったが、なかなか人生は甘くない。

年明けそうそう北陸は地震に見舞われ、家族は風邪や病気になり、嫌な流れから始まってしまった。

物事は考えようとはいうものの、どうしても気持ち的にネガティブにとらえてしまい、昨年のダメージを引きずってしまっていた。

何事も最後は自分の判断、誰のせいでもない、自分の判断が誤っていたことが引き起こした結果でしかない。考えが甘過ぎたのか、自分の実力が不足しすぎていたのか、運や巡り合わせが良くなかったのか…自問自答しながら、必死に気持ちを立て直そうとしていた。どんなに小さなことでもいい、自分を肯定して前に進む、反撃のきっかけが欲しかった。

迎えたシンザン記念。






ほんの僅かながら反撃の兆しを感じることが出来た。そして温かいエールが更に気持ちをあと押ししてくれた。感謝。
人によってどん底に落ちた者が、人によって救われる。
これも人の世の不思議なところであり、面白いところだと思う。

今更ながらではあるが、この前、フェイルセーフという言葉を学んだ。QCの世界では当たり前のことだが、意外とこれが機能していないことが多い。
慢心や油断からくるものか、想定外の事柄が重なったのか、世の中で起きている悲惨な事故は、これが正しく機能していたら、防げた、あるいは被害が最小限にとどめたれたのではないかと思われることが大半だ。もともとフェイルセーフは、装置やシステムが『必ず故障する』ということを前提にしたものであるから『まぁ、大丈夫だろう』という考えがあっては機能しないのは当たり前だ。競馬もそうだが、人生において絶対はない。あるとすれば人間はいつか死ぬということぐらいか。となると人間であれば誰しもが失敗はする。失敗しても被害が最小限で済むような準備は必要、そしてその失敗を教訓とした対策が必要。これを怠ると同じ失敗を繰り返す。要は失敗をどう活かすかだ。
競馬も何故外したかをちゃんと検証することで次回からの的中率は変化する。馬の調子なのか、展開なのか、枠順なのか、馬場状態なのか等を調べることで見えてくるものがある。対策は大事である。

人生においてどんな選択をしようとも、その時に正解、不正解はわからない。だったらその選択が正解になるように努力すればいい。
改めてそんな気持ちを思い出させてくれた日であった。



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