11月7日に開催された全日本大学駅伝。
優勝したのは昨年の覇者、駒澤大学。
2位の青山学院大とはわずか8秒差でした。
今回は例年になく順位変動が激しく、最初から最後まで目が離せない展開となりました。
出雲駅伝(10/10)は東京国際、青山学院、東洋、國學院、駒澤、という順位でしたが、三大大学駅伝の2つ目は、駒澤大(1位)、青山学院大(2位)、順天堂大(3位)、國學院大(4位)、東京国際大(5位)、早稲田大(6位)、明治大(7位)、中央大(8位)。
ここまでが次回大会へのシード権を獲得。
中央大学は8回連続不出場、9年ぶりの参加でしたがシード圏内にすべり込みました。
最終8区でデッドヒートを繰り広げた駒澤大と青山学院大に次いで3位に入ったのは順天堂大。TOP3に入ったのは実に20年ぶりでした。
出雲駅伝には不参加であった三浦龍司(2年)が2区で区間賞の走りを見せ、前半の順位変動を盛り上げました。
また駒澤大学は鈴木芽吹(2年)など主力の不出場があり、5区までの時点で9位でしたが、
6区の安原が区間2位の走りで4位、7区の田澤廉(2年)が区間賞の走りでトップに立ち、最終8区で逃げ切る形となりました。
今大会も15位までが関東地区の大学で、16位に入ったのが関西学院大。中継放送時間終了までに関東以外の大学はゴールできなかったようです。
例年同様、テレビ朝日での生中継でした。瀬古さんと神奈川大の大後監督に加え、大迫傑氏が解説を担当、波乱に富んだレースを盛り上げていました。
今回も昨年に引き続き沿道での観戦自粛、自宅での観戦を呼び掛けていましたが、昨年よりは沿道での観戦が目立っていました。
一方、今大会に先立ち「全日本大学駅伝SDGs宣言」が公表され、沿道での応援のための小旗が廃止されました。これはおそらく他の駅伝やマラソンなどのロードレースにも影響していくと予想されます。
3大駅伝の2つが終わり、いずれも混戦となり、最後に控える箱根駅伝もますます注目されます。