昨日から、福岡で行われた司法書士会の九州ブロックの総会等に長崎県の代表の一人として参加してきました。初めての九州ブロックの総会でしたが、私と同年代の方が多く活躍しており驚きました。現在の福岡県会の会長さんは、私の3歳上の42,3歳で、この方が今度、九州の会長になりました。落ち着いた雰囲気で、すごい人もいるもんだと感心しました。


旅人の旅 シーズンⅢ

また、今年は、日本司法書士会連合会の会長選挙の年ということで、各候補者も総会にきていました。私は、日本の会長選挙というものを、はじめて経験するのですが、ここまで本格的に選挙活動をやるのか! と、かなり驚きました。各地から、私の事務所にまで、何人も足を運んで来られ、選挙用のチラシも大量に送られてきます・・・


旅人の旅 シーズンⅢ

多くの方が、司法書士制度の今後を真剣に考えているということは、非常に心強いことです。


総会の最後に講演会がありました。その中で、日本の連合会の方が、話をされていましたが、司法書士の生き残りのためのキーワードに「司法書士の独自性」というものを上げておられました。


法律論だけで言うと、司法書士の業務は、登記、裁判書類の作成等、全て弁護士が行うことができます。しかし、実際の実務においては、決定的に弁護士さんと違うところがあります。


弁護士さんは、当事者の片方の委任を受けると、相手とは完全に対立する委任形態であること、司法書士は、登記の分野においては、双方から委任を受ける形態であることです。


司法書士は、これまでの主要業務である不動産登記において、双方から委任を受け、双方がウインウインの結果になるような業務を行ってきました。弁護士さんの業務は、片方からの委任を受け、相手とは対立する業務となります。


このように根本的な業務形態が相違するため、弁護士さんが、不動産登記の決済の立会いをおこなうことは、考え方に切替が必要ということでした。これは、司法書士にもいえることで、登記で双方委任の業務から、裁判関係の業務を行う場合は、やはり考え方の切替が必要になります。


他にも、いくつか独自性ということをあげておられましたが、非常に面白い話が聞けました^^