もし国鉄が分割民営化されていなかったら(シナリオ2) | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします


前回「もし国鉄が民営化されていなかったら、新自由主義はここまで浸透しなかっただろう」と、いう仮定を書きましたが、


若干修正します。

なお、コメントいただいております国鉄債務の件はもう少しお待ちください。


ここでの仮定は政治経済に与える影響という点にフォーカスします。


前回の給与水準の伸びを1975→1985の100%の伸びが続くという計算でしたが、


この10年間を年別に見ると

106.9%〜徐々に102.9%に下がっていますので

1番下の102.9%で進むという仮定とします。

すると、2024年の平均年収は978万円となります。ほぼ1,000万円です。


それに対する必要なマネタリーベースは1985年比2倍程度となるので、現在の6倍と比較し1/3

つまり3倍円高(1ドル150円→50円)になる可能性がある。


この未来は1ドル50円、平均年収約1,000万

の世界になるので、乱暴ですが、最新の2024.7ビックマック指数で比較すると現在のビックマック指数が3倍のスイス(スイス1,208円、日本450円)の水準に並ぶ。


GDP=年収ではないが、ここも乱暴に一人あたりGDPで計算すると

現在1ドル=150円の時33,600ドルの日本は、円高で3倍、額面で2倍の計6倍となり、

200,000ドルになる。

ルクセンブルクの120,000ドルの倍近い。


実際にはこんなに上手くはいかないかもしれないが、令和の悲惨な状況を考えるとこんな未来もあったかもしれないのにと悲しくなります。