夜行列車衰退の理由は本当に利用減によるものだったのか。 | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします

Twitter(X)でツイート(ポスト)した内容


このように夜行列車がなかば無理矢理廃止に追い込まれた話をさせてもらったけど、予想通りご意見をいただきました。


その理由としては

「LCCの台頭と安いビジネスホテル」「新幹線網の発達」「格安高速バス」「古いアコモデーション」などテンプレがあるのかと疑いたくなる内容ばかり。


夜行列車を出張でも使っていましたが、2010年頃から予約が入りにくくなったように感じました。

東海道最後の「銀河」や九州特急「富士」「はやぶさ」が無くなったあと、人気列車の北斗星はもとより、北陸、あけぼの、日本海なども定期的な利用があり「乗りたい時にいつでも乗れる」列車ではなくなっていました。


それを裏付けるように、その後の列車廃止の理由として鉄道会社は「車両の老朽化」を口にするようになりました。それまでの廃止の理由は「利用の低迷」だったのに、「嘘や!」と突っ込まれるのを避けたのでしょう。


とにかく鉄道会社としては新幹線と通勤電車に「選択と集中」したい。それが民営会社として利益を最大化する戦略だから。


それは分かります。

ただその犠牲となるのは従来からの利用客であり将来利用しかも知れない層です。


なお日本では死に体の夜行列車ですが、諸外国では一部を除いて元気です。


夜行列車をここまで追い込まないといけない、そしてそれを是とする一部の人は、日本の固有の理由ではなく、意図的になきものにされたということは知ってほしいと思います。


同じような事をを北斗星廃止の頃に出た本に書いてあったので共有します。