マルタで感じた日本経済関係 | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします


今回の旅で感じた日本経済の実力など四方山話

マルタにいる時も円安で「貧乏になった感」があったけど、ここドバイ(といっても空港内だけなのですが)では本当に貧乏に感じる。

プライスタグを見るだけで鬱になりそう。

それ以上にこんな物価でも普通に買い物をしているように見えるのがまた辛い。

気分は銀河鉄道999のメトロポリス駅にたむろする切符を買えない人たち。

円高の時代は逆に駅にたむろする人民を横目に外国人窓口でスムーズに切符が買えた。(これはそのままスリーナインの光景だった。しかしながら鉄道は公共のものという観点からこの手の特権は嫌で仕方がない)

立場が完全に逆転してる。


今回の旅は初めに述べたように「コロナ卒業」の意味が大きい。

コロナが明けた2022年11月にようやく3年ぶりの出国を果たしまたが、まだコロナの制限があり中国には行けず、さらに円安の影響で欧米は夢の国になってしまった。

米国は相変わらず高いけど、ヨーロッパ、特に南ヨーロッパはまだ日本と同じくらいなので様子を確認したかった。

円安が進みG7でも最下位になっている日本。物価が安いはずの南欧でも体感1.5倍はする。

もちろん安いものを選ぶこともできる。例えば宿泊をドミトリーにすれば1,500円ほどで泊まる事が可能。


↑はドミトリーの例。booking.comしらべ。

食費はスーパーでパン(€0.5〜1)と生ハム、チーズなどであれば一食300円でも可能だ。レストランは高いけど、公園などのスタンドに売っているピザなら€1.5〜だしビール€2と合わせても500円位で旅行はできる。

これだけ円安になってもバックパッカー旅が可能というのは発見だった。


ところで不動産屋巡りも趣味の一つなので覗いていると話を聞く事ができた。

先に書いたよう不動産自体は日本より少し高いかな?位だけど外国人が買っても貸す事ができないとの事。(一部の指定開発地区の不動産を除く)

という事は持ってるだけでは利益が出ないので外国人にとっては将来の値上がり益を期待するしかない。それまで資産が塩漬けになるのであまり甘味がない。日本はその辺り無制限なのでどんどん買われてしまうのもあるのだろう。


中国に話をとばすと、実はウイグルに最後に残る中国最後の現役蒸気(ひよっとすると世界最後の現役蒸気かもしれない)の引退情報があり、なんとか行けないかビザ取得日数を計算したり、トランジットのノービザ特典で行くことができないか検討しましたがいずれもNOでした。


↑はTwitter(X)でやりとりしている方のタイムラインから。ついに現役蒸気が火を落とした日について書かれています。無念だ。他の人と言っていましたが、「令和になっているのに記念保存ではない本物の現役蒸気が走っていると言うことの重要性についてもっと知られるべきだ」と。本当にそう思います。まして外国とはいえ、日本史に出てくる範囲である満州とも繋がっている路線。

建設型は形こそロシア風でもあるけど、満鉄「ミカイ」の系譜でもある。日本人にとっても決して無視できない蒸気だった。

関空が見えました。


予定より40分早かった。


国内にある国外の鉄道?

visit japan webで事前に税関申告を行い、到着から関空の駅まで10分くらいで着いた。恐るべき速さだ。

旅の締めは駅弁で。と言いたいところですが関空にはないので「いかめし」もどきで。


ありがとうございました。