税は財源である(備忘録) | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします

スベンディングファーストに基づいた MMT 「税は財源でない」への反論
MMT論者は「税は財源でない」という。
その意味は政府が徴収した税に基づき再分配をするのではなく、予算は先に決まっており税収が不足する分は国債でまかなっているので、徴税が先にあったのではなく支出が先である(スペンディングファースト)。したがって必要な分だけお金を刷って予算執行すればいいという。これについて反論したい。

仮にすべての財源を通貨発行で賄ったとすると、「誰かの得はは誰かの損なので」発行した
国が得をして、給与を受け取って労働した国民が損をする (お金を受け取っているので気持ち的に「儲かった」ように思うだけで、実際には後で述べるよう思っていた価値よりも低い価値のお金を受け取ることになる)
現実には無尽蔵に貨幣を供給するとお金そのものの価値が落ち、インフレになる。MMT 派は「そこで徴税して調整する」という。
政府はあとで徴税した税によって前年度分の支出を担保している。 結局はカードでの買い物と同じだ。

それをお金を刷れるからと徴税せずに支払いをすると通貨価値が下落するので国民が損をすることは先に述べたとおり。
「税は財源でない、政府はお金を刷れるからだ」を実践していくと空手形を打つことになり、
インフレした結果、受け取る人が損をする。 「インフレになる」というと「その時は増税してお金を回収する」というが、膨れ上がった予算を増税で抑えると実質的に支出が減ることになり予算執行が厳しくなるのではないか。