バックパッカーのように日本を旅する | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします

中学生の頃、青春18きっぷを使うようになって格安旅行に目覚めた。


それまでは帰省をメインとした九州夜行にプラスするくらいで親と一緒だったため夜行は寝台、夜はホテルか旅館だった。


18きっぷや周遊券を使う旅はまだまだ多く走っていた夜行列車を駆使することで基本は夜行連泊または駅ネ。

頑張ってユースホステルだったけど、門限の関係であまり使えなかった。



当時の「旅と鉄道」など旅行誌では青春18きっぷで本州一周などの旅行記があったが、一部夜行列車を使う事もあったままの、基本的には夜は宿に宿泊していた。


それを見て「せっかく1日2000円で乗れる青春18きっぷを使っているのに宿に5000円もかかるのはバランスが悪い」と感じでいた。


当時、北海道の夏などは500円または無料で泊まれるライダーハウスのようなものがあったとはいえ、寝袋持参が条件なので、鉄道旅行客としては一番安いのがユースホステル、だいたい素泊まりで2000円が基本だった。


あとは駅前旅館が3500円〜となり、18きっぷ代を超えるので抵抗があった。


国鉄が民営化された後、旧客がなくなって鉄道に魅力を感じなくなり海外に行くようになった。

中国ではドミトリー(大部屋)はあまりポピュラーではなかったけど、韓国や東南アジアでは大部屋に安く泊まれるドミトリーが多く貧乏旅行者に優しいと感じた。


その後日本でもドミトリーがポツポツでき初めて、またネットカフェの個室化などが進み格安で宿泊できるような環境が揃ってきた。


夜行列車は無くなったものの、1日2400円の青春18きっぷと2000円前後のドミトリーまたはネットカフェを組み合わせることでまだ日本でも格安旅行ができる。


一部札幌や東京ではダイナミックプライシングで法外な値段になっているドミトリーもあるが、そこは18きっぷの機動性を活用して人気の低い街まで行けばまだ安く泊まれる余地はある。


周遊券がなくなり、18きっぷの利便性も下がっているけれど、まだできるはずだ。


それにも関わらず全然そういった人を見ないのはなぜだろう。


LCCと高速バスにシフトしたのか、それとも「海外旅行に行かない若者」と同じく、国内旅行すらしなくなったのか。


スマホ一台あればなんでもできる今、旅行は極めてイージーだと思うのだが。


思い出と経済ネタと現状観察がごちゃ混ぜになってとりとめのない文になりました。