ワイド周遊券時代のような気分 | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします

遠軽13:27発

同じ列車がそのまま旭川ゆきになります。

30分程度の停車時間中車両を解放してくれれば網走発旭川行きになるのですが、大人の事情でできないのでしょう


前に3人、後ろは貸し切り。


晩秋〜冬の景色


白滝シリーズのどこか。

あのケージ一つ一つに牛が入っており、ずっとここで育てられているのでしょう。


峠を進むと雪が出てきました。

奥白滝。

近年も白滝シリーズの駅がなくなる時に「たった一人の女子高生のための駅」とセンセーショナルに報道されていましたが、それより遥か昔1987年の奥白滝にも「たった二人だけ通う」女子高生の物語がありました。


そんなことを考えながら列車は峠を進む


ピークに差し掛かり、ますます雪深くなっています。


ここが峠の上。上越信号所

僕が初めて北海道に来た時からすでに信号所でしたので、中越、天幕とはまた違った感覚です。


こちらは中越。


久しぶりに人の世界に戻りました。

上川駅では46分の大休止。


交換の特快「きたみ」がやってきました。

一両編成でけっこう乗っていました。


駅近くのセイコーマートでコーヒーを買います。


いつしか日が暮れ、いつもの「残され感」が襲ってきました。


周遊券を使っている時も時々ありました。


日本どこでも自由に行ける。いつでも行ける。その気軽さに酔っていました。


でも実際はただの通りすがりでしかない。


夏休みが早く終わる北海道の8月、新学期の通学生に混じっていた同年代の頃。


「俺はこんなところで何をしているのだろう」と時々思いました。