宿に帰って本日の行動開始である。
もうドミはだれもいない。
曇天は続いている。
わっかにした花をよく売っている。
何か神様への意味があったと思ったけど忘れた。
お堂のようなものが町中にある。
人が何とはなく立ち止まって拝んでいく。
町のしぐさみたいに信仰は平生にある。
キルティプル行きのバス乗り場は、駄々広いグラウンドのようなところだ。
促されたのはバスではなくマイクロで、市民の足のようだ。
ぎゅうぎゅうになっていく。
緩やかに郊外の町並みは高台に移っていく。
「キルティプルキルティプルキルティプル」
という客寄せの声と乗っては降りる客をぼうっと眺めている。
ナヤ・バザールに着いたら教えてと頼んでおいた隣の若者は降りてからも道案内をしてくれる。
ありがとう。
ナヤ・バザールの入り口。
しばらく歩いて井戸端会議の奥さんたちに道を尋ねると、
指差してはにかむように教えてくれる。
1時間の郊外なのに人は素朴な気がする。
途中、トランプをしてるおじさんの集団に会う。
ござの上に集まっている。
今日は土曜日で休みだからのんびり遊んでるんだろうか。
日本も昔はこうやって囲碁や将棋をしてたんかなあ、と思う。
互いにわからない母国語でおじさんたちとやり取りをする。
写真を一緒にと言うと
「長老と撮れ」
みたいなことを言われる。
長老さんの笑い顔は深い年輪みたいだ。





