奈良のホテルでおはようございます。
今回の旅のメインイベント、大和四寺巡礼バスツアーの朝です。
8時15分JR奈良駅出発。
出発前に駅改札近くの奈良交通の窓口で受付。
昨日に続き雨模様のあいにくのお天気。
予約した時には桜の開花予想日が早くて、3月末ならお花見もできると思ってたんだけど、その後の冷え込みで桜もまだまだ咲かないまま。
でも、ここまで来れて、参加出来るだけでも幸せな事、と思い直しつつバス乗車。

まずは阿倍文殊院に向けて出発。

奈良交通のバスツアーが何故好きか、その理由のひとつがバスガイドさん。
この前にも4度ほどバスツアーに参加しているけれど、バスガイドさんがもれなく素晴らしい😊
車窓からの景色について歴史のエピソードだったり、和歌だったりを交えて案内してくれて、聞いているだけで教養が身についた気がして嬉しくなっちゃう。
(残念ながらすぐ忘れちゃうんだけどね)
バスツアーにはお一人参加も多いけど、ガイドさんが写真撮ってくれたり、話相手になってくれたり、「気がきく」ってこういう事だよなあ、といつも感心しています。
今回のガイドさんも期待通り。
うん、今日も良き日になりそうだわ。

阿倍文殊院に着くとまず綺麗なホールでご住職のお話を聞きます。



目の前のテーブルに本日のお参りのお供がセット済み。

奥の白い袋には巡礼着(お参りの時に着る白い法被みたいなの)が入っており、その上の細い木(護摩木)は4本あり、「諸願成就」という言葉とこれからまわるお寺のお名前が書かれていました。

それにお隣のペンで自分の名前を書き入れ、それぞれのお寺に納めて祈願していただきます。ありがたや、ありがたやー。


手前の左にあるのは「散華」と呼ばれ、蓮の花びらをかたどった仏様との結縁の証となるものだそう。4枚あり、片面には各お寺の名前、もう片面にはご本尊様のお写真,

手前右手はお寺のパンフレットです。


限られた時間ですが、ご住職のお話がとてもお上手で引き込まれていきます。

このお寺は有名な陰陽師安倍晴明の出生の地だそうで、ドラマや映画があると参拝者が増えるとの事。

ご本尊は国宝文殊菩薩像。

獅子の上に乗ったとても珍しい仏様。

そして、今年7月からは修復のために獅子から降りたお姿も見られるそう。

それを聞いた瞬間、あ、また来よう、と再訪を決意しました。


4月からはJR東海が「いざいざ奈良」というキャンペーンでこの大和四寺巡礼をPRする事が決まっており、鈴木亮平さんが旅するCMがたくさん流れる、というお話も伺いました。

いやーん、先取りしてるみたいで嬉しい。

(今日現在何度かCMが流れているのを見て、あ、ここ、行ったー、と毎回嬉しくなってる)





お話の後はお参りへ。

ご本尊様の近くまで行き、お経をあげていただきます。

仏様の穏やかな眼差しと目があった気がして、言葉では説明できない感動が😭


お経が終わるとツアー参加者の皆さんは境内の散策に向かわれましたが、私1人残ってしばらく仏様に見とれていました。



境内には数百本の桜の木があるそうですが、一輪も咲いておらず、残念。




お天気は回復しないけど、境内の散策の時間は雨が止んで傘いらないくらい。ラッキーです。


バスに戻り、次は岡寺を目指します。


    つづく