いよいよ帝王切開!

立ち会いに来てくれた夫と

ロビーで5分くらい話し、

歩いて手術室へ。

 

帝王切開前日のレポートはこちら

 

 

 

身体が緊張と恐怖で強ばり、

踏み出す足がすくみました。

自分を奮い立たせるため、

とにかく赤ちゃんと会えることだけを

考えるように。

 

手術室に入るなり、すぐに

着ていた手術着を脱がされ裸ん坊に。

そこにタオルをかけた状態で

硬膜外麻酔(痛み止めのため)

腰椎麻酔

をしてもらいます。

 

母親も産まれたままの

状態になるのか〜

と思ったらちょっと笑えてきました。

 

赤ちゃんが産まれるまでは、

あまり薬を使えないけれど、

産まれたあとは母体優先になるらしく、

「閉腹している時間が不快であれば、

眠くなる薬を入れられるけど、どうする?」

と聞いてもらいました。

 

今自分がどんな状態なのか

把握できてないのは、

それはそれで怖かったので、

 

「寝ないけどぼーっとするくらいの

薬をお願いします」とお伝え。

 

硬膜外麻酔では、

背中に針を刺すので

手術台でエビのように背中を丸めた

格好になります🦐

 

これをお腹の大きい状態で

やるのが結構きつい。

 

ましてや手術台はかなり狭いので、

細い板の上で大きいお腹を抱えるように

背中を丸めるのは至難の業。

 

ただ、ここで上手く丸めないと

針が良いところに刺さらず

何度も刺すことになってしまうので、

助産師さんに手伝ってもらいながら、

背中に意識を全集中。

 

麻酔が効いてるのかどうかが

一番怖かったので、

今のは痛かったとか、

足があつくなったとか、

とにかく知覚した感覚を

ありのまま伝えるようにしていました。

 

実際麻酔が足りないところも

あったみたいで増やしてもらうことも。

 

麻酔が効いていると、

触られている感覚はあるけど、

熱いとか冷たいとかの感覚がなくなります。

 

麻酔が効いてるところ、

そうでないところに、

それぞれ冷たいものを当てられて、

麻酔の効きを確認してもらいます。

 

麻酔が無事終わったら、仰向けに。

そこからが早かった!

 

尿管が入り、

下腹部全部を余すことなく消毒され、

あれよあれよと猛スピードで準備が進む。

 

「では、はじめていきますねー」

と声をかけられ、いよいよ手術スタート。

 

手術がはじまるタイミングで

突然気持ち悪く、呼吸も苦しくなり、

すぐ後ろの麻酔科の先生に相談。

 

薬が急に入ったことで、

身体がびっくりしているそうで、

酸素を全開で入れているので、

おそらくすぐおさまると思います

とのことでした。

 

麻酔の先生が術中もずっと後ろに立って、

大丈夫ですか?

と聞いてくれたり、

手術の状況を教えてくれてたので、

とっても心強かった😂

 

だいたい10分くらいで

吐き気や目眩が落ち着き、

そうすると気持ちも落ち着いてきて、

帝王切開されている状況を

客観視できるようになっていきました。

 

手術室に入ってから

25分ほどで赤ちゃん誕生!

 

産まれてすぐ一瞬だけ

顔を見せてくれたのですが、

胎脂で「顔白っ!?」というのと、

「泣いてないけど大丈夫!?」というのが

第一の感想。

 

帝王切開中、

ひたすら冷静になろうとしてたので、

赤ちゃんに対する感想も

冷静になってしまった(笑)

 

赤ちゃんが身長や体重測定をした後、

一緒に記念撮影。

この時ようやく会えたんだ〜

と実感が湧いてきました。

ちなみに上半身は楽しく

記念撮影しているけど、

下半身はまだお腹ガン開きしてます。笑。

 

撮影後の閉腹中、

頭がぼーっとする薬を入れてもらいましたが、

アドレナリンが出ているせいか、

わりと意識はしっかりしていて、

耳が少し遠くなったかな程度。

 

お医者さん同士で雑談してるけど、

(これが個人的には

ラジオ聞いてるみたいだった。笑。

もしかして意図して

他愛もない会話を

してくれてるのかも!)

手はすごいスピードで

縫合してるのがわかったので安心でした。

 

赤ちゃん誕生から30分で帝王切開完了。

手術室に入ってから1時間でしたが、

体感はもっとあっという間でした。