「せっかく城崎温泉まで行くなら、カニを少し味わうだけではなく、刺し・焼き・茹で・鍋まで思いきり楽しみたい」

 

そんな冬の旅行を考えていると、やっぱり気になるのがカニのフルコースが充実している宿ですよね。

 

ところが実際に宿泊プランを比べてみると、「カニ会席」「カニづくし」「カニフルコース」と書かれていても、中身はかなり違います。

 

お一人約1杯の地物・活松葉ガニを丁寧に味わう宿もあれば、2杯、2.5杯、3.5杯相当というボリューム重視の宿もあります。

 

さらに、同じフルコースでも、カニ刺し・焼きガニ・茹でガニ・カニすき・天ぷら・雑炊までそろう宿もあれば、一部の料理だけ地物の松葉ガニを使うプランもあります。

 

つまり、城崎温泉でカニ旅行を満足させるポイントは、単純に「カニ付きの宿」を選ぶことではありません。

量を優先するのか。

タグ付きの地物松葉ガニを優先するのか。

部屋食や個室でゆっくり食べたいのか。

外湯めぐりまで含めて城崎らしい一泊にしたいのか。

ここを決めておくと、宿選びでかなり迷いにくくなります。

 

この記事では、城崎温泉でカニフルコースを楽しめる楽天トラベル掲載宿の中から、料理内容・カニの量・地物ガニへのこだわり・食事スタイルまで比較しながら紹介します。

城崎温泉のカニフルコースは何が違う?最初に知っておきたいこと

「フルコースなら、どの宿でもだいたい同じ」と思ってしまいがちですが、実際にはかなり差があります。

特に確認したいのは次の4点です。

  • 一人あたり何杯相当のカニを使うのか
  • 地物の松葉ガニ・津居山ガニを使う料理はどれか
  • 刺し・焼き・茹で・鍋・天ぷら・雑炊のどこまで含まれるか
  • 部屋食・個室食・食事処のどれなのか

たとえば、2.5杯使うプランだから必ず1杯の地物松葉ガニより豪華、というわけではありません。

 

タグ付きの活松葉ガニは、カニそのものの仕入れ価格が高いため、量より産地や鮮度を重視した1杯前後のコースが高価格になることもあります。

 

反対に、とにかく「今年の冬はカニでお腹いっぱいになりたい」という旅行なら、2杯以上を目安に探すと満足しやすくなります。

城崎温泉で松葉ガニを食べるなら11月から3月が本番

城崎温泉の冬のカニ旅行を計画するなら、時期も重要です。

日本海で水揚げされる雄のズワイガニは、山陰地方では松葉ガニと呼ばれています。

城崎温泉近くの津居山港で水揚げされるものが津居山ガニです。

 

松葉ガニ漁は例年11月6日に解禁され、雄の津居山ガニの漁期は翌年3月20日ごろまで。

旅館では仕入れや保存方法などにより、3月31日ごろまで冬のカニプランを設定しているところもあります。

 

また、松葉ガニの雌であるセコガニを料理に組み込むプランは、提供期間がさらに短い場合があります。

地物の松葉ガニを目的にするなら
11月上旬〜3月中旬を中心に探す。

セコガニまで味わいたいなら
11月〜12月のプランを優先する。

冬休み・年末年始・土曜日を狙うなら
希望日の空室がある段階で早めに候補を押さえておく。

城崎温泉のカニフルコースおすすめ宿7選を比較

宿 カニの目安 特徴 オススメな人

但馬屋

約2.5杯 刺し・茹で・焼き・鍋・天ぷらなど。刺身には津居山産活ガニ 量・地物・部屋食をバランスよく楽しみたい

きのさきの宿 緑風閣

対象プラン約2.8杯 カニ刺し・焼き・茹で・鍋+セコガニなど 量も料理の華やかさも欲しい

やなぎ荘

最大約3.5杯 名物かにかまくら・3Lカニすき・姿茹でガニ とにかくカニの量を重視したい

川口屋城崎リバーサイドホテル

約2杯 刺し・陶板焼き・蒸籠蒸し・鍋・天ぷら・雑炊 いろいろな調理法を楽しみたい

お宿 芹

活松葉ガニ1杯 青タグ付き津居山港産活け松葉蟹 量より地物の鮮度・質を重視したい

風月魚匠

プランにより異なる 鮮魚店プロデュース。地物活松葉ガニ上位プランあり 魚とカニの質にこだわりたい

ときわ別館

杯数表記より料理数重視 刺し・茹で・焼き・鍋・甲羅蒸し・天ぷら 多彩な蟹料理を部屋食で楽しみたい

ここから、それぞれの宿を詳しく見ていきます。

1.城崎温泉 但馬屋|約2.5杯のカニと部屋食を両方楽しみたいなら有力

「せっかくならカニの量も欲しい。でも、ただ量が多いだけではなく地元らしいカニも味わいたい」

 

そんな人が最初に比較したいのが城崎温泉 但馬屋です。

冬のカニフルコースでは、お一人約2.5杯相当のカニを使い、

  • カニ刺し
  • 焼きガニ
  • 茹でガニ
  • カニ小鍋
  • カニ天ぷら
  • カニグラタン
  • カニ雑炊

など、食べ方を変えながら一晩でカニを満喫できます。

さらに注目したいのが、カニ刺しに津居山産の活ガニが使われること。

とろっとした生の甘みを味わったあと、香ばしい焼きガニ、身を黙々とほぐしたくなる茹でガニ、熱々の鍋、そして最後は旨味が溶け込んだ雑炊へ。

 

「城崎までカニを食べに来た」という満足感を作りやすい構成です。

夕食・朝食とも部屋食のプランがあり、周りを気にせず二人で食事を楽しみたい夫婦やカップルにも相性が良い宿。

 

館内には趣の異なる貸切温泉があり、宿泊者向けの外湯めぐりも組み合わせられます。

JR城崎温泉駅からは徒歩約13分。温泉街を歩きながら向かうこともできます。

こんな人にオススメ

  • カニを2杯以上しっかり食べたい
  • カニ刺しでは地元の活ガニを味わいたい
  • 刺し・焼き・茹で・鍋・天ぷらまで一通り食べたい
  • 部屋で落ち着いてカニを食べたい
  • 貸切温泉や外湯めぐりも楽しみたい

迷ったときに比較の基準にしやすい、量・料理内容・温泉体験のバランスが取りやすい宿です。

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2.きのさきの宿 緑風閣|約2.8杯の特選カニ会席と駅近を両立

カニのボリュームは欲しいけれど、交通の便利さも妥協したくない。

そんな場合に比較しやすいのがきのさきの宿 緑風閣です。

 

JR城崎温泉駅から徒歩約3分なので、大きな荷物を持った冬の旅行でも移動しやすいのが魅力。

特に注目したいのが、期間限定で用意されるお一人約2.8杯分を使用した特選カニ会席フルコースです。

 

内容は、

  • カニ刺し
  • 焼きガニ
  • 甲羅付き茹でガニ
  • カニすき
  • カニといくらの寿司
  • セコガニ
  • 但馬牛の炙り焼きまたは鮑料理

など。

単純にカニの量を増やすだけでなく、セコガニや但馬牛など、但馬らしい冬のごちそうをまとめて味わえるのがポイントです。

 

特にセコガニが入るプランは提供期間が限られるため、11月〜12月に城崎へ行く予定なら優先的に確認しておきたいところ。

 

一方、カニフルコースに但馬牛ステーキを組み合わせた冬プランもあり、カニだけを延々と食べ続けるより、途中で肉料理も楽しみたい人にも選びやすくなっています。

こんな人にオススメ

  • カニを2杯以上たっぷり食べたい
  • セコガニも食べてみたい
  • カニだけでなく但馬牛も楽しみたい
  • 城崎温泉駅から近い宿がいい
  • 電車で城崎旅行をする

特選カニ会席は期間が限定されるため、内容に惹かれた場合は「あとで探せばいい」と先延ばしせず、宿泊予定日の設定があるか確認しておくのが安心です。

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3.城崎温泉 やなぎ荘|お一人最大3.5杯相当でカニの量を重視する人に

「一年に一度のカニ旅行だから、もうしばらくカニを見たくなくなるくらい食べたい」

そんなボリューム重視派なら、城崎温泉 やなぎ荘は外せません。

 

中でも豪華版の「玉手箱」プランでは、お一人約3.5杯相当のカニを使用。

今回比較している宿の中でも、量を重視すると目を引く内容です。

 

料理には、

  • カニ刺し
  • カニ甲羅せいろ蒸し
  • 名物かにかまくら
  • 特大3Lカニすき鍋
  • カニ天ぷら
  • 甲羅付き姿茹でガニ
  • カニ雑炊

などが並びます。

特に印象的なのが、やなぎ荘名物の「かにかまくら」。

カニを特殊な塩で覆い、じっくり焼き上げる料理で、普通の焼きガニとはまた違った楽しみがあります。

 

さらに、特大サイズのカニすきに姿茹でガニまで付くので、夕食そのものが旅行のメインイベントになります。

 

「高級ブランドガニを少量ずつ吟味する」というより、とにかくカニ料理をたっぷり食べたい旅行に向いています。

 

城崎温泉駅から徒歩約6分で、外湯めぐりを楽しみやすい温泉街の立地も魅力です。

こんな人にオススメ

  • 何よりカニの量を優先したい
  • 姿茹でガニまでしっかり食べたい
  • 普通とは少し違うカニ料理も楽しみたい
  • グループや夫婦でカニ旅行そのものをイベントにしたい

なお、杯数が多いことと、すべてのカニが地物のタグ付き松葉ガニであることは別です。

津居山ガニなど地物ブランドガニにこだわる場合は、予約するプランのカニの種類まで確認して選びましょう。

 

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4.川口屋城崎リバーサイドホテル|約2杯を多彩な調理法で食べたい人に

カニの量だけではなく、同じカニが調理法によってどう変わるかまで楽しみたい。

そんな人に向いているのが川口屋城崎リバーサイドホテルです。

 

冬のカニフルコースでは、お一人約2杯を使い、

  • カニ刺し
  • カニ陶板焼き
  • カニの蒸籠蒸し
  • カニすき鍋
  • カニ天ぷら
  • カニ雑炊

など、調理法を変えながら楽しめます。

 

冷たいカニ刺しの甘さ、火を入れた焼きガニの香ばしさ、蒸したカニのふっくらした食感、出汁をまとった鍋。

そして最後に、鍋の旨味を吸った雑炊。

 

「最初から最後までカニ」という満足感はありつつ、味付けや食感が変わるので飽きにくいのが魅力です。

 

お一人2杯という量も、カニ好きの旅行として十分に比較対象になります。

こんな人にオススメ

  • 刺身だけでなく多彩なカニ料理を楽しみたい
  • 2杯前後を目安にしっかり食べたい
  • 焼く・蒸す・揚げる・鍋まで食べ比べたい
  • 旅館の温泉もゆっくり楽しみたい

「杯数だけでは選べない」という人ほど、献立内容まで見比べておきたい宿です。

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5.城崎温泉 お宿 芹|青タグ付き津居山ガニを部屋で味わいたい人に

「2杯、3杯という量よりも、せっかく城崎へ行くなら地元で水揚げされたカニを食べたい」

 

そんな人には城崎温泉 お宿 芹が候補になります。

注目したいのは、青タグ付き津居山港産の活け松葉蟹をお一人1杯使うフルコース。

津居山港で水揚げされた地物ガニを、食べる直前にさばいて提供するプランです。

 

活け松葉蟹を、

  • 刺身
  • しゃぶしゃぶ
  • 茹で
  • 焼き味噌

などで味わいます。

カニの量だけを見ると、2.5杯や3.5杯の宿より少なく感じるかもしれません。

 

しかし、カニ旅行では「何杯食べるか」と「どのカニを食べるか」は別の価値です。

地元で水揚げされたタグ付き活松葉ガニを目的にするなら、むしろこうしたプランを選ぶ意味があります。

 

さらに夕食は部屋食。

カニの殻をむくのに夢中になって会話が止まっても、人目を気にせずゆっくり過ごせます。

温泉街中心部から少し離れた円山川沿いにあり、JR城崎温泉駅から送迎も用意されています。

こんな人にオススメ

  • 地物の津居山ガニを食べることを旅の目的にしたい
  • タグ付き活松葉ガニにこだわりたい
  • 量より鮮度や産地を優先したい
  • 夕食を部屋でゆっくり楽しみたい
  • 記念日や夫婦旅行で少し贅沢したい

活ガニを使うプランは時価の影響を受けやすいため、料金だけを見て他のプランと単純比較しないことがポイントです。

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6.城崎温泉 風月魚匠|鮮魚店ならではの目利きと地物松葉ガニを重視

「カニ旅行だからこそ、量だけではなく魚を扱う宿の目利きにもこだわりたい」

そんな人に比較してほしいのが城崎温泉 風月魚匠です。

老舗鮮魚店がプロデュースする料理旅館で、冬には複数のカニプランが用意されます。

 

定番のカニフルコースでは、2名で約2.5杯を使用。

カニ刺し、炭火焼き、茹でガニ、カニすき、雑炊などを楽しめます。

 

この定番プランでは一部に冷凍ガニが使われるため、「全部が地物活松葉ガニだと思って予約した」という行き違いを避けるためにも、内容を理解して選ぶのが大切です。

 

一方、質を優先したい人には、津居山港や柴山港で水揚げされたタグ付きの地物活松葉ガニをお一人1杯使用する上位プランもあります。

 

つまり風月魚匠は、

「定番フルコースでカニ料理を幅広く楽しむ」

のか、

「予算を上げて地物の活松葉ガニそのものを楽しむ」

のかを選びやすい宿です。

 

食事は個室食事処になるプランがあり、落ち着いて食事に集中したい人にも向いています。

こんな人にオススメ

  • 料理宿らしいカニ料理を楽しみたい
  • 鮮魚店の目利きに魅力を感じる
  • 地物活松葉ガニの上位プランも比較したい
  • 量優先と質優先を予算に合わせて選びたい

地物松葉ガニを目的にする場合は、「カニフルコース」という言葉だけではなく、プラン説明に地物・活蟹・津居山・柴山・タグ付きなどの表記があるかまで確認すると選びやすくなります。

 

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7.城崎温泉 ときわ別館|多彩なカニ料理を夕朝部屋食でゆっくり

カニの杯数だけを競うのではなく、いろいろな料理にして味わいたい。

さらに、できれば部屋で落ち着いて食べたい。

そんな人に候補となるのが城崎温泉 ときわ別館です。

 

冬の蟹会席では、

  • カニ刺し
  • 茹でガニ
  • 炭火焼きガニ
  • カニすき仕立ての一人鍋
  • カニ甲羅蒸し
  • カニ天ぷら

など、さまざまな料理でカニを楽しめます。

 

茹でガニも焼きガニもそれぞれ半身が用意されるため、「一つの調理法だけでは物足りない」という人にはうれしい構成。

また、夕食・朝食とも部屋食のプランなので、食事時間を旅の中で大切にしたい夫婦やカップルにも向いています。

 

注意したいのは、基本プランの鍋が小鍋のため、そのまま雑炊にはできない点。

「カニ旅行の最後は絶対に雑炊で締めたい」という場合は、追加できるカニ雑炊の有無まで予約画面で確認しておきましょう。

こんな人にオススメ

  • 刺し・焼き・茹で・揚げまで食べたい
  • カニの杯数より料理の種類を重視したい
  • 部屋食でゆっくり過ごしたい
  • 夫婦やカップルで落ち着いたカニ旅行をしたい

JR城崎温泉駅からは無料バスを利用できるため、冬の荷物が多い旅行でも移動しやすくなっています。

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結局どこがいい?目的別に選ぶならこの宿

7宿を見ても迷ってしまう場合は、「自分が一番後悔したくないポイント」で絞ると決めやすくなります。

カニの量を最優先したい

やなぎ荘をまず比較。

最大約3.5杯相当のプランがあり、カニ刺し・姿茹でガニ・3Lカニすき・天ぷら・雑炊まで並びます。

「カニでお腹いっぱい」が旅の最優先なら分かりやすい選択肢です。

量と内容のバランスを重視したい

但馬屋。

約2.5杯を使用しながら、刺身には津居山産活ガニを使用。

部屋食や貸切温泉まで含めて、城崎らしい一泊を組み立てやすい宿です。

駅近とカニのボリュームを両立したい

きのさきの宿 緑風閣。

駅から徒歩約3分で、対象の特選カニ会席では約2.8杯相当。

11月〜12月ならセコガニ付きプランも注目です。

タグ付き津居山ガニを優先したい

お宿 芹。

青タグ付き津居山港産活け松葉蟹をお一人1杯使うプランがあり、量より「城崎まで来たから地物を食べたい」という人向きです。

いろいろなカニ料理を食べ比べたい

川口屋城崎リバーサイドホテル。

刺し・焼き・蒸し・鍋・天ぷら・雑炊まで変化を付けながら楽しめます。

地物活松葉ガニの上位コースまで比較したい

風月魚匠。

定番カニフルコースと、地物活松葉ガニを重視した高級プランの両方を比較できます。

部屋食で落ち着いて食べたい

但馬屋・お宿 芹・ときわ別館を中心に比較。

カニは殻をむいたり鍋を食べたりと夕食時間が長くなりやすいので、周囲を気にせず食べられる環境を重視する価値は意外と大きいです。

城崎温泉でカニフルコースを予約するときの失敗しない確認ポイント

「2杯」は一人2杯なのか、二人で2杯なのか

ここは必ず確認してください。

「2名で2.5杯」と「一人2.5杯」ではボリュームがまったく違います。

人数が変わった場合の提供量もプランによって異なります。

地物松葉ガニはどの料理に使われるのか

「津居山ガニ使用」と書かれていても、コースすべてが津居山ガニとは限りません。

カニ刺しだけ活津居山ガニ、鍋は別のズワイガニということもあります。

地物を最優先するなら、

  • タグ付き
  • 地物
  • 活ガニ
  • 津居山ガニ
  • 柴山ガニ

などの記載を料理ごとに確認するのが確実です。

茹でガニは姿1杯か半身か

見た目の満足感を左右しやすいポイントです。

大きな茹でガニが一杯丸ごと目の前に置かれるのと、半身が付くのとでは印象が大きく変わります。

写真だけでは判断せず、お品書きまで確認しましょう。

最後にカニ雑炊があるか

カニすきの出汁には、カニや野菜の旨味がたっぷり残ります。

そこへご飯と卵を入れて食べる雑炊を「カニ旅行の締め」と楽しみにしている人も多いはず。

一人鍋や小鍋の場合は雑炊が含まれないこともあるため、雑炊好きなら重要な確認事項です。

部屋食か個室食か食事処か

カニフルコースは通常の会席以上に食事時間が長くなりがちです。

二人きりでゆっくり食べたいなら部屋食。

部屋に食事の匂いを残したくないなら個室食事処。

椅子席のほうが楽なら食事処。

料理だけではなく、過ごし方まで想像して選ぶと満足度が上がります。

松葉ガニ1杯とズワイガニ2.5杯ならどちらを選ぶ?

これは城崎温泉のカニ宿選びで最も悩みやすいポイントです。

結論から言えば、どちらが上というものではありません。

「城崎だからこそ食べられるもの」を重視
タグ付き津居山ガニなど地物活松葉ガニのプラン。

「一年分のカニを食べたい」という満腹感を重視
2杯〜3.5杯相当のボリューム型フルコース。

特に初めての城崎カニ旅行では、「安いほう」「杯数が多いほう」だけで決めず、旅の目的を一つ決めると後悔しにくくなります。

 

記念日なら地物活ガニ。

家族旅行ならボリューム。

夫婦旅行なら部屋食。

電車旅行なら駅近。

 

こう考えると宿が絞りやすくなります。

カニ旅行は夕食だけでなく外湯めぐりまで含めると城崎らしさが完成する

城崎温泉の魅力は、カニを食べて終わりではありません。

温泉街には外湯が点在しているので、浴衣に着替えて温泉街を歩き、冷えた体を温泉で温めてから宿へ戻り、カニの夕食を迎える。

 

これだけで冬の旅行らしい特別感が一気に増します。

おすすめは、夕食直前に慌ただしく外湯へ行くのではなく、少し早めに城崎へ到着すること。

城崎カニ旅行の過ごし方のイメージ

14時台〜15時台
城崎温泉へ到着

15時台
チェックイン・浴衣に着替える

16時前後
温泉街を散策しながら外湯へ

17時台
宿へ戻ってひと休み

18時前後
待ちに待ったカニフルコース

夕食後
お腹の具合を見ながら夜の温泉街へ

外の寒さ、温泉の熱さ、カニ鍋の湯気。

冬だからこそ楽しめる組み合わせです。

城崎温泉のカニフルコースでよくある質問

Q. 城崎温泉のカニフルコースなら、すべて松葉ガニですか?

A. いいえ。宿やプランによって異なります。地物活松葉ガニだけを使う高級プランもあれば、刺身だけ地物活ガニで鍋などには別のズワイガニを使うプラン、一部冷凍ガニを使用するプランもあります。地物にこだわる場合は予約画面のお品書きまで確認してください。

 

Q. 城崎温泉で松葉ガニを食べるなら何月がいいですか?

A. 松葉ガニ漁は例年11月6日に解禁され、雄の津居山ガニは3月20日ごろまでが漁期です。旅館のカニプランは3月末まで設定されることもあります。セコガニまで食べたい場合は11月〜12月を中心に探すと選択肢があります。

 

Q. カニ2杯は多いですか?

A. 食べる量には個人差がありますが、刺し・焼き・茹で・鍋などで2杯前後を食べるコースはかなり食べ応えがあります。少食なら、杯数より地物ガニの質を重視した1杯前後のコースも候補になります。

 

Q. カニをお腹いっぱい食べたいならどこがいいですか?

A. 杯数を重視するなら、最大約3.5杯相当のプランがあるやなぎ荘、約2.5杯の但馬屋、対象プランで約2.8杯の緑風閣などを比較しやすいです。

 

Q. 地物の津居山ガニを食べたいならどこですか?

A. 青タグ付き津居山港産活け松葉蟹を使うプランがあるお宿 芹が分かりやすい候補です。但馬屋ではフルコースのカニ刺しに津居山産活ガニを使うプランがあり、風月魚匠にも地物活松葉ガニを重視した上位プランがあります。

 

Q. 部屋食でカニを食べられる宿はありますか?

A. あります。但馬屋、お宿 芹、ときわ別館などに部屋食のカニプランがあります。ただし人数や予約プランによって食事場所が変更される場合があるため、予約時に確認してください。

 

Q. 城崎温泉駅から近いカニ宿はどこですか?

A. 今回紹介した中では、きのさきの宿 緑風閣が城崎温泉駅から徒歩約3分で便利です。やなぎ荘も徒歩圏です。宿によって旅館組合の乗合バスや送迎を利用できる場合があります。

城崎温泉でカニフルコースを楽しむなら「何杯」だけで決めないのが正解

城崎温泉の冬旅で一番もったいないのは、「カニフルコースと書いてあったから予約したけれど、思っていた内容と違った」となることです。

同じフルコースでも、

  • お一人約3.5杯のボリューム型
  • 約2.5杯+地物活ガニを一部に使うバランス型
  • タグ付き津居山ガニ1杯を味わう質重視型
  • 部屋食でゆっくり味わう滞在重視型

と、楽しみ方はかなり違います。

 

たくさん食べるなら、やなぎ荘。

量・地物・部屋食のバランスなら、但馬屋。

駅近とボリュームなら、緑風閣。

青タグ付き津居山ガニを優先するなら、お宿 芹。

多彩な調理法なら、川口屋城崎リバーサイドホテル。

料理宿らしい地物活ガニの上位コースまで見るなら、風月魚匠。

部屋食と多彩な蟹料理なら、ときわ別館。

 

ここまで絞れば、自分に合う宿はかなり見えてきます。

そして冬の城崎は、「カニを食べたい」と思う人が同じ時期に集まります。

 

特に週末や連休、年末年始、客室数の少ない宿、部屋食プラン、カニの量が多い人気プランは、希望する日程でいつでも選べるとは限りません。

気になる宿が見つかったら、まず宿泊予定日を入れて、希望するカニフルコースがその日に販売されているかまで見てみてください。

 

冬の冷たい空気の中を浴衣で歩き、温泉で体を温めたあと、部屋へ戻れば目の前にはカニ刺し、焼きガニ、茹でガニ、湯気の立つカニすき。

最後は旨味が染みた雑炊まで。

「今年の冬、城崎に来てよかった」と思える一泊は、宿を決めた瞬間から始まっています。

※部屋タイプ、設備、料金、アクティビティ内容、送迎条件は変更されることがあります。予約前に最新情報をご確認ください。