やっと花金、明日はグリーンボランティア活動で山しごとです。

 

 

臨時特急の後は通勤車の快速を2本撮影、その間にはE353系の特急「かいじ2号」が通過しました。

 

特急「かいじ」は1988年3月に特急「あずさ」の甲府発着列車を分離して誕生しました。国鉄最後の全国ダイヤ改正となった1986年11月、「あずさ」は急行列車の特急格上げで12往復から22.5往復に増発されましたが、1988年3月改正で27往復に増発すると同時に松本方面の「あずさ」18往復、甲府発着の「かいじ」9往復と分離された訳です。

 

撮影した2号は9両編成ですが、運転開始当初の「かいじ」はグリーン車無しの6両編成でした。グリーン車連結は1993年まで待たなければならず、これは房総方面への255系投入による余剰車転用での増結です。

 

さらに1997年には北陸新幹線長野開業で信越線特急「あさま」が廃止されると、余剰車転用で一部列車が11両に増結されています。

 

現在の中央線特急は9両または12両編成での運転となっていますが、通勤車が10両なので9両編成の特急が短く見えるのですから不思議なものです。それだけ首都圏では利用者が多い証拠であり、地方路線では短編成の特急が多い昨今、長編成の特急健在なのは嬉しい限りでしょう。