国内の世界文化遺産をざっくりと回ってみました。回り始めたときは定番観光地しか登録されてなかったんだけど、近年になって複合遺産がどんどん登録されて回りきれなくなりました。複合遺産については一箇所でも見ておけば行ったことにしようと思います。

 

1.法隆寺地域の仏教建造物

聖徳宗の総本山である法隆寺には世界最古の木造建築が並ぶ。年代は飛鳥時代にあたる。日本における仏教文化のベースとなっているので訪問はマスト。

おすすめ度:★★★

 

2.姫路城

国内の城で天守が現存しているものは僅か12城しかなく、その中で特に状態が良く美しいのがこの姫路城。城巡りをするなら必ず行きたい。個人的には松本城や岐阜城、松山城もおすすめ。

おすすめ度:★★★

 

3.古都京都の文化財

京都の寺や神社が複合遺産として登録された。17箇所と数が多く、全部回るのは無理なのでアクセスの良い清水寺、延暦寺、金閣寺、銀閣寺、二条城へ行ってみた。それぞれが芸術的完成度が高く、何度も通う価値があると思う。もちろん登録されていない寺院も大変優れているので、しばらく関西に住んで回ってみたい。

おすすめ度:★★★

 

4.白川郷・五箇山の合掌造り集落

合掌造りの建物がこれほど残っている場所は数えるほどしかない。ただし、建てられた年代は意外にも新しい。日本の農村の原風景を楽しみながら写真を撮って回るのが良いだろう。

おすすめ度:★★

 

5.原爆ドーム

負の遺産というカテゴリでの登録。誰もが知っていて、それなりに知識はあると思うけど、現地で見る意義はあるだろう。

おすすめ度:★★

 

6.厳島神社

この鳥居が人気で日本中から観光客が集まる。神社自体は意外と小さくてびっくりするが、観光地としてはそれなりに楽しい。この神社を今の形に整備したのは平清盛。また、毛利元就の厳島の戦いも有名。

おすすめ度:★★

 

 

7.古都奈良の文化財

ここも複合遺産だ。ただし、8箇所に限定されているので京都よりは回りやすい。東大寺、興福寺、春日大社、薬師寺へ行ってみたが、日本最古級の建物や仏像だらけで本当に驚く。

おすすめ度:★★★

 

 

8.日光の社寺

行ったのがだいぶ前なので写真が見つからない。徳川家康を祀る東照宮と、その周辺の社寺が登録されている。東照宮は半端ない広さだし、東京からアクセスが良いのでおすすめ。

おすすめ度:★★★

 

 

9.琉球王国のグスク及び関連遺産群

琉球王国の首里城。燃える前に行けて良かった。複合遺産としてここを含めて9箇所が登録されている。100名城巡りで今帰仁城、中城城も訪れたが、琉球独自の技法で造られた城はとても珍しく興味深いものだった。

おすすめ度:★★★

 

10.紀伊山地の霊場と参詣道

熊野三山を中心とし、そこに至るまでの道と社寺が登録されている。少し前に那智勝浦でレンタカーを借り、熊野那智大社、熊野本宮大社、熊野速水大社を一日で回った。中でもおすすめなのが那智大社で、那智の大滝なども楽しめる。本宮や速水大社には宝物館があり、国宝や重要文化財が保管されているのだけど、残念ながら改修工事中だった。また、吉野と高野山へも行ってみた。吉野は金峯山寺が素晴らしく、また高野山は町全体が霊場であった。

おすすめ度:★★

 

 

11.石見銀山遺跡とその文化的景観

東京からはとても遠く、実際に入れる鉱山はほとんどない石見銀山だけど、銀山で栄えた街の跡が残り、雰囲気は楽しめた。佐渡の金山と並び、世界にも影響を与えた場所として世界遺産には相応しいと思う。

おすすめ度:★★

 

 

12.平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-


中尊寺の金色堂を除けば、東北の古寺のひとつという印象。敷地は広く一日楽しめるので行って損は無いと思う。

おすすめ度:★★

 

13.富士山‐信仰の対象と芸術の源泉‐

富士山だけでは世界遺産登録にならず、神社なども含めて複合遺産として登録された。富士山にも登ってはみたが、9合目あたりで高山病の症状が出始め、頭痛をこらえてなんとか登頂した。残念ながらお鉢めぐりをする余裕は無かった。最近、北口本宮富士浅間神社へ行ってみたが、富士を信仰する歴史を感じる神社でとても良かった。

おすすめ度:★★

 

14.富岡製糸場と絹産業遺産群

明治初期の製糸場が、これだけの規模で残っているのは素晴らしい。日本の絹の生産は世界一になり、それを支えたこの製糸場は世界遺産にふさわしいと思う。諏訪の片倉館(女工の入った温泉)も入れてもらえたら良かったな。

おすすめ度:★★

 

 

15.明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

複合遺産にするにも限度がある。場所も種類もてんでバラバラで、その多くは観光地でも何でもない。海外から見て日本の産業革命がそれほど大事かと言われるとそうでもないし。後進国でヨーロッパの文化を受け入れた証というのは登録されやすいのかも知れない。とりあえず見てみたのは韮山反射炉、端島炭坑(軍艦島)、旧グラバー住宅。端島の登録は全体ではなく、明治に造られた僅かなレンガの跡のみ。この複合遺産は観光地として見れば面白いところも多いので、世界遺産は抜きにして見学することをおすすめしたい。

おすすめ度:★★

 

16.ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献‐

上野公園の入り口に近く、よく前を通るところだが、いきなりの世界遺産登録にはびっくりした。ル・コルビュジエの建築物が一気にまとめて登録され、そのひとつが日本にもあったのだ。改修工事中のため写真は撮れていない。

おすすめ度:★

 

 

17.「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群

宗像大社は三箇所あり、信仰のメインとなる沖ノ島は一般人は入ることはできない。沖ノ島のことを詳しく知りたいなら辺津宮の神宝館へどうぞ。沖ノ島から出土した貴重なお宝の数々が見れる。

おすすめ度:★★

 

 

18.長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

世界遺産登録するほどのものか分からないが、日本ではごく限られた地域で江戸時代前に伝わったキリスト教の信仰が続いていて、僅かにその跡が残っている。教会は明治に入ってから建てられるようになり、これらが世界遺産登録のメイン。写真は大浦天主堂。遠藤周作の小説の舞台となった黒崎集落も路線バスから少し見た。

おすすめ度:★★

 

 

19.百舌鳥・古市古墳群‐古代日本の墳墓群‐

天皇の墓ということで、そのほとんどは宮内庁に管理され、中に入ることはできない。発掘すればとんでもないお宝がざくざく出てくる可能性は高い。観光するなら奈良や大槻などの中に入れる古墳群をお勧めする。

おすすめ度:★

 

 

20.北海道・北東北の縄文遺跡群

縄文時代の遺跡が初めて登録された。日本の縄文時代は世界的にもユニークで面白い。例えば土器は世界最古級で、他の国では見られないような模様がびっしりと入っている。今回訪問したのは三内丸山遺跡と国宝土偶のある垣ノ島遺跡、是川遺跡。山梨、長野、新潟あたりの中期縄文時代の文化も豊かで面白いので是非登録をお願いしたい。

おすすめ度:★★★★★