アフリカでビジネスをするということ | アフリカで生きる

アフリカで生きる

ウガンダでビジネス留学中。日々、アフリカンビジネスの最前線で戦っています。
そこには無限の可能性と成功を夢見る10億人の人々がいる。
アフリカで金儲けだけを考えたら、どんなに楽だろう?
でもビジネスでこの国の未来を良くできたら、どんなに素晴らしいことだろう。

$アフリカで生きる


ウガンダに来て一ヶ月が経ちました。そこで、この1ヶ月間学んだウガンダの問題とアフリカンビジネスの経験談、注意点などを書こうと思います。
そして最後は農業ビジネス(ファーミングビジネス)の近況報告と展望です。

ちょっと長くなるかもしれませんが、最後まで読んで頂ければ幸いです。

今日は書ける範囲で私が経験したことを包み隠さず話そうと思います。良い部分ばかりを羅列するのは簡単ですが、それは本当の私を語るものではありません。汚い部分、間違っている部分も含めて話したいと思います。


まずウガンダが抱える問題です。問題は山ほどありますが、その中でも一番深刻な問題は賄賂です。特に役人は腐っています。僕が着いた次の日に大学申請で必要な書類をもらいにある機関に行きました。そこでまず門番に言われたのが、「今日は休みだから、明日来なさい」とのこと。そして明日、レセプションまで通されますが、俺は担当者じゃないから、隣の奴に聞いてくれと言われます。そして隣の人は私も分からないから、何号室○○さんに聞いてみてと、たらい回しにされるのです。そして、やっと担当者の名前を聞き出し、そいつに会いたいと話すと、今日彼は休みで来週まで戻ってこないと言われました。そして最後にこう言われます。「昨日ならいたのに.....。」「はぁ?昨日休みって言ったのおめえじゃねぇか。」

つまり話は簡単です。門番に中に入れてもらうのにも、その担当者に会うのも、金を払えということです。

また、ある機関では、書類を発行してもらうのにも、日本なら30分でできるものが3、4日は当たり前。何かといちゃもんをつけて、「この書類には他の書類が必要だから、違う機関でとってきて」と言われます。そしてまた違う機関ではその書類の申請にはまた違う書類が必要だからと言われます。はっきりいってこんなのに付き合ってれば、時間がいくらあっても足りません。賄賂を払えば、一瞬で解決することもあります。

この国ではこれが当たり前なのです。

ここに書いたことは私が経験したほんの一部です。事態はもっと汚く、腐っています。
この賄賂や役人の問題は将来、必ず解決しなければいけません。
こんなのがある限り、人々が政府を信頼することはありません。


しかし、現在、私がこの問題に何かアプローチをすることは不可能だし、危険を伴うでしょう。


ここはアフリカ、いま自分にできることを精一杯やるだけだと思っています。
生きるために必要なことは、たとえそれが間違っていても、私はやるでしょう。



それが「アフリカで生きるということ」なのかもしれません。




次にビジネスについて学んだことをいくつか書きたいと思います。

この1ヶ月多くのことを経験しました。信頼していた人に裏切られたこともあり、涙、悔しさ、怒りでおかしくなりそうでした。twitterに怒りに任せて汚い言葉でつぶやいてしまい、彼女には俺が恐くなったと言われました。


アフリカでビジネスをする上で必要なものは「legal power」「political power」「determimation」の3つです。
アフリカでビジネスをすると多くの邪魔が入ります。それが役人や競争相手、近い友人であったりと色々です。彼らは僕のビジネスに一枚噛もうとするかもしれません。または潰してくるかもしれません。そいつらから自分を守るためにも、優秀な弁護士に守ってもらう必要があります。この国では役人よりも弁護士の方がパワーを持っています。とにかくビジネス以外でも、問題が起きた際は弁護士に電話をすることで、それを解決してくれます。役人にとって、法律を知る弁護士は恐れ多い存在なのです。
だって彼らは法律に反すること平気でやってるんですから。

今はコンサルをお願いしているEddieの妹が弁護士をしているので、彼女に色々アドバイスをもらっています。
しっかりとビジネスのストラクチャーができたら、正式に彼女に弁護士をお願いするつもりです。


次に政治家ですが、これも自分を守るため+事業を拡大する上で絶対に必要なものです。先日インドレストランである大臣とお会いしました。お会いしたというか、隣の席に座っていて、spがいないその隙にエディと挨拶しに行きました。「私は日本から来ました。近い将来ビジネスを始めたいと思っているので、是非お力をお貸しください。」と私が言うと、「君は何でわざわざウガンダに来たのか?」と聞かれました。

「日本を好きじゃないんです。この国のほうが可能性に満ちている。だから私はここにいます。」
と答えました。大臣爆笑w

正確に言えば、日本の政治と日本人のビジネスに対する考え方が嫌いで、それ以外は日本大好きですよ。日本人として誇りも持っています。
しかし、その発言のおかげで、その人から携帯番号と名刺を頂き、「いつでも私のオフィスに来なさい。」と言われました。後から知ったのですが、その方は次期大統領の可能性もあるほどのBIG MANだそうです。

また先週は、Bank of Uganda(中央銀行)の総裁と偶然レストランでお会いし、コンタクトをゲットしました。


これがアフリカンビジネスなんです!
日本にいたら、学生がこんなビッグな方たちとお会いして、話ができることはまずありえません。
でもアフリカなら、白人は一定のリスペクトを受けるので、あとは勇気とビジネスセンスで何とかやっていけます。

来月、僕のビジネスの企画書ができたら、それを農業関係のビックマン(大臣クラス)に見せる予定です(エディの妹さんの紹介)。彼の後ろ盾があればスムーズにビジネスを始められると思います。
その前にしっかりとリサーチを行いたいと思います。


最後に「determination」ですが、日本語に訳すと「最後までやり遂げること」だと思いますが、僕にとっては「我慢」と捉えています。というのも、ここでは自分が想定している範囲を超えた問題が次から次へと起きます。
つまり「想定外」を「想定内」に入れとかなければなりません。理解できないと思いますが、様々なリスクを考えて+何個か想定外のことが起きると覚悟しておくことが大切なのです。

また、自分のビジネスプランを絶対に人に話してはいけません。どこで誰の耳に入るか分からないからです。噂はどんどん人づてに広がってしまいます。どんな奴が聞いているか分かりません。このことも非常に大切な「我慢」です。日本なら自分のプランや考えていることを公表するのは普通です。私の考えと皆の考えをシェアすることにより、より考えが深まったりすることもします。しかし、この国ではそれはしてはいけないのです。

多くの人に「お前は何をしたんだ」と聞かれますが、「今それを探しているから、君のtipsをちょうだい」と言うようにしています。ウガンダ人はけっこう話し好きなので、有益な情報をさらっと教えてくれたりします。



この3つの要素(「legal power」「political power」「determimation」)がアフリカンビジネスには絶対不可欠です。
そして、それを最大限利用して行うビジネスが、私にとっての「アフリカでビジネスをするということ」だと考えています。



最後に農業ビジネスの近況報告をしたいのですが、書く時間がなくなってしまいました。本当にすいません。
というのも、今から南スーダン共和国に旅行してきます。もちろん目的はマーケット調査です。


この続きは南スーダンの話も盛り込んで今週の土日に更新させて頂きます。
雑文ながら、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
コメント頂ければ嬉しいです。


まさかず@ウガンダ→南スーダン