紙魚の手帖 シミノテチョウ -27ページ目

紙魚の手帖 シミノテチョウ

本のことやら、書くことやら。

今日はあの日から五年が経過しました。


先日、娘から地震のときの話を聞きました。

「揺れがきてすぐに机の下に隠れたけど、ゆれがすごくて机がひっくり返った」


ずっと聞かないままでした。なぜか聞くのを忘れていました。今さらながら、ゴメンナサイと思いました。

たったの八歳だったんだなあ。

今は中二になって、日々愉快に過ごしていますが。


地震直後、停電したので信号機も止まり、小学校近くの交差点には学校の先生が交通整理に立ってくださいました。もともと交通量の多い道路は、子どもを迎えに来た車で余計に渋滞していました。


父は懇意にしているガソリンスタンドから、すぐガソリンを30リットル配達してもらい、車の足を確保しました(それでも、ガソリン不足はどこの家も頭を悩ませるわけですが)。


もう、その時点でラジオからは津波の到達が知らされましたが、なんせテレビも映らないから実感がなく、ただいつも聞き慣れているラジオのアナウンサーの声を…声に夜通し励まされていました。


カセットコンロと反射式石油ストーブがあり、助かりました。

ラジオはいつも使っていたので、よかったです。

現金は必要でした(たまたま入金したあとで手元にあった)。

断水しなかったのは、幸いでした。


翌日、あわてて確定申告をかきあげて、税務署まで直接提出に向かいました。

父からマニュアル車を借りて(オートマよりもガソリンの減りが少なくて済むと言われて)、税務署からちょっとはなれた場所に車をとめて、歩いていきました。

スーパーには、人の列。

道路には、ガソリンスタンドで給油を待つ車列。


わたしが税務署に提出した申告の書類は、動揺したままで書いたせいか、訂正印だらけのものでした。


電力は12日の夜十一時近くに復旧しました(かなり早かったです)。


そして、テレビでなにがあったのか確かめることになったのでした。