・・・また会ったな。龍の背に乗る民よ。

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我は九頭龍大神なり。

ついに我の指導が単行本となって登場したようじゃな。

我の願いがようやく叶ったところだ。

トーシャには大変感謝しておる。

 

 

そうじゃ。龍の背に乗る民よ。

 

「ありがとう」

 

の対義語は何だと思うかね?

考えたことがないという人がほとんどじゃろう。

 

答えは

 

「当たり前」

 

じゃ。

 

出来て当たり前。

守って当たり前。

やってもらって当たり前。

誰しもそう感じる時があるじゃろう。

 

 

しかーし!!

果たしてそれは当たり前のことかね?

 

平日仕事で土日祝日が休みが当たり前だと思っておらんかね?

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彼奴みたいに曜日関係なく働いておる人もいるのじゃ。

 

手足が動かせることが当たり前かね?

 

世の中、車椅子生活をしておる人もいるのじゃ。

 

 

全く、どこが当たり前なのかね?

不自由を強いられている中で、たくましく生きておる人がいることを忘れてはならん。

そもそもな、当たり前だと思った瞬間、神様は失う方向に持っていくのじゃよ。

当たり前を失った瞬間は、唐突に苦しい思いをするじゃろう。

 

しかしな、こういう時こそ、心から感謝することが大切じゃ。

当たり前と思っていたことは、実はありがたいことって感じるはずじゃ。

ここで、人は初めて

 

 

「当たり前なことなんて何一つ存在しない」

 

と気づくのじゃよ。

 

その話についてじゃが、これは彼奴の書いた本の中に載っておる

詳しくは本を手に取り、実際に読みたまえ。

我の指導の中では最重要の項目じゃ。

 

 

それじゃ、敬意を持って、当たり前のない暮らしを心掛けたまえ。

 

 

 

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さらばじゃー!