・・・なんだコレは!?我の新たなる姿じゃというのか!?

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おっと、失礼。

我は九頭龍大神なり!

龍の背に乗る民よ、戸隠での例大祭で突然の変更をしてしまい、申し訳なかった。

全く、我の顔をいじるとは、彼奴は何を考えておるのかね?

まぁいい。それより我が来るとなれば、何かしらの御教えを伝えなければならんな。

 

 

龍の背に乗る民よ、「羨ましい」という感情に駆られたことはあるかね?

ま、これくらい誰にでもあるじゃろう。

 

しかし、羨ましいと思う対象を見るのは構わんが、その経緯に至る過程を見なければならん。

例えば、大谷翔平は投打二刀流として世界で大活躍しておるけど、二刀流がすごいと呼ばれるに至るまで、幼い頃から多大な練習と努力を積み重ねてきておる。

嵐という歌手グループでさえ、素晴らしい歌と踊りを何十年間も披露し続けるのに多大な苦労を重ねてきた。

 

そして、彼奴の書いた「龍から人になりました」は、発表から書籍化に至るまで3年も費やしておる。

原稿執筆、出版社の選定、絵と表紙の製作。

たった1冊の書籍を完成させるのに、3年の時間と10万円以上の費用を費やしておったのじゃ。

もちろん、彼奴にとって10万円という数字はかなり大きく、これだけで生活が圧迫してしまうほどじゃ。

それなのに、彼奴は完成させたからな。

 

この話を聞いて、「へぇ~そうなんだ」と思う龍の背に乗る民よ、よく聞け。

成功の裏には、多大な努力と苦労が積み重なっておるということを忘れてはならん!

「木を見て森を見ず」ということわざがあるが、我から言わせると、「幹を見て根を見ず」じゃ。

 

御神木に例えるとしよう。

一見すると御神木がどっしりと境内に構えておるかもしれん。

しかし、御神木ができるまでに、何百年と長い年月を経て、地面の深いところまで根を張って、枯れずに頑張って立っておる。

御神木でさえ、嵐にさらされ、地震に揺られ、人的な伐採に遭うこともあるのじゃ。

それでも折れずに構えておられるのは、根がしっかりとしておるからじゃ。

 

 

よいかね?

「成功者」と呼ばれる人には必ず下積み時代とうものが存在するのじゃ。

創業者であれば商品やサービスを作るところから始まり、

アルバイトやパート、派遣を組み合わせながら歌手を目指す者もおる。

もちろん、彼奴は地鎮祭だけの神職をやりながら、本を書いておる。

いずれにせよ、彼奴には我を祀る神社を創設し、宮司として頑張ってもらう必要があるからな。

 

下積みを疎かにする者、

憧れる人の裏を知ろうとせん者、

こういう人らは、決して成功せんのじゃ。

 

成功したければ、まずはその過程を知り、行動するのじゃ。

苦しくなるかもしれん。

挫折したくなるかもしれん。

しかし、根を張るためには、必要な過程だと割り切って動くしかないのじゃ。

 

安心したまえ。

動く者であれば、龍神様は後押しをしてくれるじゃろう。

 

 

ということで、我の御教えはいかがかね?

 

あっ、そうじゃ。

(ゴクン・・ゲプッ)

 

!?

ク、クズリュウサマ!?

 

丁度いい。デカい腹をしておる西洋龍よ、ちょっと腹を貸してくれ。

 

ナ、ナンデ~!?オワッ!!

 

自分の根はどこにあるのか分かるかね?

 

答えは「腹」じゃ。

成功者は皆、腹が据わっておる。

腹を使うことは、根を使うこと。

これを読んだならば、自分の根を育てるのじゃ。

まずは自分の腹に手を当てたまえ。そこから始まるのじゃ。

 

ク、クズリュウサマ、ハラヲツヨクタタカナイデクダサイ!イタイデグヘッ…

 

おぉ、音も触り心地も抜群じゃないか。我も腹を太鼓にして遊びたいものじゃ。教えてくれ!デカイ腹をした西洋龍よ!

 

ドーシテコーナルノー(´・ω・`)

 

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さらばじゃー!