ボージョーアウンサン博物館は、ミャンマーのイギリスからの独立運動を主導し、志目前で暗殺されたミャンマー
建国の英雄・アウンサン将軍が、1945年5月から1947年7月に暗殺されるまで、実際に暮らしていた邸宅を
博物館にした施設です。館内には家具や蔵書、衣類などが当時のままの状態で保存されています。
壁には年譜表や多数の家族写真などが飾られ、32歳で凶弾に倒れた将軍の功績を称えています。
娘のアウンサンスーチー氏もこの家で幼少期を過ごしていました。
そんなボージョーアウンサン博物館に立ち寄ってみました。
(2018年11月撮影)
アウンサン将軍暗殺から10年後の1957年に、将軍の妻ドーキンチー氏より将軍が使用していた家具などが寄付
され、将軍暗殺から13年後の1960年1月1日に博物館として開館しました。
ボージョーアウンサン博物館の場所です。
近くには日本大使館もあるなど、閑静な住宅街の一角にあります。
(2018年11月撮影)
外国人の入場料金は5000チャット(約400円)です。ミャンマーの法定最低賃金で一日働けば稼げる金額です。
(2018年11月撮影)
オープンが朝の9時30分と知らず、9時丁度に到着してしまいました。敷地内への門が閉まっています。
(2018年11月撮影)
仕方がないので、近場をぶらぶら散策することにしました。マーケットらしきエリアに遭遇します。
(2018年11月撮影)
マーケットに出ている路上の掘立屋台でこちらの麺料理を頂き、時間を潰します。1杯500チャット(40円)
ミャンマーは屋台でもお茶が飲み放題なので日本人的には有難いです。
(2018年11月撮影)
9時30分丁度に戻ると、丁度、門が警備員によって開けられているところでした。
(2018年11月撮影)
盛り土した高台に建てられているので存在感がある邸宅です。
(2018年11月撮影)
三角屋根の円塔部分はヨーロッパの屋敷を思わせます。
(2018年11月撮影)
屋根の部分の装飾も凝っています。
(2018年11月撮影)
邸宅の玄関まで階段が伸びています。
(2018年11月撮影)
入口に係員がいますので、そちらで入場料を支払います。外国人用のチケットは、ローカル用チケットに
紙が貼られ、5000チャットの料金が記載されています。経費削減のようですが共感できるところです。
(2018年11月撮影)
ミャンマー人は無料とパンフレットに書かれています。
(2018年11月撮影)
こちらはダイニングテーブルです。
(2018年11月撮影)
どこに誰が座っていたか名前が置かれており、もちろんスーチーさんの名前もあります。将軍はもちろん上座です。
(2018年11月撮影)
綿織物で作製されたアウンサン将軍の肖像画です。
(2018年11月撮影)
中国の杭州の工場で作られたものだそうです。
(2018年11月撮影)
肖像画の右下の部分にしっかりと製造元が刻み込まれています。
(2018年11月撮影)
こちらはリビングになります。
(2018年11月撮影)
広々とした空間に柔らかな日差しが注ぎ込んでいます。
(2018年11月撮影)
(2018年11月撮影)
これらの家具も、アウンサン将軍の奥さんがこの博物館の為に寄贈したものです。
(2018年11月撮影)
リビング横には180度ほどの半円のテラスがあり、庭を見渡すことが出来ます。
(2018年11月撮影)
2階へと続く階段の手摺りもクラシックな感じでお洒落です。
(2018年11月撮影)
階段からはリビングを見おろすことができ、開放的な空間となっています。
(2018年11月撮影)
しっかりとした空間設計がなされている階段と廊下です。
(2018年11月撮影)
各部屋の扉も観音開きでクラシックな雰囲気が漂います。
(2018年11月撮影)
こちらには子供用のベッドが3つ展示されています。
(2018年11月撮影)
誰がどのベッドを使っていたか、名前が貼られています。幼少期のスーチーさんがここで使っていたベッドです。
(2018年11月撮影)
こちらはアウンサン将軍の書斎です。
(2018年11月撮影)
書斎と繋がっている寝室も広々としています。
(2018年11月撮影)
寝室には結婚式の際のアウンサン将軍と奥さんの写真が飾られています。
(2018年11月撮影)
これほどの邸宅になると天井の造りが凝っています。天井の高さはある意味豪邸の象徴でもあります。
(2018年11月撮影)
天井を高くし、外からの明かりを取り込みやすい設計になっていることが分かります。
(2018年11月撮影)
1階の奥には客船の最後尾のようなテラスが広がっていました。
天気の良い日はこちらで食事でもしていたのかもしれません。
(2018年11月撮影)
テラスの天井も凝っています。
(2018年11月撮影)
この邸宅を訪れると、芸術的な空間の使い方を最大限にまで引き出した建物であることがよく分かります。
ヤンゴン訪問の際には、こちらでアウンサン将軍やスーチーさんに思いを馳せ、
また、この邸宅の芸術性を感じられてみてはいかがでしょうか。
以上、ボージョーアウンサン博物館でした。
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