前回の坂戸神社から少々西へ移動した、山の麓に北浅羽八幡神社があります。
■北浅羽八幡神社・・・埼玉県坂戸市北浅羽262
越辺川が西側の山地に遡上してゆく手前にあります。
広い畑のど真ん中にあります。
境内
拝殿
賽銭箱には大幡主の神紋
拝殿側面、特に神紋はありません。
本殿覆屋
本殿を後ろから
これでは何もわかりません。
では境内社を見ていきます。
高良社、あまり見かけません。
応神が九州の宗廟を簒奪する前、本来の九州王朝の宗廟・高良。
今となっては、小さい祠があるのみ
こちらは若宮八幡、応神
こちらは…
殷式鳥居で有名な三峯
では猫の足あとサイトで詳細を見てみましょう。以下赤字
祭神は誉田別尊
高良社、若宮八幡社、三峯神社
源頼朝の郎党浅羽小大夫が当地を所領として与えられ、鶴岡八幡宮を勧請した。
明治期に熊野神社、神明社、八幡神社、三島神社、東和田の八幡神社・天神社・稲荷社・熊野神社・蛇口神社の九社を合祀。
終戦後、東和田の五社は還座。
おそらく鶴岡八幡宮を勧請した際に誉田別が主祭神として入ってきたのでしょう。
それ以前は高良社、三峯神社だったのでしょうね。
お社の置き方からすると高良社だったのだと思います。
高良玉垂を信奉する人々がここへ入植・開発したのでしょうね。しかも中世の激動により消されることなく、ちゃんとお社の形で残されているので、初期の入植者の子孫がしっかり高良玉垂への信仰を伝えていたということでしょう。