もうだいぶ霞川の源流まで来ているんですが…

 

■勝沼神社・・・東京都青梅市勝沼3丁目140

 

 

青梅の山中から多摩川が注ぎ出るような位置。

当然多摩川下流の武蔵大國魂神社(近畿奈良政権の出先機関)の影響下にありなおかつ、霞川経由で入間川下流の川越(荒川流通路の大交差点)にアクセスできる、地勢上重要ポイントです。

 

北側の山地を背にして防衛の点からも有利であることは明白です。

 

そこそこ高い山の上に勝沼神社は立地していまして、青梅の地を見下ろす高台にあります。

 

平安期に三田氏によって天照、豊受(伊勢上下宮)が祀られた、と。

 

拝殿

青梅の低地の方を向いて建っています。

 

拝殿正面、菊の御紋、近畿奈良政権の支配下

 

ガラスの反射で内部が見えない…

 

拝殿と本殿(左)を側面から

本殿の千木は内削(女神)、鰹木は5本(男神)

 

本殿

氷川の印象を受けるので、千木と鰹木の表す祭神はスサノオとクシナダヒメなのかな?

 

拝殿に向かって左側

 

赤い鳥居の奥には稲荷(伊勢下宮、豊受)

これが主祭神か?

 

稲荷の左には天満宮(菅原道真)

 

その隣には山祇神社(大山祇)

 

その隣には熊野、御嶽。熊野は大幡主とイザナミ。御嶽はいろんなパターンがあるのですが、大国主と少彦名とか…

 

では猫の足あとサイトから情報を紹介します。

祭神は天照大神、豊受大神、と伊勢内外宮、と。

境外社が天満宮、御嶽神社、山祇神社、稲荷社、靖国社、琴平大神社

 

平安期に三田氏によって天照、豊受(伊勢上下宮)が祀られた、とのことでしたのでそれ以前の祭神が残っているかどうかなのですが… (大)山祇が一つ古い祭神だと思うのですが、(ここは私の独断と偏見なのですが)本殿の千木と鰹木がスサノオとクシナダヒメをかろうじて残しているように感じるんだよなぁ~

 

イヤイヤ、猫の足あとによるならば主祭神は天照大神、豊受大神。

でも境内社としてすでに稲荷がありますよ。

それに主祭神が天照大神、豊受大神ってそろいすぎな感じがします。誰からも文句が出づらいように主祭神を作ったようにも見えます。

思うに、後の時代に天照大神、豊受大神を主祭神として入れたように感じますねぇ。

 

では本来の祭神はというと、本殿の千木(内削(女神)、鰹木は5本(男神))が示すようにスサノオ、クシナダヒメだと想像しました。

つまり、ここ勝沼神社は初期のころはスサノオ、クシナダヒメを祀る氷川神社だったと思います。

そしてスサノオ、クシナダヒメは金山彦を源とする殷氏一家であるので、これまで見てきた霞川沿いの神社のようにイスラエル系民族の入植地であったのだなと感じました。