どんどん霞川をさかのぼりますよ。

 

■木野下神社・・・青梅市木野下1-467

 

 

 

霞川の氾濫原を避け加治丘陵のふもとに立地しています。

 

 

 

 

拝殿

境内が狭くて横から撮るしかなかったのです…

 

 

左が拝殿、右が本殿

 

本殿屋根

 

本殿を裏から

また出ましたよ。千木が内削(女神)、鰹木が5本(男神)

しかし拝殿も本殿も屋根が稲荷のように赤いですね。

 

と思ったら

横に

 

稲荷がありました。

 

いつもお世話になっている猫の足あとサイトによりますと、古くは熊野大権現と称し明治3年木下神社と改称、明治9年村社に列格、大正11年八幡神社を合祀した、と。

祭神は誉田別天王、速玉之男命、熊野樟日命、伊弉那岐命、伊弉那美命

 

百嶋神社考古学では速玉之男=大幡主、熊野樟日=イザナミ(イザナギと別れ大幡主と婚姻した後)で、熊野神社そのものです。

古くは熊野大権現だったということなので、速玉之男命と熊野樟日命はその頃からの祭神といえるでしょう。

 

ということで本殿屋根の千木と鰹木は解決しましたね。千木=熊野樟日、鰹木=速玉之男ですね。

 

しかしなんでイザナミ、イザナギが一緒に祀られているんだ?? 後の時代に合祀されたのでしょうか…

誉田別はまぁよくあるとして。

 

ここには金山彦、スサノオの姿はありません。ここ加治丘陵においての例外的存在でしょう。