前回の神明神社から東川をさかのぼって所沢神明社にやってきました。
■所沢神明社・・・埼玉県所沢市宮本町1丁目2−4
茶色の部分は河岸段丘による高台で、所沢神明社はその斜面に立地しています。
鳥居は南に面しています。
鳥居の奥に登っていく石段が見えますが、河岸段丘の崖を上るように作られています。
鳥居の右手に
神明社。いらなくなった人形を祀るそうです。
その裏手に隠れるように…
阿夫利神社(大山祇)、五龍神社(高おかみ)、雷電社(大電命)、戸隠(田力男=スサノオ)
阿夫利神社、五龍神社、雷電社はここの説明にある通りで神奈川県にある阿夫利神社の祭神を持ってきただけのものですね。
戸隠神社は九頭竜神社に上塗りされたものでこの近くにも祀られている神社がありましたね。
さて石段を登りますと右手に
厳島式鳥居
蔵殿神社
蔵を祀っている??
祭神が崇神とされたのは明治で、それ以前は「じゅうどの」と呼ばれていて、水や鍛冶の神様らしい、と。
ここの本殿は明らかに氷川系でスサノオかクシナダ姫なので、水や鍛冶ときたら金山彦じゃないのかな?
拝殿まで登ってきました。
あれ~、ここも千木は内削(女神)で、鰹木は奇数(男神)。前回の神明神社と同じです。
ということはスサノオとクシナダ姫を祀っているということでしょうか。
拝殿正面。神紋は大幡主
奥に見える神紋は豊玉彦っぽいなぁ。
拝殿から本殿への接続部(廊下?)
本殿の千木は内削(女神)、鰹木は奇数(男神)で拝殿と同様です。
この囲いの感じが出雲大社、鷲宮神社と似てるんだよねぇ~。
こちらは稲荷
こちらは鳥船神社
この近くに初期の飛行場があったので「鳥」舟とまことしやかに書かれていますが、そうじゃないんだよ!
イザナギ、イザナミの御子・天鳥舟と書かれています。この掲示板はある意味正直ですね。
天鳥舟はイザナミ、イザナギの御子でナガスネヒコです。
プロペラを祀ってしまうとは…ある意味スゴイ。
鳥の彫刻、これこそ天鳥舟=ナガスネヒコの印。
さらに小さいお社が並んでいます。中央は大国主。
もっとあります。左から水天宮(安徳)、金刀比羅(大国主)、天神(道真)、八雲(スサノオ)
そばには…??
はい、ここは表立ってはいませんがスサノオ、クシナダ姫、ナガスネヒコを祀った完全に氷川系の神社でした!