さらに柳瀬川を遡っていきます。
■秋津神社・・・東京都東村山市秋津町5丁目27−1
荒川に注ぐ柳瀬川の中流。
ご覧のとおりです。
1~2万年前以降、地殻変動により武蔵野台地北方を流れていた多摩川が西へと流れを変えていきました。その途中でいくつかの河岸段丘を作ったのですが、その一つがここにもあります。柳瀬川は古多摩川の残され川なのです。
その柳瀬川が残丘にぶち当たっている地点に秋津神社はあります。ここで川が合流していますので交通の要衝だったのでしょう。
神社周辺の川の状況です。水量さえ多ければ十分舟運が可能だったと思います。
秋津神社は川よりも高いところに立っています。
祭神はヤマトタケル??
かつては新田義貞がここに陣を張ったそうです。
拝殿。
神紋は豊玉彦。
本殿覆屋を横から。
境内には
赤いから稲荷かな??
他にも
不明です。
ここはよく分かりませんね。
祭神の表示がヤマトタケルだけですので。
拝殿の形式はあきらかに氷川系だと思いますし、神紋も豊玉彦ですので氷川系の神社だと考えていいと思います。
ヤマトタケルは明治期のアレによる後付けかもしれない、程度しか思いつきませんね。
しかし立地から考えると、ここも荒川から西へ食い込む柳瀬川の重要ポイントであることは変わりませんので、おそらくは柳瀬川を上下する舟運を監理・課税する氷川族の関所だったように感じます。