イヤハヤ…

 
前回の諏訪大社上社前宮お参りの続編です。
 
本殿脇の説明板には、祭神・建御名方命とその妃の八坂刀売命のお墓がこの奥にあるということです。
というわけで裏山へ続く道を登ってみましたよ!
 
傾斜が全て段々になっているのがわかりますか? これは田畑ではなく土砂崩れ留めだと思います。
 
山道は大きな砂防ダムで終わっており、その手前に
 
小さな社・山ノ神とあります。
 
そばの説明板には「小町屋の山之神」とあります。それ以外には何もわかりません。
 
下って帰る途中で古墳を発見しました。
 
説明板によれば、前宮本殿を中心とする前宮古墳群の最上部に位置する山之神古墳という円墳で蓋石がずれているらしいです。
ひょっとして建御名方命か八坂刀売命の古墳なのか? ウ~ム…
 
さらに道の脇に妙なものが…
どうやら地質調査の為のボーリング跡だと思うのですか、白っぽい砂が広がっています。表土の下はこのような火山性の砂が堆積しているのでしょう。これでは土石流などが起きやすいでしょう。
諏訪の東には八ヶ岳という火山があり、この火山が吐き出した火山灰が堆積しては崩れることを繰り返してきたのが、諏訪盆地だったのではないでしょうか。
 
そしてまた小さいお社を見つけてしまいました。

 
高志国沼河比売命(こしぬなかわひめのみこと)を祀っているそうですが、この神様は大国主命の奥さん・市杵島姫です。
では前回に掲載した百嶋系譜に高志国沼河比売命を加えてみましょう。
高志国沼河比売命はタケミナカタと奈留多姫のストーリーとは関係なさそうですね。
高志国沼河比売命(市杵島姫)は豊玉彦(ヤタガラス)の姉・アカル姫の娘。天忍穂耳(鹿島大神、海幸彦)との間に大山咋を産み、その後大国主との間に下照姫を産んでいます。
さて、そんなヤタガラス系の高志国沼河比売命(市杵島姫)がここ諏訪で何をしていたのか…