エピローグ ・アラビアンクルーズのインターネット環境 |  60代世界一周旅の続編→75歳女子・ドバイ・オマーン・カタールをクルーズ

 60代世界一周旅の続編→75歳女子・ドバイ・オマーン・カタールをクルーズ

 「60代で世界一周を旅した経験を参考に」アラビアンクルーズで役に立ったもの、びっくりしたこと

 こうして、アラビアンクルーズは終わりました。

 

旅行記には記しませんでしたが、今回のクルーズでコロナ以前のクルーズとは違うことがありました。
それは、インターネット環境です。

2016年イタリア半島クルーズを「オーシャニア」のリビエラという船に乗りました。

(イタリアンクルーズのブログはこちら)


その時は船内にPC室があり、使用料を払い、設置してあるPCでインターネットが出来ました。
ただし、表記はすべて英語で扱いにくかったのを覚えています。

コスタトスカーナは、コスタの船では一番早く早く「スターリンク」を導入していたので、もちろんアラビアンクルーズではスマホでインターネットは可能でした。


日本では普及していないけれどWhatsAPP というSNSアプリなら1日6ユーロです。動画やインターネットなどすべてが使えるfullパッケージなら1日19€です。

 


※コスタクルーズの2,024年WIFIの料金表

40年ほど以前、I〇Mの友人と大島に行きました。
家族そろっての旅行でしたが、朝、海岸に来て、まずその友人が行ったことは「パソコンを開き、メールをチェックすることでした。」


その時は「海水浴にまで来てメールチェックなんて…」と思いました。


しかし、いまや、太平洋上の豪華客船のデッキチェアでもWEB会議が可能です。


2022年7月にスペースX社のインターネットサービス「スターリンク」での海洋版スターリンクが登場してからかなりの数のクルーズ船がスターリンクを導入していて、多くの乗客がクルーズ中にインターネットに常時接続できるようになりました。

スターリンクは、イーロンマスクによって設立された宇宙船メーカーおよび衛星通信会社であるSpaceXの一部門です。


Starlinkは、住宅や企業だけでなく、RV、航空、海洋産業などの輸送プロバイダーにもインターネットサービスを提供しており、2022年にはクルーズ産業分野に初進出しています。


Starlinkの低軌道衛星のネットワークは、22,000マイル以上離れた軌道を周回する標準的な衛星と比較して、地表から約340マイル上空を飛行します。


その結果、データがStarlink衛星との間でやり取りするのにかかる時間が大幅に短縮され、アップロードとダウンロードの速度が大幅に速くなります。


Starlinkのウェブサイトのデモによると、標準的な衛星への往復を1往復するのにかかる時間と同じ時間で、地球とStarlink衛星の間で70往復できるデータがあります。


Starlinkはこれまでに3,500基以上の衛星を打ち上げており、最終的には42,000基に達するという積極的な計画を立てています。


必要なときに必要な場所で衛星を打ち上げることができるため、2023年中には全世界での普及を目指しています。


cruisecriticの記事より

 


※メッシュのかごみたいに衛星を打ち上げるスターリンク(ウイキペディアより)


今まではクルーズ中は、しがらみから逃れて、情報の少ない静かな環境にいられましたが、これからはそうはいかないのですね。


「なんだかな?」と考えるのは私だけ?
やれやれ

次回から 「安・近・短・楽 日本近海クルーズ」の旅行記を始めます。