4.スルタンのヨット@オマーンの首都マスカット |  60代世界一周旅の続編→75歳女子「安・近・短・楽 近海クルーズ」に乗る

 60代世界一周旅の続編→75歳女子「安・近・短・楽 近海クルーズ」に乗る

 「60代で世界一周を旅した経験を参考に」日本近海クルーズで役に立ったもの、びっくりしたこと

クルーズ船はホルムズ海峡を過ぎてオマーン湾に入ります。

ここから見える景色はアラビア湾と違い、切り立った岩山あり、木々の緑の中に白いオマーン建築が並ぶ素敵な場所です。


標高3,004mのジャムス山をはじめとする山脈が遠くに望めます。
マスカットという首都は、純白の建築物がヤシの木に映えるアラビアンナイトの町です。

今回のマスカットでの予定は宮殿と砦、そしてスークと呼ばれる商店街の見物です。

 


※マスカット市街地


オマーンは古い歴史を持つ国で、「紀元前後から活発になったインド洋交易圏の海上交通の要地として栄えた。」とあります。


木造の「ダウ船」と呼ばれるアラブ型三角帆の木造帆船で、季節風を帆に受けて航行すれば、あっという間にインドに到着したそうです。

 


※ ダウ船(ウィキペディア(Wikipedia)より 

18世紀後半にはオスマン帝国支配下のエジプトの政情不安によって紅海ルートが衰え、ペルシア湾ルートの重要性が増し、その湾口に位置するオマーンは中継貿易で大きな利益を得るようになった。


19世紀前半まではアフリカ東岸にも支配を及ぼし海洋国家として繁栄した。

という歴史のある今でもスルタンが君臨する国です。

 




マトラのクルーズターミナルから、スークの前の入り江にはスルタンのヨットが係留されていました。

手前のヨットは海軍のもので、後ろに隠れているスルタンのヨットを護衛するのが役目だそうです。

ホルムズ海峡の航路がオマーン領にあるため、航路を守るために海軍に力を入れています。
オールドマスカットの王宮を見学した時、王宮にはスルタンの在宅の旗が掲げられていました。




2020年に前のスルタンより指名された現在のスルタン「ハイサム」は、石油・ガス依存から脱却しようとしています。

オマーンは豊富な太陽光や風力などの再生可能エネルギー資源を用いたグリーン水素の生産に高い競争力を有している。

 

(グリーン水素とは、水の電気分解によって生産される、生成過程でCO2を排出しない水素である。)ウィキペディア(Wikipedia)より 

国際エネルギー機関(IEA)のレポートによると、

オマーンは2030年までに世界で6番目に大きい水素輸出国となり、水素製造コストは1キログラム当たり1.6ドルと、高い競争力を有する可能性があるとされている。

(ジェトロ海外ニュースより)

治安も、ほかの中東の国より良く、清潔で美しい歴史的な町が残るオマーンです。


港近くのマトラスークでは、オマーンの名物の乳香が焚かれて、スパイスやドライフルーツ、色とりどりの布などが昔ながらの方法で売られていました。

 



私はお土産にアーモンドを詰めたデーツを買い込みました。甘くてねっとりとしたデーツです。
 

観光客視点で言わせてもらうと、「この穏やかな港と山の景観をいつまでも残してほしい。」

夕方港を離れる時、願いました。

 


やれやれ

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ シニア世界一周へ

にほんブログ村  今日も訪問ありがとう。 ブログのランキングサイトに参加しています。 ← ポチッと、ひと押しして投票をお願いします