9.屋久島唯一のファストフード「モスバーガー」、そして焼酎「三岳」 |  60代世界一周旅の続編→75歳女子「安・近・短・楽 近海クルーズ」に乗る

 60代世界一周旅の続編→75歳女子「安・近・短・楽 近海クルーズ」に乗る

 「60代で世界一周を旅した経験を参考に」日本近海クルーズで役に立ったもの、びっくりしたこと

帰る日のランチは、安房のモスバーガーでした。 
 
空港に戻る途中、ランチを食べる気に入った場所が見つからず、なんとなく入店しました。

屋久島にはファーストフードのチェーン店は「モス」しかないんですね。
MックもKンタッキーもMiスドもありません。
 
入店すると女子中学生2人がお父さんと店に入ってきました。
女の子2人はハンバーガーセットを頼みましたが、お父さんはコーヒーだけ、そして盛んに娘たちのポテトを奪うのです。

しまいには「やめてよ!」と娘に怒られちゃっていました。
モスの単価はMックに比べて高く、たぶん、娘にせがまれ入った「モスバーガー」セット2人分に珈琲で、2千円でおつりは少しだけです。

夫は、たぶん「お父さんは遠慮したんだね。」と言います。
 
屋久島の2017年平均年収は250万1200円、沖縄県平均で366万Ⅰ900円、鹿児島県平均は383万5200円ですから、生活は楽ではないはず。

高齢化率は31.4%、鹿児島市の24.2%いくらべても、高齢者は多いんですね。
 
屋久島は世界遺産や観光の島としての知名度は、鹿児島でもダントツに高い!という感じがします。
 
しかし、屋久島を訪れてみて、なんだか島の人たちに観光客はウエルカムされていないし、島民も潤っていないと感じました。

屋久島の魅力は山と森にあります。
古来、屋久島の各集落ごとに拝む山があり、宮之浦岳1936m、永田岳1886m、栗生岳1867mをこれら三つの山を「三岳」と呼び、昔は「三岳参り」と称して三つの山に登拝していたそうです。 神々の山だったんですね。
 
有名な芋焼酎の「三岳」もここからきています。 
 
 
 
現在、屋久島の森の島の森林面積の85%)が国有林で、縄文杉や屋久スギランドなどは国有林の中にあります。
世界遺産指定以後、木材の伐採は禁止になり、林業は保全などの細々としたものになりました。
 
今後、この島で発展が望めるのは観光業しかありません。
しかし、連休に、一度に何万人と訪れるハイキング観光客は、すでにキャパがオーバーしています。

他の自然遺産の観光地のように山への入山制限が必要に思えます。
 
入山協力金は有効でしたが、管理がいい加減で、職員の着服事件が起きています。
 
提案です。
空港や港で、ふるさと納税の一つの形として「屋久島お守り税」とかなんかで取るのはどうでしょうか?
返納商品は屋久島への入島の権利です。

観光収入が島の人たちの生活に潤いを与えなければ、島民は去り文化も途絶え、自然遺産も今後継続することは難しいでしょう。

飛び立つプロペラ機から見る屋久島は、あっという間に小さくなり、飛行機は大隅湾を北上していきます。
 
 
残さなければいけない屋久島の緑をこんどはいつ見れるのでしょうか?
 やれやれ
 
鹿児島と屋久島旅行はおしまいです。
 
 

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