パイネday5 赤く燃える山トレス | もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

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仕事をやめて、世界一周の旅に出たときの記録と、その後の旅行の中で日々感じたことをつづってゆきます。
たまに旅人お役立ち情報があったり、なかったり。

《4/4/2016》《 333日目》チリプエルトナタレス (パイネ国立公園)

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day 5:
ラストレス日の出観察
トレスキャンプサイト~ラストレスホテル
ラストレスホテル~ラグナアマルガ(バス)
ラグナアマルガ~ナタレス(バス)

コースタイム 6:20ー13:40

*****


標高約600m、川沿い。
トレスキャンプサイトはこの5日間のキャンプサイトの中で一番寒かった。

すっごくすっごく寒いけど、5時になんとか寝袋から這い出る。

今日は日の出を見にゆくのだ。
朝日に照らされて、赤く光る山を見に行くのだ。

あさごはんの即席麺を食べる。
あったかいものが嬉しい。
この5日間は朝ごはんは毎日即席麺。
ピーマン、玉ねぎ、ソーセージ、トマト、具材もこの5日間ぜーんぶ一緒。
だけど山の中で食べるからおいしかったよ。
ちなみに、チリのスーパーではmaruchan ramenが買える。ちょっと感動!

まだ暗闇の中、トレッキングスタート。
かなりの急勾配。
小川の上の小石を渡って行ったり、膝より高い石階段を登ったり、ラスボスにふさわしい。

暗い中、ヘッドライトの光を頼りに進んでいく。

朝日を見るためにトレッキングをする人は私たち以外にもたくさんにる。

ヘッドライトの光は上に下に、山にライトの線を描いている。

ちょっと蛍みたいだ。
きれいだな。

トレスに向かう登山道には暗がりでもわかるよう、蛍光板が目印につけられている。

素晴らしいサービス。

ここはアフリカではないんだなぁとふと何かと不親切でやりづらい、出来の悪くて可愛いアフリカを懐かしく思った。

そういえば、ブエノスアイレスでは調子がでなかったけど、パイネに来てからはとても元気だ。

ブエノスアイレスではアフリカを元彼のごとく思い出しては懐かしんでばかりだったけれど、
パイネに来てからはパイネに集中できてる。

大好きな自然の中にいること、
ただ見るだけじゃなくて、体を使っていること、

それが良かったみたい。

前にあった旅人が、もう普通の観光じゃ楽しめないって言ってたのを思い出した。
自転車だったり、登山だったり、瞑想だったり、体を使い、心身を追い込む旅をしないと、物足りなく感じてしまうと、言っていた。

今なら、わかるかもしれない。

旅のスタイルで、徒歩ダーというのがいるらしい。

文字通り、移動手段は徒歩だけ。
1日に進めるの40km~50km。
それで世界一周を目論む猛者もいるそうだ。

きっと、彼らの目には、私が車窓から見落としたたくさんのものが見えているに違いない。

ヒッチハイクか徒歩ダーか、期間限定で私もちょっと何かおもしろいことを仕掛けてみようか。

そんなことを暗がりの中、必死にアニカたちに着いて行きながら考えた。








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いろんな人にたくさん抜かされながら、登ること1時間。トレスのすぐ目の前までやってきた。

まだ薄暗い中、トレスが空を切り裂くように立っている。

山の漢字ってトレスからできたんじゃないかと思うくらい、山シェイプのトレス。

手前には湖。
日が昇ったらきっと鮮やかな青を見せてくれるに違いない。





日の出まではもう少し時間がある。
とても寒い。

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持ってきた寝袋にくるまり、丸まれるだけ丸まって、朝日が登るのを待つ。
寝袋なかった拷問の朝日待ちだった。
寝袋、愛してるよ。







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パイネのお向かいの山の向こうはもう空が赤らんでる。

きっと山の向こうはもう日がでているはず。

もうちょっと寝袋にくるまって、居眠りしててもいいかしら。


YUKA!!


アニカとフェイビヤンに起こされた。
(マルコスは岩場をはしゃぎまわり写真を撮ってた。)


トレスの方に顔を向けると、、、


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太陽に赤く染められたトレス!!

朝日の赤さだけが演出できる美しい一瞬に立ち会うことができた。

雲のかかり方によっては赤くならないこともあるし、もちろん雨が降ることだってある。

自然相手の絶景を一発でばっちり仕留められるのは、とても幸運なことだ。

5日間、テントを担いで山を歩き、
もしかしたら最終日の今日は泣くかもって思ってたの。
キリマンジャロに登ったときみたいに。


そんなことはなかった。

あぁ美しいな、そう静かに感動をした。

荷物は重かった
雨にも打たれた
風にも吹かれた
食事は質素だった
夜は寒かった

だけど、私の体も心も言っている。
わたし、まだまだできるでしょ?って。

うん、そうだね。
次は何に挑戦しよう。

わたしの脳が、より貪欲に、刺激と達成感を求めてる。

自分はこんな人間だっただろうか。

旅は麻薬かもしれない。



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とにもかくにも、見れたよ!!!!
赤く燃えるトレス!




赤くなるのはほんの一瞬。
3分もないんじゃないだろうか。



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そのあとは通常の色味に戻る。
時間限定というのがまたなんともそそる。
通常も相当にそそるのに。
もってますね、パイネ。



*****

朝日を見てからは、ラストレスホテルを目指してひたすら下山。



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5日間のトレッキング、無事に終了!!!!




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