【キリマンジャロ登山 7】 高山病、本領発揮。ウフルピーク〜ムエカキャンプ | もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

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仕事をやめて、世界一周の旅に出たときの記録と、その後の旅行の中で日々感じたことをつづってゆきます。
たまに旅人お役立ち情報があったり、なかったり。

《1/21/2016》《259日目》@タンザニア キリマンジャロ登山




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キリマンジャロ5日目  

 バラフキャンプ(4,750m)~ウフルピーク(5,895m)~
バラフキャンプ(4,750m)~ムエカキャンプ(3,100m)

コースタイム:
バラフ~ウフル 23:40-6:30
ウフル~バラフ:6:45-9:00
バラフ~ムエカ:11:00-14:30




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なんとかウフルピークまで登りきった私。


高山病の恐れがあるので、山頂にいられるのはんの10分。

そのあとはもといたバラフキャンプに降り、少しだけ休憩してから、標高3100mのムエカキャンプまで降りて一泊となる。

もう既に6時間歩きっ通しだけど、さらに同じくらいの時間を降りて山を降りないといけない。



頑張ろう。



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{F50F0780-65D5-4380-9C2D-35121DF37C83:01}


太陽が登り、辺りがよく見えるようになった。

雪が雪に照らされキラキラ光る。

暗いと思って日焼け止めを塗らなかったから、下山後雪焼けで私はの顔は真っ赤になってしまった。

ステラポイントまで比較的スムーズに降りてこられた。

すれ違う、登りの人たちがすれ違い様におめでとう!と声をかけてくれる。

まだまだ登ってくる人がたくさんいる。

オスマニに後からきいたら、私たちは今日3番目に登頂したグループだった。


3番目!


頑張ったじゃない、私!\(^o^)/


日の出を見られるのは私たちでギリギリだった。

オスマニは、すごくちょうどいいタイミングで私たちを山頂に連れてってくれたな。

ステラポイントに着いて、下を見て、衝撃を受けた。



なんて急斜面。。。。!!!∑(゚Д゚)

こんな急な道を6時間も歩き続けたなんて信じられない!


がんばったなぁ、、私。
あとからもじわじわ気持ちが湧き出てくる。


登った道とは違う道、富士山の須走のような砂利道を降りて行く。

傾斜は激しい。そのまま滑り落ちてしまいそうだ。


ガイド2人は、単独ならこの道は駆け下りてしまうそう。

こんな感じだよーっと少しだけ走って降りるのを見せてくれた。

軽快な身のこなしで、楽しそう!
少しだけ真似をして駆け下りてみた。



これ。

これが良くなかった。



この後から、頭がずきずきと痛み出した。

足が地面につく旅に、ずがんと響く。


なんだか酸っぱいゲップもでてきた。


気持ち悪い。


頭痛と吐き気、高山病の代表格だ。


高山病はちょっと遅れて出てくると聞くし、正しく高山病。


高山病はなってしまったら、高度を下げる以外に直す方法はない。


ゆきちゃんには先に降りてもらって、ゆっくりゆっくり降りて行く。


あー頭痛い。気持ち悪い。


オスマニに片脇を抱えられるようにして斜面をおりて行く。

体を支えてもらうとこんなに楽に山を降りられるんだ。


私が楽になった分だけ、オスマニはしんどくなってるんだろうな。

だけど、オスマニは何も言わない。
自分たちもしんどいけど、それを見せたら君たちはもっと希望をなくすだろう?


男前だな、オスマニ。




山を降りても降りても、頭痛はひかない。


キャンプまでもうあと少しというところで、登ってくるポーター2人に出会った。


オスマニとバトンタッチ、今度はポーター2人に両脇を抱えられて山を降りる。

ほとんど自分の力を使わず、山を降りられる。楽ちんだ。


ポーターは山頂付近で限界を迎えた登山客のサポートのために朝に山を登るらしい。助かる。

4,600mのテントにおりて来ても楽にはならない。もっと降りないとだめなのかな。

テントで一時間半の仮眠が許されたので、渡されたジュースを胃に入れるだけ、死んだように眠りについた。

だけどこのジュースは数時間後に吐き出されることになる。胃腸の調子が悪いときに柑橘系のジュースはだめだね。

寝ても具合は全く良くならず、結局降りるしかないみたいだ。

せっかくあったかいお昼ご飯を作ってもらったけど、吐き気がひどくて私は食べずに下山を急ぐことにした。


というか、私の頭は何も働いてなくて、ゆきちゃんがそうアドバイスしてくれた。


ガイド2人もそれはナイスアイディア!といった感じ。


ごはん中だったのに切り上げて、トゥマニが一緒に山を降りてくれた。


水やヘッドライト、普段自分で運んでたデイパックもゆきちゃんが持ってくれた。

私はもう、自分に差し伸べられる手全てに甘えることにした。

高山病ってしんどいんだなぁ。。

今回は誰にも抱えられずに自分の足だけで歩いた。

頭いたいなぁ。。

ゆっくりゆっくり歩いた。

4,600mキャンプから3,100mのキャンプへ。

思ったより、遠かった。

今度は、徐々に楽になっていった。

やっぱり高山病は高度を下げるに限る。

3,100m も、日本の標高で考えたら十分高地なんだけど、酸素も濃いし、体は軽いし、寒くないし、なんて過ごしやすいんだろうと思った。

悠々走れた。

高地トレーニングってこういうことなんだなぁ。


キャンプに着いてごはんを食べて、少しだけ話をしたら、コロリと眠りについた。




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