《12/30/2015》《237日目》@エチオピア
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今日は、不機嫌を全面に押し出して日記を書きます。
ご了承ください。m(_ _)m
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カロ族へは自分たちのミニバス+徒歩+ヒッチハイクで辿り着いた私たち。
帰りもミニバスまでどうにかして行かないといけません。
幸い、カロ族の村には観光客の車がたくさん。カロ族ガイドが、ミニバスまでの足を見つけてくれることになりました。
なんだけど。
カロ族ガイドが、この車に乗れ~って言うので乗ったら、車の中で、なんで乗ってるの?と不機嫌そうに質問されてびっくり。
なんとカロ族ガイドはきちんと交渉していなかった。
あーもう、私ってば学習しないな、こういう局面でエチオピア人を信じちゃいけないんだってば!
車の持ち主にしてみたら、当然のように乗ってきて失礼極まりないって思うよね(ーー;)
幸い、乗せてくれた人はすごくいい人で、
そんな適当なガイドの言うことなんて信じられない!ミニバスにあなたたちが乗るのを見届けてから行くわ!
と、怒りながらも、超親切。
ガイドにも私たちにも冷えたお水をくれり
こんなへっぽこガイドへのガイドフィーは半額にしなさいよ!!とナイスアシスト(?)をしてくれたり。
西洋系の方なんだけど、江戸っ子の風合いを感じました。
あぁ気持ちのいい人だった。
ありがとう・・・・・(;ω;)
乗せてくれたのは、
という会社の人。
低予算バックパッカー向けの会社ではなさそうだけど、たしかな品質を提供してくれそう。
ぜひ!!民族めぐりは彼女の会社でしてみてね!!
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カロ族訪問を終えて、トゥルミに戻ってきた私たち。
今日は朝ごはんも昼こはんも食べそびれた。
だから今日は1日一食、朝昼夕ご飯。
カロ族の村とトゥルミの間は酷い悪路で乗っているだけでもくたくた。お腹もペコペコ。
ごはんがとて体に染みました。
今日はもともとの予定では、
•今日はジンカという街に一泊。
•翌日明朝ムルシ族の村を訪問して、午後はカイアファールのマーケット散策
•さらに翌日はカイアファールからコンソという街へ移動
だった。
だけど、日中移動の予定が日中はカロ族訪問に使ってしまった。
これからジンカに行くとなると、ドライバーさんもお疲れだろうし、
明日の明朝移動でジンカに行くとか、ムルシ族訪問を最終日に回すとかしてもいいかなって思ってた。
と、いうわけで今後の予定について我らがドライバー、ブルケンと作戦会議。
ブルケン「今日はトゥルミに泊まろう。明日はカイアファールのマーケットに行って、カイアファールに一泊。明後日カイアファールからコンソに移動にしよう。」
あれ?ムルシ族は?(・ω・)
ブルケン「ムルシ族には行けないよ。今日カロ族行ったから。」
(・Д・)???
ちょっと整理しよう。
•ムルシ族の村はジンカの街から車で2時間。
•今いるトゥルミからジンカは3時間。
•ジンカからカイアファールは1時間。
•カイアファールからコンソは3時間。
てことは。
明日の朝に6時にトゥルミを出発してムルシ族を目指せば11時にはムルシ族の村に着く。
1時間滞在したとして、15時にはカイアファールに着ける。カイアファールのマーケットは3時くらいがちょうどいい時間だってブルケンが自分で言ってた。
で、カイアファールのマーケット後はカイアファールに宿泊して、翌日コンソに移動する。
完璧でしょ?なんでムルシ族に行けないの?
ブルケン「カロ族に行くならそれで1日、ムルシ族に行くのもそれで1日、ダサネチ族に行くのも1日。そう決まってる。今日カロ族に行ったから、ムルシ族に行くならもう1日ないとできない」
・・・・・・・・・・・・(・ω・)?
車を5日間チャーターしてるのに、その5日間の日程を自分たちで決めれないってどういうこと?
それに最終日の移動だけして民族訪問なしっていう日程も私たちにしてみたらすごくもったいないよ?
ブルケン「お前たちはコンソで降りるけど、俺はアルバミンチまで帰らないといけないから5日目は民族には行けない」
・・・・・・・・・・・(・ω・)?
ブルケン「6日にすれば、ムルシ族にもマーケットにも行ける。俺は6日でも問題ない。」
なにこれなにこれ。
あらかじめ行きたい民族、行きたいマーケットを伝えて車をチャーターしたのに、なんでいちいちいちいちこうなんの。
なんなん。まじで。
なんなん、あのクソホテル。
(=アルバミンチのTourist Hotel)
おっと、言葉遣いが。すいません。
アルバミンチ以降、毎日続く交渉に私はもう我慢の限界だった。
毎晩毎晩ドライバーと話をして、出発前の話と違う!ってホテルと電話して、こっちだって事前の話と違うよ!って怒るブルケンに気を揉んで、そんな交渉をよそにしてもしょうがいないケンカをガイドとおっぱじめたり車内の雰囲気を悪くするメンバーもいて、
もう嫌だ。
もう嫌だエチオピア。
英語で交渉するのももう嫌だ。
メンバー6人の意見を聞いたり、ドライバーが言ってきたことをメンバーに向けて発信するのももう嫌だ。
(・・・どこまでちゃんとできていたかはわからないけど、
慣れないことだから大変だった)
でも、
ムルシ族は見たい。
見たい民族も伝えていて、5日で日程を組んだ。
ちゃんと手順は踏んだはず。
あのクソホテルは立派な佇まいのホテルで、信頼と実績をうりにしていると言ってた。
そんな言葉信用するんじゃなかった。
最初からドライバーと話をすれば良かった。
なんでこうなるんだ。
移動の疲れもあって、苛立ちもひとしお。
だけど態度に出してもしょうがない。
すねてもしょうがない。
妥協しないなら交渉するしかない。
ねぇブルケン。今日ブルケンが頑張ってくれたことはよくわかってるよ。チップなら弾むし、時間がネックじゃないなら、ムルシ族に行ってくれないかな。
ブルケン「1日1民族って決まってる。今日俺がカロ族に行ったことはボスも知ってる。もしムルシ族に行ったらボスにクビにされる」
なら、ムルシ族に行ったって言わなければいいじゃん。
ブルケン 「他のドライバーも現地ガイドもみんな俺の車を知ってる。絶対バレる。バレたら俺はクビにされる。」
どうやら説得すべきは、ブルケンじゃなくてボス(車のオーナー)らしい。だったら車のオーナーと話をしなきゃ。
でもどうやら車のオーナーは英語が話せないらしい。
・・・・仕方ない。
じゃああのクソホテルに車のオーナーに了解を取り付けてもらうしかない。
行きたい民族は伝えてあったよね?あなたたち、5日で行けるって言ったよね?
ホテル「確かに言ったけど、それはダサネチ族とカロ族を同じ日に行った場合だ。君たちは別々の日に行ったし、別の車をチャーターしてカロ族に行こうとしたから、だめだ。車のオーナーも怒ってる。ムルシ族に行くなら1日日程を伸ばさないとだめだ」
・・・・・・・・・なんなんそれ(´Д` )
ていうかカロ族とダサネチ族同じ日に行くのこそ無理だよ。
1回行けば絶対無理ってわかることをなんで提案してるの?
バカなの?
(心の声)
実際は無理なのにミニバスでも行けるってホテルが言ったせいでカロ族行きが頓挫しかけたから、四駆の車のチャーターする話が出てきた。
つまり、ホテル側の不手際をなんとかこっちで回収しただけだ。
勝手に民族を追加したわけでもない。
だいたい5日間の車のチャーターという契約はしたけど、1日1民族までなんて話は今日はじめて聞いた。
どう考えたってホテルの言い分は道理が通ってない。
でもここはアフリカ エチオピア。
道理も何もない。
お金は全額払ってしまっているし、ドライバーのブルケンはいいやつなんだけど、ホテルと車のオーナーに搾取されていて好きには動けない。ホテルもオーナー相手にディベートしようとしても、全然話が通らない。
悔しい。
疲れた。
悔しい。
20分電話をして、行き着いたのは、
①日程5日のままにして、ムルシ族かカイアファールマーケットを諦める。(今日はトゥルミ泊)
②日程を5日目のままにして、ムルシ族もカイアファールマーケットも行くが、1人300ブル(1800円)支払う。(今日はジンカ泊)
③日程を6日に伸ばして、ムルシ族もカイアファールマーケットも行くが、1人20ドル(2400円)支払う。(今日はトゥルミ泊)
だった。
ムルシ族もマーケットも行きたい。1日延泊するのなら、最初からこんな不快な交渉は不要だった。
シャクだけど、②しか私には考えられなかった。
それにあと1日日程を伸ばして、また何か交渉をしなくちゃいけないのはもううんざりだ。
早くエチオピアを終わらせたい。
早く見るものを見て民族めぐりを終わらせたい。
1日1800円って高いけど、5日で割ったら400円もしない。
他のメンバーからはどれがいいって強い意見は聞こえてこない。(胸中はわからない)
心配なのはブルケン。
ホテル、オーナー、わたし(達)に挟まれ、運転を強いられ、もう誰とも話したくないと、地べたに座り込んでしまった。
今日も悪路を運転して、炎天下の中道の真ん中で待たされて。
5日にこだわってたけど、疲れきったブルケンを見ていたらもう6日でもいいような気がしてきた。
わたし自身、5日の日程そのものにに強くこだわりがあるわけじゃない。
最初にした交渉がぐずぐずでこちらに都合悪い方にばかり進むのが許せないだけだ。
でもブルケンが悪いわけじゃない。
そんなに疲れてるなら、休ませあげたい。
がっしりした体つきのブルケンがしょんぼりと小さくなっているのを見て、急に頭が冷えた。
旅行日程6日でもいいよ、ブルケン。今日はもう安もうか・・・?
ブルケン「お前たちは5日じゃないと困るんだろ、、。車に乗れよ、ジンカまで行ってやるから・・・」
蚊の泣くような声でブルケンが言った。
これ以上はもう何も話したくないみたいだ。
車に乗れとしか言わないブルケン。
ブルケンも、もう早くゴタゴタを終わらせたかったのかもしれない。
そうして、私たちは夕方からジンカに向かった。
が、メンバーの中には、この結論を快く思っていない人がいた。
1日よく働いてくれたブルケンへの配慮が足りないとか
そもそもカロ族に行くのに固執しすぎたのも問題だとか
少数派の意見をちっとも汲み取らず、集団で旅してる認識がないとか、
果ては、民族めぐりをで写真代を渡すことは彼らの農業衰退を呼び生活基盤を壊すことになるとか、
ブログで情報収集をして、新しさを求めない旅のスタイルはどうかと思うとか
とりあえず、批判。
多岐に渡り批判。
さっき、話し合いしてるときに静かだった、、ていうか車の反対側でタバコ吸って話し合いに参加してなかったじゃん。
自分もウキウキ民族と写真撮ってたじゃん。
民族めぐりのブログ読んでたじゃん。
ツッコミどころは満載だけど、ここでケンカしたってしょうがない。
言い負かしてやりたい気持ちをぐっと飲み込む。
でも、そうか・・・。
わたしはうまくやれなかったんだな。
精一杯交渉して、窓口になってるつもりだったけど、そんなネチネチ後から言われるくらい、うまくやれてなかったんだな。
やるせなせでいっぱいだった。
早くジンカに着いてくれ。
早く終わってくれ民族めぐり。
その人は、ジンカ着いたら、捨て台詞吐きながら車から降りていった。
ジンカの街について、メンバー何人かと夕飯を食べに行くと、たまたまブルケンと居合わせた。
ブルケンに、頑張ってくれたお礼とお詫びを言うと、ブルケンは全く気にしてない顔で笑ってくれた。
おごるからビール飲んで!と言ったら、ブルケンは楽しそうに2本ビールを飲んだ。
あぁ。
ちょっと救われた。
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