《11/30/2015》《207日目》@スーダン アトバラ ~ カッサラ
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カッサラ行きのチケットを昨日買ったとき、朝5時か6時にバスターミナルに来いと言われました。
5時か6時ってなんですか!!Σ(゚д゚lll)
アフリカですね。
無難に5時に行くよ、ジャパニーズですから!
驚いたのは、宿のスタッフと思われる人が朝部屋に起こしに来たこと!
この宿の人は、ドアのガラスから中が覗けてしまうから、とカーテンをドアにかけてくれたり、スーダンで最もきめ細やかなサービスをしてくれました。
だいたいの安宿は、場所を提供したらおしまい(だからこそ安いんだしね)。プラスアルファで何かサービスをしてくれる国はなかなかないね。
5時少し前にバスターミナルに行くと開門前。
バスの出発時刻が5時なのか開門な5時なのか、、はたまたバスの出発場所が違うのか、、誰にチケットを見せても門の前で待てと言うので、少しハラハラしたけど、結局アフリカタイムが流れていただけみたい。
6時頃に開門しました。
開門したらバスターミナルに入場するための2ポンドを支払って中に入ります。
メインロードからは見えないけど、建物を通り抜けるとズラッと乗り場になってました。
建物の中は空港並みにピカピカ!床はタイルが敷き詰められて、その上には金属でできた長い背もたれ付きの椅子がずらーっと並んでて、カウンターがブースわけまでされてる!
外は砂埃だらけ、椅子といえば古びたプラスチックか木枠に麻紐を編み込んだもの、バスターミナルで何番レーンなんて番号札はハルツームにだってなかった。
なにこの近代建物!!!!Σ(゚д゚)スーダンで最も先進的なバスターミナルに違いないよ。
すぐ目の前でロバが草食べてるけどね!!
バスが出発したのは結局6時半。砂漠の道を抜けてゆきます。
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7時間でカッサラに着きました。
バスターミナルからはにょきにょきした山が!!
これがカッサラ名物タカ山。
またの名をハットミーヤガティーマ。
明日はあのニョニニョキ山を登りに行きます(^^)
カッサラにはアスガシャービーという長距離バスターミナルと、市内バス乗り場があり、宿は市内なので、ミニバスに乗り換えて街に向かいます。
ホテル!とかロカンダ!とかカッサラ!って言ってたら市内に向かうバスを誰かが教えてくれます(^^)
バスの中のおばちゃんに促されたバスタ乗り場で降りて、何軒かホテルを巡ります。
個室で50ポンドでこのきれいさ!
しかもトイレとシャワーが別!水シャワーだけど暑い国だから自然とぬるま湯になるから問題なし!
これは、スーダンではキレイと間違いなく呼べるクオリティの高いシャワーです。
本気です。
ベランダからはタカ山が一望できるー!!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
スーダンで最もコストパフォーマンスのいい宿を引き当てました。
ここに2泊したら次はエチオピアの予定。スーダン最後の宿が当たりで良かったぁぁ*(^o^)/*♥︎
カッサラでの宿は、名前が読めないこの宿に決定。
名前が読めませんが、、バシャラーホテルとか、、だったような、、?スーダンで勧められる唯一の安宿です。
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カッサラの街はこれまでのスーダンのどの街よりも汚い。そして貧しい。
未舗装の道路が埃っぽいのはスーダンの常として、
ビニールのゴミが道のあらゆるところに落ちていて、埃にまみれて地面にへばりついてる。
ロバが多くて、餌の草や糞も道路に転がってる。
道端に座る人が、物乞いなのか、物売りなのか、物売りの物乞いなのか、施しを求められそうで近づくのをためらってしまう。
この人も、フォト!っ言うから撮ったらマネーマネー!てお金を要求されちゃったしね。
そんなスーダン人はスーダン人じゃない!(・・;)
悲しいけれど、貧しければ、お金を必要とするのは仕方のないことだものね。
道ゆく人の服は埃まみれで何日も洗ってないことは明白だ。
そういえばインドではあちこちで洗濯物を目にしたけど、スーダンでは洗濯物が干されてるところなんか滅多に見かけない。
宿で様子を伺う限り、寝るときも日中と同じ服で寝てるみたい。
水が貴重だから洗わない文化なのかな。。?
この街でも道端からのチャイナ!ニーハオ!コールは聞こえたけど、他の街よりは少なかった気がする。
外国人に慣れてなくて、ただ見つめる人もいたな。
そんな中、「do you have time?」と英語らしい英語で話しかけてきた身なりの綺麗なおじさんが1名いた。名前をアブドラ。
スーダンで英語がきちんと通じる人は超レア。英語が少し話せる人はいても、自分の言いたいことを言いまくるだけで会話ができる人ってほとんどいない。
アブドラさんとお茶を飲みながら小一時間お話をしてみました。
アブドラ:君はさっき、食堂で食べ物の写真を撮っていたけど、ここではすごくマナーの悪いことなんだ。みんな君のことを見ていたよ
私:え?!そうなの!?どうしてだめなの?
アブドラ:食べ物で遊んでいるからだよ。コーランにだめだと書いてある。
私:今までムスリムの国にいくつも行ったけど、はじめてそんな決まりを知ったよ。。。
アブドラ:そりゃ君は外国人だから、誰も注意なんてできないさ!
ううううん(・・;)
ほんとのところはどうなんだろう。スーダンが写真に厳しい国とは聞いたことがあるけど、コーランで禁止されてるとは俄かに信じがたい。。もし、ほんとなら、私は今までかなり多くの国でマナー違反をしてきたことになっちゃう。。
とりあえず、スーダンではもう食べ物の写真は撮らないようにしよう。
(※後日他のムスリムに聞いたらそんな決まりはないそうです。
その土地ならではの風習が、ムスリムの規律や文化だと理解されていることは結構あるんだとか。
かつて騎馬民族の土地だったところで、お墓に馬の尻尾を飾りでつけて、これはムスリムの風習だ!とか言ってたりすることもあるんだって。)
私:そういえば、ずっと疑問だったんだけど、どうしてムスリムの女の人は肌や髪を隠さないといけないの?
アブドラ:隠さなかったら、男を誘ってることになるからだよ。
私:私は今半袖を来てるけど、私が誘ってるように見えてるの?
アブドラ:そうじゃないけど、、、隠せとコーランにだめだと書いてあるんだ
私:(あ、良かった。見えてたらどうしようかと思った。それならそれで、理由になってないけど。)
アブドラ:ムスリムは性にとても厳しいんだ。性行為は夫婦でしか許されない。例えば君がカッサラでそういう男を探しても、見つけるのは難しいよ。
私:絶対に探さないけどね(何その例え!!( ̄◇ ̄;))
アブドラ:例だよ、例。日本やアメリカは別に夫婦でなくてもいいんだろ?youtubeで見たんだ。
私:(,,,,何を?(・Д・))
うーん、まぁ、いいというか、、ムスリムみたいに絶対にだめだって規則はないよ。大人になってて、お互いの同意があればいいというか。。。
(なんか無法地帯みたいなイメージされてたら嫌だなぁ。。そうじゃないんだけど。。)
アブドラ:ムスリム男性は4人まで結婚できるんだ。だから4回チャンスがある。同じ家に四人の奥さんと一緒に住んでる人もいる。今日は第一夫人、明日は第二夫人ってね。
私:私はそんなのぜっっったい嫌だなぁ。。。せめて別の家にしてほしい。
(ていうか、その辺で会ったおじさんと性がどうとかって話するのもちょっと嫌だなぁ。。。興味深くはあるけど。)
他にも、カッサラの人は他のスーダン人から赤肌の人と呼ばれてる(生まれながらに肌が赤い人がいるらしい)、とか
タカ山に住む人は特殊でタカ山では写真を撮ってはいけないとか、
一緒にお茶屋に入ったら、出口までは見送らないといけないとか、
そうなの?!な事を次から次へと言うアブドラさん。
話の内容からして、アブドラさんが妖怪セックス親父(詳細は出たな妖怪セックス親父を参照)に変身してもおかしくなかったんだけど、アブドラさんは人だったのでとりあえず一安心でした。ほー。
アブドラさん行きつけのお茶屋さんは、細い薄暗い路地の狭い階段を登ったビルの屋上にありました。
廃墟のビアガーデンってきっとあんな感じ。麻薬の取引とかやってそうな雰囲気。おじさんが廃墟のような屋上でぶくぶく水タバコふかしながらコーヒー飲んでる。
うん、1人だったら絶対来ない。
ローカルな雰囲気のぞかせてくれてありがとう、アブドラさん!
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よく考えたら今日は移動しておじさんとお茶しただけで観光してないのかー。
なんとなくここのところずっとそんな感じだなー。
ゆっくり移動してるから体は楽だけど、なんか怠けてるみたい。
エチオピア入ったら少しペースあげてこうかな。
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