《11/25/2015》《202日目》@スーダン ワジハルファ~カリマ
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今日はワジハルファからカリマに移動して、カリマのジュベルバルカルなる世界遺産を見に行きます。
◼︎ワジハルファからカリマへ。
ワジハルファからカリマへの直通バスはなくて、ドンゴラというところで乗り換えをします。
ドンゴラ発は朝6時と聞いてたけど、人が集まらなかったのか6時半に出発しました。
バスを待ってる間、アメルがミルクティーをご馳走してくれました。早朝なのに見送りありがとうね、アメル。
ミルクティーはシャイヤ べ レベルって言うんだって。
チケットは昨日のうちに買っておいたんだけど、こんなの笑。名刺の裏にハンコを押しただけ。70ポンド。
てっきり朝引き換えてくれるのかと思ったらこのままでした。アフリカンクオリティー!
バスは12人乗りのミニバス。
狭い一列に三人座るのは結構狭くて、小さい体で助かりました。
5時間で到着したドンゴラは、村というか集落というか、乗り換えのためだけの場所に思えました。
バスを降りたら、バおじさんたちがどこへ行くんだ?と、わらわら寄ってきてカリマ行きへのバスを世話してくれました。言い値40ポンド、事前情報より高かったのでちょっと交渉したら35ポンド。
スーダン人のあまりうるさくないこととしつこくないところが好きです。
チケットを買ったら少しだけドンゴラの街を歩きます。
トイレの屋根が手作り感満ち溢れてました。
トイレは水をくんで流すスタイル。
入り口には桶とジョーロ!
これでも海外では有料トイレ。
払おうとしたら、お金いらないよーとのこと。
ありがと、タイヤの兄ちゃん!
ドンゴラでは日陰でお茶を飲んでる人がたくさんいて、みんなニーハオ!とかチャイナ!と手を振ってきます。
すごくにこにこしてるから、「やい中国人!」って馬鹿にしてるんじゃなくて、「やあ、そのこ旅人さん!」て言われてる気分。
やっぱりスーダンはのほほんとしていい国だわ。
バスは1時間半後に出るって言われたけど、早く人が集まったみたいでドンゴラ滞在は30分ほどでした。
バスの中もなんだか人のあったかさでいっぱい。
◼︎カリマで宿探し
2時間ほどでカリマの鉄道駅の廃棄に到着。
バスの運転手にホテルに行きたい!と伝えたらミニバスでHotel el Nasserまで連れてってくれました。
ホテル。。。
ホテルね。
これがスーダンのホテルなんですよ。
この上に夜になったらマットをしいて、星空仰ぎながら寝るんですよ。これが青空ベッドなんですよ。
アフリカですからね、この位で音をあげちゃいけないよ。
値段を聞いたら個室が70ポンド!910円。
音をあげましたΣ(゚д゚lll)
青空べッドは男たちが寝てるから女の君は危ないから寝かせられないよ、と言われました。
それはたしかにジェントルマンでありがとうだけど、こんなこぎたにゃーところに個室とはいえ70ポンドも出したくない!!
というわけで、おじさんに別の宿を紹介してもらって別の宿へ。(名前読めない)
野戦病院みたい。これがアフリカなんだなぁ。
お客は個室にいる男性だけで、私には誰もいない10ベッドくらいある部屋を使わせてくれるというので、それならいいかな、と25ポンドでこの宿に決めました。
この宿、トイレとシャワーが同室なのはいいとして、便器からなんか色々はみ出てました。色々。。。
ここでシャワー浴びることはできません。ハルツームまで我慢することにしました。
いやぁアフリカの洗礼ですね。。。
◼︎ゲベルバルカルへ
なんもないと言われてるスーダンだけど、世界遺産が二つだけありまして、そのうち一つがこのカリマの街にあります。
とんだガッカリ遺産なんだそうだけど、なにそれ逆に見たい!と思ってやってきました。
街からタクシーで10ポンド。徒歩でも行ける距離なんだけど、日中は暑いので車に頼りました。
この山の右手に進むと、そのガッカリ遺産、ゲベルバルカルさんがいます。
こちらが、その、ゲベルバルカルさん!!
ちっちゃいピラミッドです。笑。
10mくらい?
山もなんか聖なる山なんだそうなんだけど、言ったもん勝ちみたいなもんなんじゃないかしら。。(。-_-。)
山に添うようにアモン神殿というのがあったんだけど、時の流れに完全に身を任せたお姿でした。
地元人らしき人がぽつーんと何人か座ってたけど、観光客は皆無。
スーダン入ってから観光客なんて1人も見てない。エジプトですらまばらなら、そりゃそっか。
この遺産、入場料はなし。
お金かからない世界遺産なんてラッキー!と思ったけど、この整備状況じゃお金取れないね(。-_-。)
ゲベルバルカル観光、超ーーーーーーゆっくりまわって1時間で終了!
◼︎スーダン人に歓迎されまくる
やっぱね、
スーダンは見どころとか遺産とかじゃないんですよ。
人です人。
スーダン人のマイルドさと田舎のあたたかさったらすごいんです。
街歩いてると子どもが遠くからハロー!!ニーハオー!!って手を振ってきます。
超懐っこくてね、かわいいんだから、ほんと。
子どもに癒されながら宿に向かって歩いてたら、今度は15歳くらいの女の子が走ってやってきた!!
大興奮な様子でうちに来て!!!っ猛烈に家に誘ってくる、、、
っていうか腕を掴んでぐいぐい家に入って行く!!
一瞬、拉致監禁の言葉が頭をよぎったけど、
んんんんんん人柄の良さに定評のあるスーダンだし、行こっか!ローカルな方のおうち!!
向こうはアラビア語しかできないし、私はアラビア語ができないので会話にはならないんだけど、
なんかもう大歓迎なことだけはよくわかる。15人くらいいる家族一同目の輝きが少女漫画並みなんですもの。
全くわかんないのに、それでも迷わずアラビア語で話しかけ続けてくる。なんだかとってもピュアだ。
とりあえず食べなよ!!とどどんとボールがでてきました。
食べるって、、
これを!!!!?Σ(゚д゚lll)
なんか肌色のぴらぴらしたやつと、緑のドゥルドゥルしたやつ。。。
これか、、、手で掴んで食べるやつだな。。
これが、、、アフリカなんだな。。。
意を決して、口に入れる、、、、
おいしい、、、(・Д・)!
肌色のピラピラはケセルという名前らしい。八つ橋くらいのしっとり感で、強いて言うならワンタンのようなほのかな塩気がある。
緑のドゥルドゥルの正体はモロヘイヤ!アオサのようなオクラのようなかなり好きな味だった。
クラゲのような塊を渡されて、これまたおそるおそる食べると、モツの塩茹。
ラムっぽい臭みがあるけど、アフリカに羊っているんだろうか。ヤギかもしれない。
ヤギモツ。。!
ひとしきり食べると今度は部屋からスピーカーを出して来て、スマホにつなげて音楽をかけはじめた。
こんな片田舎でも近代的な音楽のかけ方がされてるんだなぁ。
音楽をかけたのは一緒に踊ろう!ってことらしい。立ち上がってステップを踏み始める女の子たち。
ドゥルドゥルの次はダンスか、、アフリカ。。!
わかったよ、アフリカ。。!!
なんでそうなるのかよくわかんなきけど、家族一同超楽しそうなので、とりあえず踊る。
特別なんの経験もないので、家族一同の真似をなんとなくしてみる。
そしたら家族一同は大爆笑。もう超ーーー楽しそうに、みんな踊るのをやめてスマホでムービーを撮り出した。
え、なに?私1人で踊るの??
なにこれ??
踊るのをやめると、続けて続けて!!らしきことを伝えてくるので、しばらく1人で庭で踊ってました。素面でよく頑張りました。。笑。
頃合いをみて、水を飲むのを口実に踊るのをやめて座ったら、今度は女の子たちがメイク道具を持ってきた。
どうもお化粧がしたいみたい。
電球一つだけの家の庭で、スマホで光をあてながら女の子たちに化粧をされること数分。
なんかインドっぽい仕上がり。
眉間の赤チョンはマニキュアです。
女の子たちは大満足の様子。
一緒に写真を撮ろうとしたらそれは嫌みたいで、子供達を渡してきました。
ムスリムの女の人たちはどうも写真嫌いが多いです。
なんでなんだろ。。?
泊まって行って!!とも言ってくれてるんだけど、荷物が宿にあるし、怒涛の大歓迎に疲れてちょっと1人になりたかったから帰ることにしました。笑
◼︎スーダニーズのおうちにホームステイ!
宿周辺に戻ってきて、仲良くなったおっちゃんとお茶を飲んで一服。
英語が少しできる小さいお店を営むこのおじちゃんは、私の翌日のバスの予約を電話でしてくれたり、通りがかる度にお茶飲んでけー!と声をかけてくれました。
今日は宿に泊まると話すと、女の人がたくさんいた方が安心だから、この子に家に泊まりなさい!とおっちゃんの店で売り子をする女の子を紹介してくれました。
聞いたら、女の子をの方からおっちゃんにうちに泊まらない?って声をかけてくれたんだって!
これはもうこの街ではスーダン人の家に泊まれってことなんだな!
1人になりたいなんて言わないで、お邪魔しよう!
家族に許可を求めるでもなく、店先で会っただけのアジア人をすぐに家に招き入れてくれるってすごいことだよね。
またしても大歓迎。
逆のことはなかなかできないよ。
青いスカーフが、声をかけてくれたリスリーン。
しかもね、今日は疲れてるんだって話をしたら、足のマッサージをしてくれたの!
スーダンの道は舗装されてないか、されてても砂だらけだからサンダルで1日動いた足は真っ黒ですごく汚いんだよ。
マッサージ上手だったーーー。・゜・(ノД`)・゜・。気持ちよかった。。!驚いた!!
もうもてなすってレベルを超えていいるよ。スーダンは人がいいって旅人が口を揃えていうのはこういうことなんだろうね。
もてなすとか堅苦しいものじゃなくて、すごく自然で人と人の距離が近い。
泊めてくれたリスリーンの家は、これもアフリカ!って感じの家でした。
日本人はきちんとお出迎えしたいから、狭いとか汚いとかで人を家に呼ばないこともあるけど、
きっとスーダン人はそんなこと考えない。
そこに客人がいるから招くだけなんだろう。
ベッドでちょっと虫に食われたけど、そんなことよりホスピタリティに触れてあったかい気持ちで翌日
ハルツームに向かいました。
リスリーンにもう会うことははいって思ったら、ちょっとだけ泣けたよ。
リスリーン、元気でね!
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