世界遺産第一号!アブシンベル神殿とイシス神殿へ!@エジプト | もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

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仕事をやめて、世界一周の旅に出たときの記録と、その後の旅行の中で日々感じたことをつづってゆきます。
たまに旅人お役立ち情報があったり、なかったり。

 《11/21/2015》《198日目》@エジプト アスワン

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問題(・Д・)ノ

世界遺産第一号は何でしょうか?







答え(・w・)ノ

日本でも結構有名、
「アブシンベル神殿」です!




今日はそのアブシンベル神殿に行って来ました!





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どやあ*(^o^)/*


20mある大きな座像。
この4体は全て同じ王様「ラムセス2世」



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これもラムセス2世。



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こっちもラムセス2世。

4つ自分の像を並べたがるってすごいよね・・・。


この座像は入り口で、奥には山をくり抜いて作られた神殿が広がってるんだけど、


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その通路にも8体の立ってるラムセス2世がいます。

12体。。。12体も自分並べる??






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隣にはラムセス2世の奥さんのために作ったアブシンベル小神殿があるんだけど、6体のうち4体はやっぱりラムセス2世。

これで合計16体。
神殿って神様のおうちなはずなんだけど、神様より自分の像を、置くことに注力してませんかラムセスさん(・Д・)ノ


このラムセス2世は、建築王なんて呼ばれていて、こんな感じでいたるところに自分の像をたてまくってる。

自己顕示欲が強かったとか、自分大好きだったとか、いろいろ言われているけど、とにもかくにも強大な権力を持っていたことは間違いないね。こんな砂漠のど真ん中にこんな神殿作っちゃうなんて。

足元に子供たちの像も小さく作ってはいたりもするんだけど、むしろ引き立て役に見えたよ。

中の壁画はすごーく立派だった!
復元作業の賜物なのかもしれないけど、これまで入った遺跡の中では保存状態がとても良かった。

当時の戦争の様子や、奴隷を虐げる様子なんかが描かれてたよ。

太陽の神様アムン神もたくさんいたな。
豊穣の神様なんかもいたよ。



猫の顔して猫のスティックを持ったバステト神っていうのを探したんだけど、この地域は信仰されてなかったのか見つからなかったよ。


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バステトさん。見たかったなぁ(写真はwikipediaより)



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アブシンベルはアスワンから車で3時間という日帰りで行くにもなかなか遠いところにあります。

個人で行くツワモノもたまにいるみたいなんだけど、それだと冷房なしの激アツミニバンで往復の6時間の旅、、、、。

宿に出入りしていたツアー会社のおじさんに110ポンドで送迎をお願いしました。

往復6時間の車移動で滞在は1~2時間。
往復の送迎代相場110ポンドに加え、入場料が115ポンドという、距離だけじゃなくてお値段もなかなか。合計したら3300円。

※ユースカードで神殿チケットは学割適用可でした。63.5ポンド。

別にそれほどでもって言う人もいるけど、私は世界遺産第一号を見てみたかった。


そのために、

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こーーんな暗いうち、朝の三時半に宿を出発して、


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こーーんな何もない砂漠道を走ってきました!




このアブシンベル神殿は、アスワンハイダムっていう超大規模ダムを作るときに、湖の底に沈むことになってたんです。

それをユネスコが、人類の財産なんだから後世に残そう!と世界各国に寄付を募って、遺跡を今の高台に移設。


これがきっかけとなって、人類の財産はみんなで後世に残して行こうって、世界遺産ができました。
1972年のことです。


エジプトは3300年もの歴史があるものを湖に沈めようとしたり、貴重な遺跡の柱を友好の印とか言ってて他国(フランス)にあげちゃったり、遺跡の扱いが何か雑だなあ・・・。


意外とさっぱり見れちゃうから、王家の谷の方が面白といえば面白いかも!






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アスワンダム建設のために、沈むことになっていた遺跡がもうひとつあって、そっちにも行って来ました。

その名を イシス神殿(現地の人はフィラテンプルって呼んでました)。


アブシンベル神殿からフィラ神殿までにある遺跡群が世界遺産として登録されています。二つとも世界遺産第一号ってことだね!



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イシス神殿はかわの中州に作られているので、フェリーで島に渡ります。

このフェリー代がたっかくて!
8人までは、何人乗っても82ポンド!以降一人10ポンドプラスしていく仕組み!
フェリーとは名ばかりで、モーターが一個ついてるだけのローカル漁船みたいなボートなのに!

ちょっと交渉を頑張ってみたけど、全く下がる気配がない。。。!

エジプト人との交渉は本当に骨が折れる。

私は宿から3人できてたんだけど、それでも高いなぁと思っていたら、エジプト人の家族連れの旅行客を発見!
5人でボートに乗りました。


シェアできてラッキー!と思ってたら、
エジプト人ファミリーが、いつの間にかフェリー代を払ってくれてた!
払おうとしたら、またエジプトに来てねって微笑み返し。
エジプトでは外人ぼったくりが横行してるばっかりに値段交渉に精を出しすぎて、何かを失ってるような気が少しだけしたよ。



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ありがとう。。。。!!






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こちらが川から見たイシス神殿。
水面に映る姿が素敵です。

この神殿がある島はフィラエ島と今は呼ばれているけど、もともとはアギルキア島という名前だった。

もともとイシス神殿はフィラエ島にあって、ダム建設のときにフィラエ島からアギルギア島に移された。
それっからアギルギア島はフィラエ島って呼ばれるようになって、本来のフィラエ島は今は水の底。

アブシンベルもかなりの大きさだったけど、規模はイシス神殿の方が圧倒的に大規模。

これをまるっと島から島へ移動させたなんてね・・・・。
建築技術に目をむくよ。




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この日はとっても暑くて空の雲が遺跡に生えてきれいでした。




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この遺跡も修復の賜物なのか、保存状態がすごくいい。



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たまにこうやって指を加えてる人がいるんだけど、これは子供であることを表現してるんだって。

アラビア語ガイドを、エジプト人ファミリーが英訳してくれたから、いつもより楽しく遺跡見学ができたよ。





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神殿は神様のお家。
神様のおうちに招かれざる客がはいってこれないよう、番人を門に置いてるんだって。





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このイシス神殿、たまに十字架が掘ってある。

もともとはエジプトの神々を祀る神殿だったんだけど、ローマ帝国の力が及んでキリスト教の礼拝所として使われたんだって!

宗教施設の使い回しなんてしていいの?!
神様ってそんなもんなのかな。衝撃。

そういえば、ドイツで会ったカフェで礼拝をやるクリスチャンの人たちは、
祈る気持ちがあれば神はどこにでもきてくれるんだよって言ってたけど。

エジプトの神々のためのお家を、転用しちゃうのは、なんだか、図々しいというか、たくましさを感じました。




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ガイドをしてくれたおじさん。
客が少ないので、だいたい暇そうに座ってるか寝てるかしてます。
そのテキトーさがアフリカぽい。



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最後に。
親切にしてくれたエジプシャンファミリーにはかわいい娘さんがいます。

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で、この子がね、
帰りのフェリーですごーくほっこりするものを見せてくれました。






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船に乗ってきた男の子に興味津々。




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おみずあげます。

微笑む少年。




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ありがとう。

笑う少年。


白人の女の子と、黒人の男の子。
平和のシンボルみたいに見えました。





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