世界遺産アイドベンハッドゥでノマドライフインタビュー@モロッコ ワルザザード | もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

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仕事をやめて、世界一周の旅に出たときの記録と、その後の旅行の中で日々感じたことをつづってゆきます。
たまに旅人お役立ち情報があったり、なかったり。

《9/15/2015》《169日目》モロッコ ワルザザード


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後ろ髪をめちゃめちゃ引かれながら朝からティネリール→ワルザザードを移動して、
午後から世界遺産アイドベンハッドゥを見てきました。



アイドベンハッドゥは要塞集落の一つ。、
丘にぎちぎちと土造りの家が建てられて、中は入り組んだ通路、高台には見張り台や銃眼がある。
孤立集落が外部(盗賊など)からの侵略を防ぐために、要塞化したものなんだって。
グラディエーターの舞台にもなっているそうな。


アイドベンハッドゥは、モロッコいち美しい街並み、なんて旅行の本には書いてある。
それは行かなきゃ!と思って予定を組んだんだけど、
いざ行った人の話やブログを見聞きしてみると、
トドラ渓谷の方がいいとか、人が最悪とか、本家アルジェリアにはかなわないとか、
残念な評価が多かった。


もう宿もバスも手配しちゃったよ!|д゚)

ガッカリを決め込んで、むしろガッカリすることを楽しみに行って参りました。


世界遺産を上から目線で、まったくもって偉くなったものです。
バチがあたりそうです。



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ふむ。


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ふむふむ!

とりあえず、せっせと自撮り。


購入から半年、デジカメからwifiを飛ばして自撮りするテクを最近覚えました。
学ぶのが遅いです笑。

1人になると、途端に写真を撮り出すのは私だけでしょうか。




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ガッカリは言い過ぎだね!!!


トドラ渓谷が素晴らしすぎるんだよ。
アイドベンハッドゥがだめなわけじゃないんだよ・・・・!

トドラ渓谷のすばらしさは昨日、おとといの日記を見てください!!

あぁまたも上からほんとすいません!!!






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廃墟と聞いてたんだけど、入口周辺はお土産屋さんがずらり。
日本語で客寄せをしている人がほとんどで、観光地特有の商業臭が蔓延してた。
世界遺産の割に人はかなり少なくて良いけど、これじゃ雰囲気台無しでもったいない。

廃墟なら廃墟で、廃れた、寂れた、味が出てたらもっと素敵だったね。





そんなついつい上からになってしまうアイドベンさんを後目に
むしろ私の心が動いたのは、そこに行くまでの道のり。

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行くまでの車窓は、乾いた大地にまっすぐ伸びる道がダイナミックで美しい。







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アイドベンハッドゥに行くための起点になるワルザザードの街並みはピンクと四角で統一されていて
照り付ける日差しとセットでアフリカらしい。



こういう何気ないワンシーンや移動が楽しい国が好きです。


まぁ、こんなのもティネリール~トドラ渓谷の方が素敵だったのだけど。









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そして、本日のダークホース、ノマドのおじちゃん。

アイドベンハッドゥの少し手前のお土産屋さんで会いました。


日本でノマドっていうと、パソコン一つで世界なり家なりで仕事をフリーランスでやってる人ってイメージだけど、
モロッコでノマドっていったら、水や物資を求めて、移動しながら生きている人たちのこと。


このおじちゃん、モロッコ、アルジェリア、チュニジアetc 、サハラ砂漠を移動して生きていて、
1年に何回か砂漠から街に出てきて、商品を商人に売ってお金にしているそう。



英語が上手で、ノマドのお話を聞かせてくれました。




「6月~8月は60度くらいになるから、日中はテント寝て、夜の涼しいときに移動するんだ。
日中のテントは35度くらいで、自分たちにとっては涼しいんだよ。


君だって東京の地理はわかるように、ノマドは砂漠のどこにオアシスがあるかわかるんだ。
ずっと砂漠にいるから覚えているんだ。どうやって覚えているかは説明するのは難しいね。

1頭のラクダには水が250リットルつめるんだ。自分は65頭ラクダを持っているから、5か月間砂漠で暮らす荷物が詰めるんだよ」。

サハラではすべてが物々交換だ。自分は食べ物をあげて、カーペットやアクセサリーをもらう。
5か月分の食料と、交換するための食料をラクダに積むんだ。

メルズーガの砂漠なんて赤ちゃんさ!サハラ砂漠は毎日星が美しくて、流れ星がずっと流れてる。
夜は歌を歌って、自分は本当に幸せだ。都会は嫌いだ。

サハラには、目の悪い女性がたくさんいるんだ。カーペットを織るのは目に負担がかかるからね。
僕は目医者を連れて砂漠をまわって、彼女たちにメガネや目薬を渡すこともある。」

おじちゃんから、いろんなエピソードが出てきました。



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お世話になった日本人に手紙を書きたいとかで、
代筆をしたら、お昼ごはんをごちそうしてくれました。

ノマドの話を聞かせてくれて、ごはんを御馳走してくれて、
久しぶりに現地の人とお話ができてうれしかったな。




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と思ったら、カーペットやアクセサリーの説明がスタート。

おじちゃん、ほんとにノマド・・・・・?

英語もうまいし、、こんないい場所に店を持ってるし、、
(砂漠にいる間は締めてるって言ってたけど)。。。


なんて疑ってしまうこと自体に葛藤。

1人になると防犯意識が上がって、つい疑り深くなります。

もっとオープンフラットな心でいたいよ。。!

久しぶりの1人、はじめての国では難しい。。!








疑り深くなっちゃったのが今日はもう一つ。


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アイドベンハッドゥからの帰りはタクシーとヒッチハイクをしたのだけど、
乗せてくれた二人は、若い男の人二人組。

自分の防犯センサーとして黄色信号。

結果、いい人だったんだけど、私が身構えてるのが伝わってしまって
別れ際にとても悲しそうな顔をさせてしまった。僕たちを恐れているね?って。

善意で乗せてくれているのを仇で返したようなもの。

黄色信号の時はもうヒッチには乗らないことにしよう。

せめてな、1人じゃなかったら、もう少し安心できるんだけどな・・。
なんて、一人旅らしからぬことを思ってしまいました。


冒険に、出会いに、不便さにワクワクを感じる自分と、勝手がわからず心細くなる自分、何かに警戒する自分。

場所でも体調なんかでも感じ方や態度は線変わってくる。

こんなもんに模範解答はないだろうから、自分に後ろめたくないようにしていきたいなぁ。


また明日から1人旅頑張るぞー!





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ワルザザードは映画の舞台で有名。こんなモニュメントがありました。

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