《6/11/2015》《75日目》タジキスタン ムルガブ
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最後に旅人情報あります。
※ムルガブWifiエリア
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今日はムルガブからキルギス オシュに移動する。
、、、はずだったけど、明日になっちゃった(´・ω・`)
昨日ムルガブの宿のじいちゃんにドライバーを紹介してもらって、今朝発の車を抑えていたのだけど、
朝約束の時間よりも早くドライバーが宿にやってきて、今日は人が集まらなかったからムルガブ行きは明日になったって。
∑(゚Д゚)!!
昨日はそんなことは一言も言っていなかったじゃないのドライバーさんたら!!!
朝のうちにバザールに出て他のドライバーにも聞いてみるけど、今日は行かないって。
それぞれが抑えた乗客をまとめれば車2台分になるけど、それはやらないんだって。
個人経営だもん、そうだよね。
そんなわけでムルガブにもう一泊。
やはり思い通りには行かないタジキスタン。こんなこともあろうかと、予備の日をムルガブに残しておいて良かった。。。!
公共の交通機関がないからシェアタクシーに乗るけど、こうやって人が集まらないと出発しないのはよくあること。
車一台分のお金を払うならすぐ出発できるんだけど、緊急じゃないなら、そこまではしたくないしね。
3日人が集まるのを待った人もいるそうだよ。
こんな渇いた何もないところで3日はつらい。
バザールがあると言っても不毛の大地なので品薄。あとはフレンドリーな子どもがいるだけだ。宿は8ドル。一泊でも十分すぎるくらい。せめて緑や湖があればいいのだけど。
Wi-Fiが使える施設があることが救いかしら。
朝の時点で、ドライバーさんの抑えた客は3人。出発するには乗客は5人から7人は欲しいはず。
明日までに人が集められるか、このドライバーさんは不安だったので、バザールで別のドライバーさんに乗り換えることにした。
信頼は大事である。
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宿のじいちゃん曰く、ムルガブは標高3700m。富士山を超える標高で、ちょっと元気よく動くとすぐ息が上がる。
散歩そのものが結構大変、バザールももう行っちゃった、子どもの写真もそろそろ撮るのも飽きてきた。
(どうやら私は真の子ども好きではないらしい笑。)
寂れに寂れたバザールだよ~~
夜、コンテナの扉が閉まると、廃墟みたい。
味はあるけれど、なぜここに人が住み始めたのか、、、と思わせる寂れっぷり。
日用品と、穀物、少しの野菜が手に入ります。
人の家の門。
もっときれいな家もあるけど、このくらいの家もごろごろある。
こども。
何だかムルガブは正面よりも後姿の方がしっくりくる写真が撮れました。
さあ。
残る時間の使い方は、英語の多少わかる宿のじいちゃんとお姉さんとのお話だ。あとはハードディスクの中の漫画読むとか、、、笑。
鋼の錬金術師久しぶりに読んだらめっちゃおもしろかったわ・・・!
ところで宿のお姉さんは中山美穂にベッキーを足したような、とても美しい人である。
写真を撮りそびれたことを非常に後悔しています・・・・。
ベッキーファミリーは一家でこのゲストハウスをやっている。
去年は200人ほどのゲストがいて、当たりの年だったそう。
一泊8ドル、二食付きなら15ドル。大多数が一泊利用。
1人単価12ドルとして、年間2,400ドル、1ドル125円なら当たり年で年間30万円の収入ということになる。
ほんとに。。?( ゚д゚)
もうちょっと客単価が高いんじゃないだろうか、ここに2泊以上する人は案外いるのかもしれないな。
・・同業の方しかわからない単語ですが・・・分析的手続をやっちまった・・・・( ゚Д゚)。。。
職業病だね、いいけどね。
タイトルに会計士ってついてる割に会計士要素ゼロだった当ブログに、
ついてに会計士要素が入りました。
なんて思いつつ、じいちゃんと話を続ける。
じいちゃん言わく、ムルガブの暮らしは楽じゃないそうだ。そりゃそうだ。
ムルガブはソ連時代に作られた村で、それまではただ山があるだけだった。
かつてはロシア人も沢山いて、主に山で鉱石採掘をしていたらしい。じいちゃんは学校で先生していて、その頃には子どももたくさんいたんだって。
ソ連が崩壊して、採掘技術者も施設もどこかに引き上げて行って、会社も工場もない、畑にも家畜にも向かないこの土地に、コンテナのバザールだけが残った。
仕事は少ないから、若い男はロシアへに出稼ぎに出る人が多い。
それでも収入が少ないから子どもは一家に1人。人口は年々減少している。
病院が有料になったから、金持ちしか病院に行けない。
ソ連時代は皆が平等で、政府が仕事をあてがってくれた。
じいちゃんもベッキーもソ連時代の方が良かったって言ってた。
なんとなーくマイナスイメージの強いソ連。話してみると田舎の人はソ連の方が良かったと言う。
きっとそういう田舎は持ち出しばっかり多くて、ソ連にとってうまみのない場所だったんだろうな。
でもじゃあ、住人が不満たらたらで生きているかというとそんなこと全くない。
ベッキーはムルガブで生まれてムルガブの人と結婚して、これからもムルガブで暮らすと言ってる。
この村が好きだと言ってる。
配電は1日おき、水道はなし、バザールにある野菜はタマネギ、きゅうり、トマト、ジャガイモ、ニンジン、キャベツ。娯楽施設はビリヤード場が一つ。
出稼ぎ旦那はいても、こんな田舎出て行ってやる。。!!と思う人は少ないみたいだ。
成長しようってガッツも希望もはなさそうだし、国がこのエリアの活性化に力を入れるとも思えないし、そうやってムルガブはこの先も今のムルガブのまま続いて行って、皆それで幸せな日々を送るんだろうな。
私がもしもムルガブ生まれ、ムルガブ育ちだったら、
この地に留まって、生きて、死んでいったかな。
はるばる日本から、女1人でこんなところまでやってきた私を、
この人たちは、どういう気持ちで見ているんだろう。
きっと、小難しいことは考えず、ただゲスト迎え入れているのだろうな。
小難しい考え事のフィルターはここには必要ないもん、きっと。
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◼︎旅情情報
※ムルガブWifiエリア
・警察から200mほど、道をまっすぐホーログ方向に行くと、フリーでWi-Fiを使える施設があります。
・1時間って言われたけど、もう少し大丈夫そうでした。
警察はムルガブに一つだけ。バザールよりも一段丘登った通り(スラブゲストハウスからは一段降りた通り)にあります。
このおじさん像の近くに警察あります。
警察前のこの道をホーログ方向にまっすぐ進む
突き当たり左のこの少しグレーががった建物。