«06/02/2015»«66日目»@ウズベキスタン タシュケント
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昨日は順番待ちでトルクメニスタン大使館に入ることすらままならなかった。
今日こそトルクメニスタンビザを申請してやる!!ヾ(▼ヘ▼)
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9時半頃にトルクメニスタン大使館に着くと、昨日はうじゃうじゃ人がいたのに、今日は誰もいない。
おやおや、もしや・・・・??
ガードマンに話しかけると明日来いの一点張り。
(iДi)なんてことーーーーー!!
明日来いって、昨日言ってたじゃん!!!!!!!。・゜・(ノД`)・゜・。
すごく悲しくなってきて、半べそかきながら猛攻するけど、ガードマンの英語はかなりあやしくて、理由もわからない。私のロシア語なんて塵レベルだからもっとわからない。
タジキスタンに私は一刻も早く移動したいんだよ。。!!
ウズベキスタンとタジキスタン全部で20日しかいられないんだよ・・・!
・・・・あ、そういえば、サムが電話を持たせてくれてたんだった。
突然現れた旅行者に、何かあったら電話しなさいって自分の電話貸してくれるってどんだけ面倒見いいのよ、、すごいよサム。。
感謝しながら、サムに電話する。
ガードマンに理由を聞いてもらうと、何でも昨晩、急遽スペシャルゲストが来たとかで、公的サービスは全てお休みなんだってさ。
なんて不運な。。。(;´Д`A
何よそれ、公的サービスを中止するほどのビッグゲストが突然くるってなによ・・
ほんとは事前に決まってたでしょ、それ・・・・。
タシュケントでは0泊の予定が2泊になってしまった。
あー。。。仕方ないな。明日来るしかない。
一筋縄で行かなすぎるぞ、トルクメビザ・・・・・!( ゚Д゚)
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トルクメニスタン大使館は残念だったけど、今日もやなことばっかりじゃなかった。
昨日に引き続きサムファミリーのおかげだ。
トルクメニスタン大使館までは、車でお母さんに送ってもらった。
次男のアクマルくんが幼稚園に行く道すがらだったから、少しだけ幼稚園を見学させてもらったんどけど、現地の幼稚園なんて足を運ぶことがないから新鮮。。!
ふくふくした天使がいっぱいいた。
ここは2歳~3歳の教室。
それにしてもビザ取りのために人様に車運転してもらうっていい身分だな(。-_-。)
あ、帰りは自分で地下鉄乗って帰りました。
乗り換えの駅を間違えました。笑。
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私の靴をはいて、得意げにするアンヴァール。
靴交換して遊んだ(*'ω'*)
家にいると子どもが、ゆかー!ゆかー!ってロシア語で話しかけてくる。
わからないことも多いけど、慕ってくれて本当にかわいかった。
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家のWi-Fiを借りて調べ物をしていたら、オフィスの方がネットか早いから、とサムと一緒にお昼出勤することになった。
昨日に引き続き、2回も職場にきてしまった(´・ω・`)
ええんかいな本当に(´・ω・`)
オフィスでは職員の女の子が、ウズベキスタンの思い出に!ってチョコとマグカップと凧をくれた。
お、おぅ・・・・('ω')・・・・・。
押し寄せてくる善意をどう受け取って、どう返したらいいかわからない。
きっと、ウズベキスタン人はこういう人たちなんだ。
この人たちにとって、私は、会社の上司がたまたま地下鉄で会った旅行者だよ。
この水色のスカートの子なんて、親友の会社の上司がたまたま地下鉄で会った旅行者だよ。
スーパー他人だよ、なんてことだよ。
インディラお母さんは、自分が人に親切にするのは自分のこどもたちのためって言ってた。
いつか親切が子供たちに返ってくるように、自分の姿をみて、こどもだちが思いやりのある子になるようにって。
親切がめぐりめぐって自分や子どもに返ってくる、って考え方は好きだな。
あったかいし、いい感じに利己的で、ちょうどいい。
あったかいだけだと時に胡散臭い、利己的なだけだとキナ臭いし。
うん、採用。
そのくらいのバランスで優しい人になろう。
私に良くしてくれた人に、少しでも幸せが返るように、私にもまた返ってくるように、次に渡して行こう。
手前がサム。写真これしかなかった(-x-;)
素敵な経験を、本当にありがとう。サム。
彼の怒涛の親切劇はまだ続く。
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三食すべてご馳走になったのだけど、どれも素晴らしかった。
朝ごはん: お米を砂糖とミルクで煮たもの。
お昼ごはん: チキンカレー
晩御飯:シャシリク、バナナスプリットのデザート付
本当に、、、本当によくして頂いて、、、、。
いつかどうにかして返したいな、これは。
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こんなにもよくしてくれたサム、話してみると思いの他、なんというか昭和な人だった。
「日本人妻は、夫の言うことにはすべてyesと言うんだろう?最高だね!」
「意思決定は男がした方がいいと思わないか?女は優柔不断だし、細かいことや目先のことは得意だけど、先を見るのが下手な生き物だからね。」
「離婚を切り出すのは女が多いのは、母親の親権が優先されるからだと思わないか?」
などなど。
インディラは家事全般をしているけど、本当は働きたいんだって。
インディラとサムは同じ大学で、お母さんもいい仕事につけたんだけど、
サムが家庭に入ることを望んだから、おうちに入った。
子どもが大きくなったら働きたいけど、キャリアなしでどこで働けるかなぁ、、て
小さくため息をついてた。
サムはインディラに
「働きに出るなら、家や子どもの面倒を完璧に見れる代理の人間を用意すること」
を条件を出してる。
インディラは働き者だ。
週に4回、サムにお昼時にお弁当を作ってる。
家で食べる家族とは別に、冷めてもおいしいものを作ってる。
それも16人の従業員分。
具合の悪いおばあちゃんの面倒も見てるし、
8人暮らしの家事全般をこなしてる。
インディラは日中にお出かけをするときは、サムに電話をして許可をもらうことになってる。
これでサムの条件を満たすのは、なかなか難しそうだ。
二人は幸せに仲良くやっているように見えたけど、
お互いに思うところは色々とあるのが夫婦みたいね。
ちなみに、サムは次男の幼稚園のお迎えは毎日やっているよ。
今ウズベキスタン(タシュケントだけかもしれないけど)は経済的には成長途中で、やれば伸びる、いい時なのだそうだ。
ソ連が解体されて、でもまだソ連の色が残っているから、名実ともに独立国になることを目指してる。
それで、男は仕事、女は家庭、子供はたくさんという図式になってるみたい。
と、なんだか戦後の日本に近いような気がする。
いつか、経済成長が止まって、女性も労働力に。とか待機児童が何千人!とかなったりするのかな。
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日本について、どう思う?とサムに聞いたら、色々面白い質問が返ってきた。
「日本の妻は、本当に夫にNO言わないのかい?」
「ウズベキスタンは日本人が暮らしたいと思えるような国かい?
ウズベキスタンは4人まで妻が持てるけど、僕は1人しかいないから君は2人目になれるよ。」
「なんで日本は素晴らしい車やロボットを作れるのに、グーグルのような世界的なIT企業がないの?
ちなみに僕の会社は彼らの10分の1の価格でデータ解析ができるシステムがあるんだが、君の日本知り合いにITコンサルかITエンジニアはいないかい?」
・・・・・・・・(-ω-)。
サムの親切が、嫁探しでも、仕事の人脈作りでもなかったと信じたい。
「日本人はどうして中国が嫌いなの?僕も嫌いだけど。」
「広島と長崎に原爆が落ちて、それでもアメリカを憎んでいないのは、自分たちが悪かったと思っているからなんだろう?」
・・・・・・・( ゚Д゚)
その視点はなかったわ。
たまにね、戦争の話になると、自分たちは敗戦国なんだな、当時の世界の悪者なんだなって思い知らされる。
日本人だよって自己紹介したときの反応はとてもいいのだけど。
どうなんだろうね。
個人的には、戦争の中でどっちが悪かなんて線引きがそもそも無意味だと思うんだけど。
これは敗戦国故の考え方なのかな。
それに、戦争の恐ろしさは風化させちゃいけないけど、戦後70年の世代がかつての対戦国を憎み続ける方がどうかと思うんだけど。憎まないのに理由がいるのかな。
これは事なかれ主義の日本人の考え方なのかな。
社会福祉とか、円安の話をしている中で、
なんでアベになるってわかってたのに、君は選挙に行ったの?って聞かれたのが割と衝撃だった。
選挙の結果が見えてたら、選挙行かないんだ。いや行くでしょ。
サムがそうなのか、ウズベク人がそうなのか、たぶん後者な気がする。
サムはウズベキスタンの政治家は変化を好まない、ポジションの維持しか考えてないって言ってた。
デノミをやらないのは、変化を好まないからだったのか。
なんてね。
キルギスでもそうだったけど、どうも男の人は経済と政治の話をするのが好きなようね。
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さてさて、
明日こそは、トルクメニスタンビザ申請!
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