《5/22/2015》《55日目》キルギス カラコル、アルテンアラシャン
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最後に情報あります。
※カラコル市内~アルテンアラシャン方面 移動
※アルテンアラシャン トレッキング 情報
※アルテンアラシャン 宿(山小屋)情報
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今日はカルコル市内からほど近いアルテンアラシャンでのトレッキング。
ゴールの山小屋までは川沿いの一本道を歩いて4~5時間で、最後の小一時間の軽い登り以外は、ほぼ登り道はなし。
トレッキングというよりハイキングで、中高年にもおすすめできる感じ。
山小屋には温泉も待っているよ、楽しみ。。!!!
最初の30分は晴れていたけど後はずっとあいにくの雨。。。雨具はあるけど寒い。。!
キルギスでは毎日昼は快晴、夕方は曇りだったのに、今日に限って雨。。!(´・Д・)
4,5月は比較的雨が多いんだって。
地元の人が放牧してた。馬を乗りこなしてる人を見ると白馬に乗った王子様を連想しちゃう。
実際は茶色の馬に乗ったじいちゃんなんだけれど笑。
雨脚が強くなる一方なので、開始早々小屋で雨宿り。
なかなか小雨にならなくて、結局一時間半待って再出発。
元より気温は低めのキルギス。雨の山は寒い。10℃は確実に下回ってる。
保温性インナー2枚、フリース、レインウェアと着込んでいても寒い。。!
かおりさんは綿シャツ、フリース、レインウェア、足は七部丈の綿パンのみなのに、まだいけるよー(^^)と余裕そう。。
荷物はビニール袋だし山に来るのに軽装すぎて強すぎ。。
レインウェアはインドでもらったらしい(元々はくれた人が別の人から借りパクしたものらしい。いいのか?笑)
雨が強くならないうちにと、急いで急いで足を進める。
山も川も羊も素敵なのに!
緑の合間に残雪も見えるのに!
明日はゆっくり景色を楽しみたい。。!!
晴れていたら・・・!!晴れていたらどれだけ綺麗なんだろう・・・・!!!
羊も雨でびしょびしょ。
雨宿り2回、2時間を挟みつつ、7時間で山小屋に到着!ドンキーがお出迎え。
あぁもう晴れてたら絶景がここにあるはずなのに!!!
曇りでも十分絶景だけれど!!!
雨でも楽しめたのがこの山小屋、ヤクツアー。
中がいちいちかわいい。
この川沿いの小屋の・・・・・
鍵を開けると・・・・・・・・
温泉!!!!!ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
ヤクツアーに泊まると、離れの小屋の温泉に入れる。歩いて3分くらいかな。
40度くらいのぬるめのお湯。
たぶんナトリウム系かな。
旅をはじめて55日。
55日ぶりの湯船。
ちゃぷんとお湯に体が入ったときの、じわーーっと広がる温かみ。。。!!!
超ーーーーーーーー幸せー!!!!!!!!ヽ(;▽;)ノ*・゜゚・*:.。..。.:*・'
雨でかじかんだ手足に感覚が戻ってくる。
お風呂には私たち2人だけだったから水着も着ないで、そのまま!
やっぱりお風呂は裸で入りたいよね!
気持ちよさが違うよね!
日本にお風呂文化があって良かったーヽ(;▽;)ノ
日本に生まれて良かったーヽ(;▽;)ノ
これを幸せだって感じれることが幸せ!ヽ(;▽;)ノ
幸せ気分に任せて一時間くらいの長湯を満喫。
シャワーはついてなかったけど、もう何の文句もない、最高!!
ほかほかしながら山小屋に戻ると、ちょうど夕ご飯の支度ができてた。ナイスタイミングすぎる。。!
山で食べるあったかいごはんは格別においしかった。
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この日のヤクツアー山小屋には、地震の時にネパールにいた旅行客が二組いた。
二組とも幸いにも安全に寝れる場所と、ひもじくない程度の食べ物は確保できたけど、余震でいつ建物が壊れるかわからないから怖かったって言ってた。
カトマンズのゲストハウスやホテルは、宿泊客がいても早々に鍵を閉めて家に帰るオーナーが続出して、締め出しをくらった旅行客がたくさんいたらしい。
その場合、大使館に助けを求めても、大使館が特別何かしてくれることはなくて、住民と一緒に広場やらテントやらで余震と天気にびくびくする他なかったそうだ。
「メディアではカトマンズ全体が崩壊したかのような報道ぶりだったけど、カトマンズの99%の建物は倒壊はしてない。
田舎の村と山が壊滅的だった。土砂と雪で全村人が生き埋めになったところがあったけど数十メートルある土砂の中だから助けることもできなかった。
自分を含め、多くの旅行者がネパールを助けようとしてたけど、医者か何かでもない限り、何の役にも立たなかった。
結局フライトを待って出国するしかなかった。」
複雑そうな顔でその旅行客は話してくれた。
ただ、カトマンズのネパール人はこっちが困惑する位あっけらかんとしてたんだって。
起こってしまったものは仕方ない。
悲しんでも意味がない。
そう言って避難先の広場でトランプしてたんだって!
断水しても、明日には出るんじゃない?
物流が止まって食べ物が買えなくても、じゃあ畑の野菜でも食べて待てばいんじゃない?
終始そんな様子だったそうだ。
もともとカトマンズは水が足りない、電気が足りないが当たり前の場所。だから、生活の不便さ不便と思わないところがある。
自分の力が及ばないところで起こった出来事を常に受け入れるのがネパール人の哲学なんだよ。
我慢強いからトラブルには強いけど、成長の妨げにはなるよね。
と、その被災した旅行者は言った。
日本での震災後の様子とすごく対照的だなぁと思う。
東日本震災直後の喪に服すというか、何でも自重しようエンターテイメントなんて不謹慎だって雰囲気があった。あとは電気が足りなくなる計画停電だ反対だ賛成だって、話題になったりしてた。
犠牲者を悼んで自粛してるっていうより、葬式モードを誰が最初に打ち破るのか様子見をするために自粛してるような雰囲気を感じて、息苦しかった記憶がある。
震災直後は何かの専門家でもない限り寄付するくらいしかできることはないし、震災直後でも東京では仕事はいつも通り進めなくちゃいけなかったのに、笑ったらいけないみたいな空気が、、思ってた。
電気も止まったからと言って一般家庭の人はそんな騒ぐことじゃないでしょ。。。って思ってた。
ネパールと日本、足して割ったらちょうど良さそうだな。
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◾︎誰得キルギス情報。
誰が見るんだろうと思いながら、誰かのために、残しておきます。。!!
※カラコル市内~アルテンアラシャン方面 移動
・カラコル市内から登山道までは350マルシュで約30分。バスは人が集まり次第スタートするスタイル。
中央アジアのバスはどこもこの集まったら出発スタイルみたい。
・乗る時にアルテンアラシャンと伝えると登山道で降ろしてくれる。
・費用は30ソム。
・マルシュは大きい方のバザールから出発。
・タクシーだと2人合計60ソム、15分。タクシーお得!
※アルテンアラシャン トレッキング 情報
5~6時間程度のハイキング。
登りは少ないけど、石の道もあるのでトレッキングシューズで行くべき。、
5月後半だと、山小屋は夜だと5度前後までは下がるので、冬着は必ず持ってく。
※アルテンアラシャン 宿(山小屋)情報
2つか3つはありそう。
一番手前のヤクツアーの料金設定は以下の通り。
・宿泊一泊250ソム
・夕飯 200ソム
・朝食 150ソム
・お風呂 200ソム
予約なしでも宿泊できたけど、シーズン中は確認した方が無難。
英語の話せるバレンタインじいちゃんがいます。
充電もしてくれます。サービスに申し分なし!