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チームスタンドバイミーの四人。
日記の後半で登場します!
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そもそもキルギスってどこなの?という人も多いのではないかと思います。
私もつい最近まで、よく知りませんでした。
超ざっくり言うと、ロシアとインドと中国の間です。(正確にはカザフスタンと中国とタジキスタンとウズベキスタンに挟まれてます。)

ざっくりイメージだとここです。

ちゃんとした場所はここです。
国土の大半が山でできている素晴らしい国です。
国民のルーツは様々で、スケートのプルシェンコのようなロシア顔もいれば、朝青龍のようなモンゴル顔もいます。
モンゴル顔なのに青目の人もいて、人種のるつぼここに在りです。
日本人のおっちゃんおばちゃんの顔の人もたくさんいてほっとします。
言葉はキルギス語とロシア語を話します。英語はてんで苦手です。
さて。
この、
カザフスタン
キルギス
タジキスタン
ウズベキスタン
トルクメニスタン
5つを総称して中央アジア、セントラルアジア、と呼びます。
トルクメニスタンの西側にあるのが、ヨーグルトが有名なカスピ海です。

さらに西に行くと、
カスピ海とトルコに挟まれて「コーカサス」と呼ばれる全然馴染みのないエリアがあり、
アゼルバイジャン
アルメニア
グルジア
があります。
私は今のところ、
キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→カスピ海→アゼルバイジャン→グルジア→?
というルートで進んで行く予定です!
ちなみに地球の歩き方(13~14年版)では、
キルギスは約30ページ、トルクメ、タジクは8ページずつという冷遇っぷりです。
コーカサスはロシア版に数ページあったかな?くらいの扱いです。
マイナー感がたまらないですね!
わくわく!
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朝起きたらかおりさんが荷物を置いていなくなってた。
湖畔で瞑想をしてたらしい。
朝はめっぽう苦手な私、誰かと旅行に行くと同室の人が必ず先に目をさます。
そしてだいたい特に私を起こしたりせず、どこかで何かをやってきている。
瞑想してきたって言われたのははじめてだな。
かおりさんはインドで何度か瞑想のために寺?篭りをしたことがあって、来月もモンゴルで篭る予定がある。
旅をしてると瞑想の話はよく聞く。
色々やり方はあるけど、基本的に食事は質素な朝ごはんと昼ごはんと水だけで、朝は四時起き、会話や人と目を合わせることは禁止。
10日が最低日数で、最初の3、4日までとてもつらいらしい。
うまく瞑想ができたという人言わく、感覚が研ぎ澄まされて、自分が宙を浮いてるような超体験ができたそうだ。心が溶けていく感覚があって、脊髄に血液が流れるのがわかったとか。
これだけ聞くと何かの薬ではなかろうかと思ってしまうけど、瞑想にはそういう五感を研ぎ澄ます力があるらしい。



話がそれたけど、カジサイは本当に静かな村なので、そういう集中力がいることをするには確かに最適なところだ。
湖は広くて大きくて海みたいだ。
ゴミが全く落ちていない。
観光地化も進んでないから余計なものがない。
やっぱりイシククル湖の南側に来てよかった。
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お風呂につかれると思っていたらカジサイにはサウナとシャワーがあるのみらしく、湯船はカラコルまでお預け。
サウナは行った時間は営業してないみたいで、シャワーのみ。
50ソムでホットシャワーを存分に浴びてきた。
この建物がサウナだよって教えてもらわなかったら絶対わかんないよね。
あー気持ち良かったー。。。*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
ビシュケクで泊まってた南旅館は、団地の水道メンテナンスのせいでお湯が出なかった。
だからヤカンで沸かしたお湯をたらいに貯めて、桶でかけて使ってた。
特段不便に感じてなかったけど、ホットシャワーを 思う存分に浴びれるってすごく幸せだ。
よくよく考えたらなんで不便だと思ってなかったのか不思議だ。。やっぱりこれが旅慣れなのかもしれない。
小春日和な気温が続いているので汗はさほどかかないものの、その南旅館で桶シャワーを浴びたのは、、、もう3日前。
民泊したお家にはお風呂がなかったし(家の人はシャワーどうしてるんだろう。。?)
昨日はカジサイに着いたときにはお風呂屋さんの営業時間は過ぎてたからね。
タイで夜行列車が二晩続いたとき、シャワーが二晩浴びれなかった。
今回も二晩。お風呂入らない記録は何日まで伸びるんだろう。
なんて考えたら、久しぶりに女子力って単語が頭に浮かんだ。
アラサーが女子なのかどうかはこの際置いといて。そう置いといて。今現在女子力とは無縁の生活をしている私。
旅してる子でも可愛い子はたくさんいるのだけど、
私は最近なんていうか自分の写真を見るとスナフキンかガンダルフを連想するようになってきた。
絶対帽子のせいなんだけど。
ちょっとそれって、どうなのかしらね、、、、?
せめてもの悪あがきでいつもより多めにトリートメントをつけておいたよ。
旅の終わりに私は干物に仕上がっているのかな。
願わくば、干物じゃなくて、女子力とは遠くてもいいから、無添加な健康的な雰囲気を醸し出していたいね。
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今日もヒッチハイクで次の村のアプテプクを目指す予定だったのだけど、同方向のミニバスを見つけたので、50ソムで乗ることにした。
民泊もあっさり見つかった。
コームナタ?の一言で寝床が見つかるってすごいなあ。。
コームナタはロシア語で民泊。




今日も到着と同時にまたしてもウェルカムのお茶とごはんを頂いた。
どれもおいしかったのだけと、このグレーのスープだけは材料不明ですごく酸っぱくて、どろっとしてて、頑張ったけど全部は食べれなかった(;´Д`A
伝統的な、草を煮詰めた何からしい。

カジサイはこじんまりとしていて、全体的に乾いた茶色をしてたけど、アクテプクは緑が多い。
家もきちんとした作りのものがいくつも並んでいるし、サッカー場や草を食べてる馬や牛やドンキーがいる。
平野が広くて緑が多くて、行ったことないけど富良野ってこんな感じなのかな、と思う。
のどかだなぁ。。
お散歩してたらパカパカ馬の足が聞こえてくる。

前を見たら道の奥に茶色の馬に乗った青年がいる!!こっち来る!!
村の中を馬で移動する青年かっこよすぎる。。。!
中央アジアの地方では、ドンキーや馬で移動することはごく一般的なんだって。
かっこよすぎる。。。!!!
茶馬の青年は英語は話せなかったけど、何かを一生懸命伝えてくれた。
たぶんこう。
茶馬の青年「丘の上の見晴らしのいいところに、大きな木があるんだ。途中まで案内するよ!」
それは素敵そうだ。行ってみよう!
昔の映画みたいだなーと思いながら、かおりさんと茶馬の青年と、緑豊かな村を歩く。

気がつくと後ろちまい少年が四人いた。6歳くらいかな。
少年たちはどうやら着いて来たいみたい。照れてはにかみながら後ろをついてくる。
はにかむと生え変わり中なのか抜けた前歯見えてかかわいい。。!
茶馬の青年は少年たちに案内を任せると、パカパカいい音を立てて来た道を戻って行った。


少年たちは私たちの前を進んで案内をしてくれたんだけど、
自然豊かな道をたんぽぽ蹴ったり、枝を拾って走ったり、ときには小川を飛び越えたり、
住み慣れた土地なんだろうけど、冒険しながら歩いてるように見えて何だか映画のスタンドバイミーみたいに見えてきた。
チームスタンドバイミーに連れられて、丘の上の大きな木を目指す。
いいねいいね!映画みたい。。!!
(でもきっと、この子達はスタンドバイミー、観たことないんだろうな(・ω・`))
小川を超え、牧草地を抜け、チームスタンドバイミーが案内してくれた先には丘に立つ一本の大きな木。

そこに一本だけ立ってた。
哲学の木って見たことないけど、こんな風に一本だけ立派に立っているんじゃなかったっけ。
なんとなく北海道っぽい、カジサイ。
丘からは、村も湖も見渡せて、本当に映画みたいに素敵なところだった。
少年たちは木に登ったりタンポポ蹴ったり、カメラにポージングしたり、とっても忙しそう。
無邪気だなぁ。
かわいいなぁ。
言葉も通じない外人とこんな風に遊ぶって、東京だったら難しいなぁ。
日本でも田舎だったらできるのかな。なんとなく外人こわいって避けちゃわないかな。
チームスタンドバイミーありがとう!!一緒に遊んでもらえて楽しかった!



イシククル湖、ほんとに綺麗だなぁ。。
湖に近い、緑豊かな村アプテプク。
他の国のガイドブックには載ってるのかな。
すごく素敵な村だけど、載らないままでいてほしいな。
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雑多だけど忘れたくないことばかりで、ついつい多テーマで長く書きがちな私です。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます(^^
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