インドで観光なんかしなくていい @インド デリー | もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

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仕事をやめて、世界一周の旅に出たときの記録と、その後の旅行の中で日々感じたことをつづってゆきます。
たまに旅人お役立ち情報があったり、なかったり。

«5/6/2015»«39日目»@インド デリー

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引き続き、諸般の事情で写真がアップできず、スマホからの投稿です。

文章だけでおもしろみに欠けますが、
お付き合い頂ければ幸いです(・ω・)

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5/1のインド到着早々トラブル!深夜のタクシー女1人

の写真をアップしました^^


〖5/14追記 〗写真アップしました。



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今日はお昼からデリー観光。

ラールキラーとジャマーマスジット。

どちらもインドのガイドブックおなじみの観光スポット。



カルキットもあれは見た方がいいね!って推してたので、インド人からみてもおすすめスポットらしい。

今日もちょっとは外で観光するかなーと思っていたところ、同じくちょっとは観光するかなーと思っていた人が宿にいたので一緒にお出かけ。

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ちなみに宿の一部の人は
サンタナからすこし歩いたところにある有名な風俗街、GBロードに社会科見学に行ったんだって。
普通の女の子から60歳位の大御所のスタンバイがあるらしいですΣ( ̄。 ̄ノ)ノ




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さて、ジャマーマスジットとラールキラー。
ニューデリーから黄色の地下鉄で二駅、チャッタチョーク駅から徒歩15分位くらいかな。
気軽に行けます。



途中屋台で、軽く揚げ物つまみつつ、40度の中、ストールを日よけにしてジャマーマスジットを目指します。


ジャマーマスジットは1656年に建設されたインド最大規模のモスク。

ラールキラーは1639年から48年に建設されたムガル帝国時代の中心地なんだって。




おー。



へー。


中はなかなかかっこいい。

靴を脱がなきゃいけないんだけど、石が焼けてとても熱い・・・!

移動は基本ダッシュ。



私はラールキラーは外から門を眺めただけ。入場するなら250ルピーだったかな。
ジャマーマスジットは惹かれたのでチケット(300ルピー)を買って中に入った。
一瞬に行った人は木陰で人間観察してた笑

別にケチったわけではなくてね。

それぞれ
歴史は感じるし
大きいし
立派だし
ジャマーマスジットは曲線美や空間美を感じるものがあったよ。



ただね、私はもとより建物にはときめきづらい感性の持ち主なんですね。

マチュピチュ行った時にはテンションが上がりすぎてメーターが振り切れんばかりだったのだけど、
あれは秘境にある上、詳細は不明というロマンのなせる技だったと思うんですよ。


アンコールワットに行った時には美しさに感動して、ジャンプ写真なんかもせっせっと撮りあったものだけど、
あれは遺跡が木々に埋れていたり、夕日との絶妙なコントラストがあったからこそ飛ぶ力もわいたと思うのですよ。



今日、私の心を掴んだのは、建物本体よりもそこに行くまでの景色や、その建物の周りの景色。



これもね、写真がないと伝えづらくて本当にもどかしいのだけど

そしていい写真も撮れてないので結局もどかしいのだけど


どこに行ってもなくならない埃っぽさ
照りつける太陽(気温は40度)
薄暗い怪しい路地
だらしなく電柱に繋がれた電線
ワイヤーにぶら下がる洗濯物
割れた地面
朽ちた壁
道路の脇や割れ目に放置されたゴミ
ふと鼻をかすめる排泄物、食べ物、ゴミの匂い
(大麻の匂いもするらしいけど、私にはわからなかった)
道路を埋め尽くすリキシャー、バイク
鳴り響く耳に障るクラクション
自転車にくくりつけられた明らかに最大積載量を超えの荷。
汚ない屋台
Tシャツばっかり売ってる出店
人、人、人、人
日差しの強さに目を細める人
奇形や物売り
盲目の物乞い
死んでるみたいに寝てる人
うるさい客引き
しつこい客引き
歯抜けのリキシャー運転手
そこかしこで寝てるはげ気味の犬


あぁ インドだなぁ。



ととても感じるわけです。


伝えきれませんが、写真を貼ってみます。





























ジャマーマスジットのような一大観光地であえて物乞いをしてるってしたたかだよね。

日本のホームレスは、ホームレスの人以外の生活圏内を犯すまいという気遣い(遠慮?)のようなものを感じる。

盲目のおばあちゃんが、1人で日向でずっとスカーフを器のようにしてお金を懇願してた。目が見えないから人がいないときでもずっとスカーフを持ち上げていて、休まない。
目の見えるおっさん物乞いたちは、日陰で人が通ったときだけ手をひらひらさせてた。

物乞い同士の助け合いはないんだな。

私は盲目おばあちゃんに、持っていたお水をあげた。

物乞いに何かを渡すのは生まれてはじめてだ。

後から思ったけど、開封済の水をあげるのって失礼だったかもしれないな。もはやお湯だったし。

また一つ、消化不良の何かが、ごろりと私の中にたまった。



街をただ歩いて、見て、臭って、ちょっとイライラしたりもして(クラクションがほんとーーーにうるさい)、こうやって消化不良になったりするのが、何よりのインドの旅になるな。私にとっては。

ジャマーマスジットの前で人間観察をしていたら、目が合ったインド人がものすごい眼力でこっちを見返した。

そういえばラオス人は目が合うと、微笑んでくれてたな。

国民性って、ほんとおもしろい。



私、インドはとんでもなく危ない国だとおもってたんですよね。特にデリー。

詐欺とウソが蔓延し、人間不信になり、
道を歩けばおせっかいインド人に取り囲まれ、
一度気を抜けば身ぐるみはがされて、最悪身売り、
10人中9人は腸内に異常をきたす
横を見れば牛、足元を見れば糞。

そんなイメージ。
(なんで来ようと思ったんでしょうねぇ(・ω・)。。。)

蓋を開けてみれば、
なぜか私に話しかけてくるインド人はそんなにいないし、
だからウソもつかれないし
身ぐるみはがすどころか触られてないし、
5日たってもお腹は至って普通だし、
野良でいるのは牛じゃなくてハゲた犬。

こわいことは今のところほとんど起こらないインド。

だけど想像してなかったところで私を揺さぶってくるインド。


インド、おもしろいね。